pauper ブリッツを考える(基本編)
初めに
私が使っている赤単英雄的は広義のブリッツというアーキタイプに分類されます。今回は私が何年も使っているブリッツというアーキタイプについて語っていきたいと思います。
ブリッツとは
まず語る前に言葉を定義します。ブリッツとはドイツ語で電撃戦を意味するBlitzkriegに由来しており、「電撃」のように迅速に短期間で決着を付けるデッキをさします。パウパーにおいてはスペルでクリーチャーを強化して大ダメージを出すデッキをさします。
この記事ではその中の主流である窯の悪鬼とティムールの激闘が入ったデッキをブリッツとして話を進めていきます。
ワンショットキル
ブリッツの本懐はワンショットキルです。
窯の悪鬼で攻撃する前に、インスタントかソーサリーを二回、その後ティムールの激闘を打つとパワー10の二段攻撃になり、20点のダメージを与えることが出来ます。クリーチャーによってパワー10に達するためのスペルの数は異なり、手数を求められたり、パワー上昇する効果を求められたりします。
パワー10二段攻撃になる例を以下に記します。
窯の悪鬼の場合
祭り壊しの場合
燃え立つ予見者の場合
デッキ構成
土地枚数は18~20
3ターン目に3マナ出せると3ターンキルが出来る確率が上がります。
クリーチャーは12~16枚
クリーチャーの数以上にスペルが必要になるので、デッキの半分近くはスペルになります。そのため、厳選されたクリーチャーを採用しましょう。
その他スペル24~30
採用するスペルはパワーを上げる物、手札の質を上げる物、クリーチャーを守る物を厳選して採用します。時間をかけて戦うデッキではないので、低コストの物を選んだほうがよいです。
デッキ相性
デッキ構成やと特定のカードとの相性もあるので一概には言えませんが、コンボ、ランプ、コントロール、パーミッション、アグロ、ミッドレンジというタイプを到底した場合、アグロ、コントロール、ランプ、コンボに有利でパーミッション、ミッドレンジ不利です。
有利なマッチング
まず、最速3キルは一部のコンボの最速を除くとかなり早いほうです。特にスリヴァーなどの相手に干渉するスペルが少ないタイプのアグロに有利です。加えて、序盤に準備が必要なランプやコントロールにも有利です。窯の悪鬼目の前に2ターン目フルタップで返して3キルされた人を私は何人も見てきました。しかし、アドバンテージ獲得手段に乏しい構成になるのでランプやコントロールに盤面を決められると盛り返すのは難しいです。
不利なマッチング
決め技がスペルになるのと、一ターンに複数のスペルを打つ都合上、打ち消しに弱いです。バウンス呪文が通常の単発除去並に有効に機能するので、青いデッキ全般に不利です。クリーチャーコンボの宿命ですが、除去に弱いです。スペル2回打ってティムールの激闘を打った際に除去された場合失うアドバンテージは甚大です。
今回はここまで。
次回以降はよく採用される個別のカードについて語っていきたいと思います。
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