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【NBA】2019 #KKFantasy Review (4)

おひさしぶりです。Kaeru Kingdom Fantasy(以下、#KKFantasy)コミッショナーのカエル王でございます🐸                   第4回レビューもいつもどおりのハイパーギガンティック遅筆ペースで書き上げております。構成はリーグ概観、チーム戦評に加えて、今回はトレードレビューを行います。レビューの存在をお忘れの方もいらっしゃるでしょうが、最後までお楽しみいただければ幸いです。

【1.#KKFantasy 第13週~第16週順位変動】

※第16週終了時点のスタッツランキング

先ず第4ピリオドの概観ですが、上位3チームは第3ピリオドで2位と3位が入れ替わって以来順位変動はなく、一貫して平行線で今ピリオドを終えることになりました。NoBAusaが前半戦で積み上げた貯金が猛追する以下2チームに対するクッションとなって、不動の首位としてリーグを支配しています。

また中位では、PO圏内をギリギリで保っていたFOREVER 23が遂に圏外へ陥落し、その隙にMTAKUが入れ替わりました。後述しますがFOREVER 23はロスターの大幅チェンジの大ナタを振り、今ピリオドで失った地位を今後の再奪取を試みることになりました。逆にMTAKUは第3ピリオドに行ったトレードの結果が今ピリオドでの順位上昇につながったと言えるでしょう。FOREVER 23がMTAKUの二匹目のどじょうを第5ピリオドで見つけ出すことができるか注目したいと思います。

総じて、順位変動的には維持か、我慢できずに下降するかというのが大勢でした。次第に順位の固定化が進み、下位からごぼう抜きをするような勢いを持ったチームは現れずに終了した第4ピリオドだったという印象です。


※第4ピリオド各週モーメント


【2.チーム別各週レビュー】

①The Kingdom

第16週終了時順位:3位(141-90-9)

第4ピリオドは3勝1敗で勝ち越しに成功し、第3ピリオドで五分だった状態からの回復を果たしました。3勝のうち、2勝は二桁勝利、2位対3位の直接対決となった第16週は強敵at_sushiに対して9-4-2でシーズンスウィープを達成しました。特にこの勝利は2位へのゲーム差を縮める上で重要で、WESTの首位を奪取し、POの第2シードを獲得する試金石となってくれるでしょう。

エンビーとデロ山は欠場もしばしばあり、揃い踏みでの活躍というのはなかったのですが、不得手の3PT%と3PTMでいい結果を収めた週が2つもあって、個々ではマイナス、全体ではプラスといった印象でした。3ptに関しては、まだまだ確率、本数共にリーグの底辺に堕ち込んでいるのですが、第16週は前週28本から41本に本数だけは大幅な上積みを築くことができたのは、今後の明るい材料といえるでしょう。

また後述するトレードについては、ハリス放出に舵を切ってロスター改造を推し進めました。ハリスの放出は、できれば状態の回復を願っていたので避けられればよかったのですが、それは日暮れて道遠しということで、決断を下すに至りました。この決断には、先に触れた3ptの改善においてFAで獲得したDENのマリク・ビーズリーの貢献が大きく、ハリスとチームが被るというのがその理由の一つとなりました。このロスターチェンジにより、トレードでの交換相手の獲得とFAでの収穫、二つのプラスがあった第4ピリオドであったと言えるでしょう。

②Doiken Dynasty

第16週終了時順位:10位(108-125-7)

昨季はMTAKUがカリーとヒゲを並べるという暴挙に出たことが記憶に新しいですが、今季はDoiken Dynastyがパンドラの箱をあけてヒゲとRuss、魔物二匹を擁するチームを作りあげてしまいました。今季苦戦しているFOREVER 23が下位からの捲土重来を果たすべく、主力のヒゲをトレードアセットとして動かしたために、このチートチームが誕生しました。

第4ピリオドのハイライトは第15週の12-3-0の完勝で、この週ではヒゲとRussを軸とする数の暴力で580PTS、236REB、136ASTなどのポジティブスタッツを総取りし、ネガティブスタッツは88TO、80PF、そしてヒゲが稼いだ1TECHという魔物二匹の暴れっぷりが凄まじい週となりました。ちなみに、第15週の平均TOは54.4TO、同PFは71.4PFでした。元々Doiken DynastyのTOとPFはそれほどひどくなかったことを考えると、魔物二匹を召喚したツケが思いっきりTOとPFに表れたような印象を受けます。

上掲の表にも見られますが、第4ピリオド終了時点でDoiken Dynastyは各カテゴリベスト3に入る長所のスタッツと呼べるものが一つもありませんでした。この時点においてはREB6位というのがポジティブスタッツの最高位でした。突出した強みを持たないという弱みがヒゲの獲得とRussとの融合でどう変化していくのか、そしてどこまで順位を押し上げることができるのかが焦点です。

