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週刊セブ島留学&起業日記(第51回)

この記事は2019年9月29日に配信されたメルマガのバックナンバーです。

<今週のトピック>
・50歳になる準備
・世界で最も認知されている英語講師資格CELTAを取得

2019年6月22日を最後に中断していた本メルマガを再開することにしました。このメルマガはその再開第1号であり、通算51号となります。「週刊セブ島留学&起業日記」は週1回の配信でリアルタイムのネタをお届けしていますが、僕のもう一つのメルマガ「フィリピン留学 ブログには書けない話」では、フィリピン留学や英語学習について徹底的に詳しく書いていますので、まだ購読されていない方は是非お読み下さい。

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<50歳になる準備>
来年の3月で僕は50歳になる。僕は何となく人生80歳と考えている。そして、脳も体も現役でいられるのは75歳までだと思う。これは僕の知っている方で、ご高齢になっても活躍されている人達をじっくり観察しての何となくの結論だ(勿論、この年齢まで現役でいるには相応の努力が必要だが)。

そうすると、僕は「現役人生」の3分の2を終えようとしていることになる。過ぎた日々を振り返っても懐かしんでも何も生まれない。だから、僕は残りの「現役人生」の3分の1をどう生きようかと考えている。時には真剣に、時には肩肘張らずに力を抜いて。

そういえば、約10年前も同じようなテーマに思いを巡らし思案していた。「40歳」という大きな数字に多少気圧されながらも、真剣に「40歳の迎え方」を考えていた。人生80年と考えると40歳は人生の折り返し地点。誰もが大きく「人生」を意識する年齢だと思う。そして、当時僕が下した結論は「英語を身につけること」と「会社を辞める」ことだった。

実のところ、こう決意したのは37歳の時であったが、実際に会社を辞めイギリスに留学したのは42歳の時だった。2年も遅れた。2年遅れはしたが、しっかり実行した。若い世代に比べると、僕たちの世代が「会社を辞める」ということのハードルは途方もなく高かった。しかも40代になっての「脱サラ」だ(古い?)。今となっては何でもないが、当時の僕にとっては、文字通り、人生の決断だった。

そして、僕の人生は大きく変わった。圧倒的に稼ぎは悪くなったが(苦笑)、圧倒的にストレスフリーの生活を送っている。そして、好きなことだけやって生きている。本業としている「セブ英語倶楽部」の経営は楽しい。また、セブ英語倶楽部で講師として英語を教えることに僕は情熱を注いでいる。

異国の地でゼロから立ち上げた会社(学校)を成長させ、自分の知識と経験をお客さんに分け与え、お金と感謝を頂ける境遇には感謝の言葉しかない。そして、1年の大半、僕は目覚まし時計を使わずに好きな時間に起床している。些細かことかもしれないが、こんなに幸せなことはないのだ(笑)。まあ、多少(大きな?)ストレスもあるが、私が暮らすセブ島の、一年中常夏の気候も悪くない。全然、悪くない。

さて、50歳の準備に話を戻そう。

結論から言うと、僕は50歳になる前に二つの資格を取ることを決意した。一つは英語講師の資格。もう一つはパーソナルトレーナーの資格。後者については「筋トレの指導者」と言った方が早いかもしれない。要は、二つとも僕の仕事に密接に関連している。というか、本業そのものだ。実は、私が経営するセブ英語倶楽部では「肉体改造&ダイエット留学」が好評で、この分野に力を入れたいと常々思ってきた。だから一見関係ないように見えて、パーソナルトレーナーの仕事も「本業」そのものなのだ。

つまり、二つの具体策はいずれも「仕事」関連なのだ。

ここで、僕は自分が仕事中毒であることを告白しよう。僕は完全なワーカホリックな生活を送っている。厳密に言えば、自営業の人間に仕事とプライベートの線引きなどない。全てが仕事であって、全てがプライベートと言っても差し支えないだろう。それでも、遊ぶよりも仕事の方が楽しい。というか、しっかり仕事をしないと遊んでも楽しくない。遊んでばかりでは、充実感は得られない。

考えてみると、僕はもう十分遊んだ。海外旅行も数えきれないほどしたし、酒も浴びるほど飲んできた。だから、現役人生の残りの3分の1は仕事中心で行こうと思っている。そして、自分のビジネスを発展させるための「武器」を、少しでも脳が若いうちに手に入れておこうと思い立ったのだ。そう、それがCELTAとNSCAだ。

またまた結論から言うと、現時点、目標とした二つは既に取得済みだ。CELTAは7月に、NSCAは先週取得した。そして、今回はCELTAについて詳しく話していきたいと思う。

