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薬剤師が登録販売者試験を受けてみた2 ~ 感想編 ~

 受験してみた感想として、単純に「薬学の基礎がない一般の方が受けるにはなかなか難しい試験だな」です。

 試験範囲が広いのと、とても丸暗記だけではカバーできない量があるので、数か月の付け焼刃の勉強では、合格点にはなかなか到達はできないと思われます。

 自分は3か月くらい手引きをじっくり読むのと過去問4年分くらい解きました。

 題材にされている医薬品成分もなかなかマニアックなものも出題されていますし、昔は選択肢である程度しぼれるものが、今回も最後の2択がしぼれないようにできていたりと、難易度としては年々難化している感じがあるなという印象です。

 そして、薬剤師が受けて意味がなかったか・・・?

 もちろん人によると思いますが、自分は非常に勉強する意味があったなと感じます。特に4章の薬事関係法規の分野は、インターネットでの一般用医薬品の販売(特定販売)や配置販売業など、薬局ではあまり関係することのない業態の法規を勉強することができますし、5章の医薬品副作用被害救済制度の内容や仕組みなども、医療用医薬品を中心に勉強している薬剤師にとってなかなか意識しないと触れることのない内容で、視野が広がって得るものが多かったと感じています。

 薬剤師の生涯学習到達度確認試験とは全然別次元ですが、これも悪くないように思いました。

 一般の方は、試験合格のための予備校やオンライン講座みたいなものもあるのかな?ちょっとわからないですが、独学でゼロベースで合格しようとするのは、結構覚悟の要る試験であると思います。

 次回最終回では、試験に合格するための考え方や試験対策、自分の登録販売者の方への思いなどを書いてみたいと思います。

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