③MTAKU

第16週終了時順位:8位(116-118-6)

今季ドラフト時、NBAで即戦力になり得るか否かがまだはっきりしていなかったドンチッチを5巡目という先発枠に相当する順位で獲得した賭けは、ドンチッチがNBAに即適応し、スタッツを伸ばしていく中で結果を出し始めてきたようです。当時はまだPGしかドンチッチには付与されていませんでしたが、そのオールラウンドなプレイスタイルにより、SGとSFが追加されました。そしてMTAKUの順位はドンチッチを動力源としてどんどん上昇し、順位が停滞気味だった第3ピリオドからPO圏内への進出を果たす第4ピリオドへと大きく飛躍しました。また賭けという点では、若手中心の構成もここにきてプラスに働いたようで、特にヒールドはシューターとしての力を遺憾なく発揮しており、第4ピリオド各週での3PTMは13本→15本→13本→11本と3PTM量産のキーマンとなっています。加えて、その確率の高さはMTAKUを3PT%でリーグ首位に押し上げるほどです。

以上のような若手の獲得は主にドラフト経由でしたが、他方得意のトレード戦術も実を結び、第3ピリオドで獲得したヨキッチはMVP級のシーズンを送っており、やはりMTAKUの順位上昇に貢献しているようです。MTAKUには典型的なPGというものは乏しいように見えますが、ドンチッチは3ポジションを兼任しながらASTを稼ぎますし、ヨキッチもまたASTを量産できるため、MTAKUのASTランクは中位の8位を維持できています。ASTの量産というと、先述のヒゲも稼ぐイメージがありますが、ASTと同等のTOも犯してしまい、プラマイゼロ、またはマイナスというイメージがあります。その点ヨキッチは第14週に31ASTを捌きながら6TOという質の高いASTの量産も見せているので、オールラウンダーという点ではヨキッチの方に軍配は上がります。また、無論REBも稼いでくれるため、ランドルなどの助力もあってREBランクでもMTAKUは首位に立っています。

そしてようやくMTAKUはPO圏内に進出してきたわけですが、オールラウンダー2人を抱えて、3PT%とREBが強いという変則的なチームなので、POでも組し難い相手となりそうです。下位でPOに入ってきたとしても上位は苦戦必至でしょう。

【3.トレードレビュー】

第4ピリオドでは3件のトレードが発生しました。その中で気になるものについて言及したいと思います。

※下段→上段=旧→新。

①FOREVER 23⇔Doiken Dynasty

今季は不振にあえぐFOREVER 23については、第2回レビュー時にロスターの問題点と募った解決策などを掲載しました。その際に挙げた問題点を以下再掲します。

①ドラフト上位で指名したCP3、バートン、ミルサップ、ホーホーホが相次いで負傷。

②ロスターに設けられたIL枠2つでは怪我人が収まらず、選手層を圧迫。

③主力ビッグマン不在の影響が大きく、FG%14位、REB16位に低迷。

第2回レビューの時点ですでに複数の問題を抱えており、上位に浮上するためには大改革が必要不可欠な状況にありました。その状況はズルズルと後半戦まで引き摺っていましたが、ここにきてFOREVER 23は決断を下し、ヒゲとホーホーホを元手に3人の選手を獲得しました。

先に挙げた問題点①は、徐々に怪我人が帰ってきており、時間が解決したという側面もありました。②については、2対3のトレードを行うことで、ロスター内の健康状態を回復することができました。また③については、ホーホーホは一応のところ主力ビッグマンではありましたが、スタッツを稼ぐタイプではなかったため、よりファンタジー向きなビッグマンを所望し、それがCHIの丸金にスワップされる形となりました。

このように列挙した問題点と照らし合わせれば、この大改革は適切な策であったことがわかります。ただし、一時的には3人の選手の加入でロスターの健康状態が戻ったものの、後にTJヲレンにはINJマークがつき、実質的に2対2のトレードとなって利鞘が減る形とはなりましたが。

またDoiken Dynastyの側からこのトレードを見てみると、交渉時点でヒゲとRussを並べることによるTO増大は不可避であることは了承済みであり、そのネガティブ面に目を瞑ってでも数の暴力を手に入れたいという狙いは窺えます。ただし、トレード時にバックコート陣の交換がなかったため、ロスターを見てみるとPGに該当する選手がやや多くなった印象があります。

さて、お互いに下位に沈む者同士飛躍を誓い合うトレードとなったわけですが、その後はDoiken Dynastyが2-1-0と勝ち越しているのに対してFOREVER 23は0-3-0と浮上のキッカケは掴めなかったようです。とはいえ、先に述べたように狙いは適切だったわけですから、この点はファンタジーの難しさによるものと言えます。ドンマイ。


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