ここから、文体を変えますね。


<世界で最も認知されている英語講師資格CELTA>

僕がCELTAを取得しようと思った理由は下記の通りです。

1. CELTAというブランドがセブ英語倶楽部の集客に役立つ(だろう)
2. CELTAを学ぶことで日々の英語の授業のクオリティを上げる
3. 長年「非英語環境」に甘えてきた自分に喝を入れ英語をブラッシュアップする

まず、CELTAについて。これ「セルタ」と読みます。世の中には、TESOLとかTEFLとか色々な英語講師資格があるのですが、ざっくり言うとCELTAが一番分かりやすく、権威性が高いのです。

残念ながら、現時点、日本の英語教育は完全ガラパゴス状態でCELTAと言っても「何それ?」という感じだし、CELTAを持っていなくても英語のネイティブスピーカーなら簡単に英語の講師として採用されます。一方で、世界的に見てみると世界中の71.5%の英語学校が、講師の採用に際しCELTAを重視しているという調査結果があるほどです。圧倒的ですね。

『世界のトレンド:75%がケンブリッジCELTAを英語教師採用の要件に』
https://www.cambridgeenglish.org/jp/news/view/75-percent-elt-cambridge-celta/

そして、CELTAは天下のケンブリッジが認定する資格なのです。そう、あの泣く子も黙るケンブリッジです。古くはニュートン、最近ではホーキング博士を輩出した世界に冠たる超名門です(CELTAと物理学はあまり関係ありませんが)。まあ、日本人は「権威」に弱いので、営業的にはこの「ケンブリッジ認定」というのがとってもアピールになるのです(と信じています)。

そして、実際に受講してみた感想は「非常に体系的に整理された優れたコースだな」ということ。所謂「教育学」を学ぶのは初めての体験だったのですが、僕の知的好奇心を十分に喚起してくれる優れたコースでした。僕は常々「最強のエンタメは勉強」と言っていますが、CELTAコースは僕にとっては格好の娯楽でした。

僕は「インターナショナルハウス・バンコク」というイギリス人がタイのバンコクで経営する学校でCELTAコースを受講しました。期間は4週間、2019年の7月に受講しました(実はこれがあったのでメルマガを休載したのです)。僕が入ったクラスは16名、下記のような超インターナショナルな構成でした。

アメリカ人 3人
イギリス人 3人
オーストラリア人 1人
シンガポール人 1人
イタリア人 1人
インド人 1人
パキスタン人 1人
ミャンマー人 2人
フィリピン人 2人
日本人 1人

ネイティブ半分、ノンネイティブ半分の構成でした。ノンネイティブの人でも、フィリピンやインドのように公用語が英語の国からの人だらけだったので、みんなとっても英語が上手でした。日本と同様に英語が公用語ではないイタリア人の女性と「英語が公用語でないの私たちだけかもね」なんて話したのも覚えています。

ということで、英語力では間違いなく「下位50%」に入る劣勢の中、強い劣等感を覚えながら4週間を乗り切りました。まあ、こんなのはイギリス留学で経験済みだったので何ともなかったのですが、「英語は死ぬまで勉強だな」と再認識できた素晴らしい環境でした(前向き)。

4週間のコースはタフでした。CELTAに参加する前に電話でのインタビュー(面接)があるのですが、合格を言い渡された後のガンダンスで念押しされたのが「CELTA期間中は他の予定は絶対に入れないで下さい」とのことだったのですが、始まってみるとまさにその通りで引きましたね(苦笑)。

正直、MBAよりキツかったです。MBAは1年あったので徐々に慣れる時間もあり、自分のポジション(プレゼンス)を確立していく時間もあったのですが、CELTAはたったの4週間。慣れる時間とか、クラスメートと友情を築く時間なんてありませんでした。

僕の場合は、毎朝5時に起きて勉強して、9時から学校。夕方5時半に学校が終わって直帰して9時まで勉強。1時間だけビールを飲んでゆっくりして(飲まないとやってられません!)就寝という生活を4週間送りました。いや〜、痩せましたね(笑)。

内容的には、週1本のライティングの課題(計4本)と、TP(Teaching Practice)という実演授業が週2回(計8回)もあったので、ざっくり言うと週3回試験があったようなもので、終始何かに追われている4週間でした。

TPという実演授業は45分なのすが、考えてみると45分も全部英語で授業をやるのは初めてでした(笑)。そして、僕の場合、コースが始まった翌日の午後に1番手として授業をやることになったのです。まあ、難なくこなしたのですが、セブ生活ではあまり英語を使わないので、「あっ、俺、一応英語話せるのね」という新鮮な発見をできた瞬間でもありました(笑)。やはり、以前真剣に取り組んで身につけたことって脳と体が覚えているものですね。努力って裏切らないのです。

まあ、そんなこんなでかなり大変だったのですが無事コースを修了し、CELTAを取得することができました。意外と成績もよく、成績上位30%に入るPass Bという成績まで貰えました。CELTAではこの成績以上に、初めて真剣に教育学を(英語で)勉強するという経験と、世界中から集まったクラスメートとの出会いがやはり大きかったです。そして、もう一つ、このCELTAコースは僕に貴重な経験を与えてくれました。

それは難民との出会いです。

TPという実演授業では当然「生徒役」が必要なのですが、この生徒役が「難民」だったのです。難民とは政治的な理由やその他の事情で母国を逃れてきた人たちのことです。当然、タイでも難民は保護されるのですが、簡単に就労は許されないため経済的にも厳しい生活を送っています。

そんな彼らは、未来を生き抜いていくために、益々「世界共通語」となりつつある英語を習得する必要があります。もう一度、言います。かれらは母国を捨てたのです。後戻りはできません。そして、英語力はまさしく彼らにとって死活問題な訳です。

こんな彼らに英語を教える機会を与えられたことを僕は本当に感謝しています。微々たるものでしょうが、彼らに少しでも貢献できたことを誇りに思っています。僕の生徒の国籍は、アフガニスタン・イラク・パキスタン・ベトナム・カンボジア・中国、難民以外ではタイ人とバンコク在住の日本人でした。

勿論、中には集中力に欠ける生徒もいましたが、振り絞るように一生懸命英語を話す生徒の方が圧倒的に多かったですね。そんな彼らをCELTA式で「助ける」のはとってもやり甲斐のあることでした。

CELTA式とは簡単に言うと「簡単に答えを与えずに、上手な質問をして生徒から答えを引き出す」ことです。英語では、elicit(引き出す)と言います。今後自分で生きていけるように過度に甘やかさずに(答えを簡単に言わずに)。生徒が答えるのを徹底的に「助ける」スタイルは、まさしくこの難民の生徒たちを教えるのに最適なメソッドだったと思います。

スミマセン、長くなってきたのでこの辺で。

CELTAについては、バンコク滞在中に10本の動画を撮影したので、良かったら僕のYoutubeチャンネルを覗いてみてください。

『世界で最も認知されている英語講師資格『CELTA』とは一体何か?』
https://www.youtube.com/watch?v=j3RO2J9EPUA&t=35s

最後に、このメルマガを読んで下さっている若い方も、「20歳の迎え方」「30歳の迎え方」について、ぜひ真剣に考えてみてください。僕自身は、20歳も30歳も何も考えずにのほほんと迎えてしまったことを今でも反省しています。そんな僕と同じ失敗を皆さんがしないことを切に願います。

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以下、毎回恒例のコーナーが続くのですが、今回は多くをスキップします。というのも、この時点で約5,000字に到達しているので。

これまでの50回のメルマガは毎回約1万字書いていたのですが、一部の読者さんから「長い」との意見を頂きました。特にネガティブな意味ではなかったのですが、僕が読者さんの立場に立てば1万字って読むの結構大変ですよね。僕は以前、ホリエモンの有料メルマガを購読していたのですが、彼のメルマガの情報量は膨大なため有料であるにも関わらず、読まずに溜めてしまうことが多かったのです。

ということで、今後は毎回従来の半分の5,000字程度にしようと思っています。この方が僕も楽ですしね、お互いハッピー。


それでは、いつものコーナーに行きましょう。

1. 読者さんからの投稿

今回はお休みします。


2. フィリピンのビジネス&生活あるある

今回はお休みします。


3. セブのレストラン

今回はお休みします。


4. 今週買ったもの

今回はお休みします。


5. 筋トレ

今回は、筋トレの王様「ベンチプレス」のやり方を解説した動画を紹介します。ベンチプレスで鍛えられる部位は、大胸筋・三角筋・上腕三頭筋です。

筋肉の名前聞いても分からないというあなた!

要は、男性なら厚い胸板&太い腕。女性なら、バストアップ&引き締まった二の腕を手に入れることができます。

6〜12回を1セットとして、頑張って3セット以上やりましょう!

https://www.youtube.com/watch?v=hSTnDmUm3MY


6. 経済&投資

日経平均 (年初来 9.31%)
ダウ平均 (年初来 14.97%)
フィリピン平均 (年初来 6.67%)

株価もしばらく放置していたのでよく分からないのですが、このメルマガで書き続けている通り「アメリカ最強」ってことですね。トランプが大統領のうちはこの傾向は続くでしょうが、一旦利確しても良い頃合いですね。

フィリピン株の下落要因はよく分かりません。少し分析してみます。

日本株も22.000円で一旦売りですね。天下の愚策である消費増税をしてしまったので。これについても、次回以降詳しく書きますね。


それでは、また来週お会いしましょう。

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