【NBA】2022 #KKFantasy 2.0 Review (1)
目次
はじめに 1.#KKFantasy 第1ピリオド順位変動 2.The Kingdom 第1ピリオドレビュー おわりに
はじめに
おひさしぶりです。Kaeru Kingdom Fantasy(以下、#KKFantasy)コミッショナーのカエル王です。
コロナ禍の影響を受けて2020年シーズンのファンタジーは中断を以て終了しました。その後、翌シーズンもコロナ禍の影響下にあるであろうこと、またいくつかのフォーマットについて変更を考慮していたこと等を踏まえ、一区切りを付けようということで、一度は運営を中止しました。
そして、この度新たにスタートを切ろうということで、「2021-22 KKFantasy 2.0」を開催することになりました。参加チームは以下のいつも通りの面々です。なお、フォーマットの変更点等は運営モーメントに、またドラフト後のチーム分析も同様に以下にまとめてます。
2020年シーズンのファンタジーについては、当noteにて4週1ピリオドとしてまとめてましたが、まとめるタイミングに対して筆者の遅筆では対応が難しく、結局2020年シーズン中断もあって中途半端に終わってしまいました。その教訓を踏まえ、以下のファンタジーレビューについては、RS22週を1ピリオド11週という形で分けてみていきたいと思います。
【1.#KKFantasy 第1ピリオド順位変動】
ここではRS第11週までを第1ピリオドとして区切ってみていきます。なお、順位グラフは11週分とすると見づらかったので、第5週までと第11週までの2つで区切りました。
①第1ピリオド前半戦
まず第1ピリオドの前半戦から見ていきます。序盤はやはり上下動が激しくなってますが、後半戦に至っても上位を占めるat_sushiとNoBAusaは第4週時点でそれぞれ東西の首位に立っています。at_sushiを全体首位に押し上げたの要因は、何を隠そう第2週にこのコミッショナーを完封して12勝一気に積み上げたからに違いありません。この勝利については、当のat_sushiもこのように語っています。
フォーマット変更の影響をフォーマット変更の張本人自ら証明する――。これほどまでに自己犠牲の精神に富んだコミッショナーは空前絶後と断言しても良いでしょう。
それはさておき、第4週時点で下位の方に目を移すと、10位女なの勝たせて、11位B.peenats、12位Gabumon'sの並びが見られます。これらのチームはスタッツランキングで見ても、各部門におけるトップ3スタッツ(赤セル赤文字)を3チーム合わせても1つしか有していないのがわかります。
表1:第4週スタッツランキング
ネガティブ系をなくし、ポジティブ系のトータル系と確率系における純粋な殴り合いのリーグと化したKKFantasyにおいては、非常に厳しい立場にあるといってよく、それは順位にも如実に表れているようです。従来から怪我人の有無はチームの成績を大きく左右してきましたが、その際にはネガティブ系の確保という戦略を取ることができました。しかし、今季は怪我やH&Sプロトコルによる欠場者の多寡のダメージは全く軽減されないまま順位に反映されるようになりました。
この劣勢にあって10位の女なの勝たせては、今季初のトレードを敢行し、テコ入れを行いました。今後のトレードの効果が気になるところです。
②第1ピリオド後半戦
次に、第1ピリオドの後半戦に移りますが、前半戦とのグラフの動きの違いは明らかで、この時点でだいたいの各チームの順位が定まっているのがわかります。ここで気になるのは、前半戦でトレードを行ったDeros Mavericksと女なの勝たせての動向です。
Deros Mavericksは、トレード後第7週において自身最高位の2位に一時的に躍進し、2位以下の強豪チームとの競り合いの中でその後は順位を落としたものの、第10週では首位を撃破しました。一方、女なの勝たせては第4週まで右肩下がりで落ちていた順位の下降が止まり、トレード時点からは2つ順位を上げて第1ピリオドを終えることができました。以上を見た限りでは、Deros Mavericksは順位を上げてPO圏争いに参入し、女なの勝たせてもまた上昇し、尚且つ安定した成績を残せるようになったので、双方にとって効果的なトレードであったと言えるでしょう。
ちなみに、Deros Mavericksが躍進を遂げた第7週は、以下のような珍事も発生しました。さすがに10年ほどファンタジーをやってる私ですら、この奇跡には初めて遭遇しました。この奇跡こそ、ファンタジーを再開した意味と言っても過言ないでしょう。
閑話休題。
その他で目立った動きといえば、6位から一気に10位に落ちていったy7110_coco3nzの動向です。一貫した放置戦略のチームですが、H&Sプロトコルにより突然の欠場が発生する今季においては、命取りとなる戦略と言わざるを得ません。
そして第11週、at_sushiが第2週より守り続けていた全体首位の座をNoBAusaが直接対決を制することで奪い取りました。
上掲ツイートにもあるように、コロナ禍の影響が選手の欠場だけに留まらずず、試合そのものが延期になり始めたのもこの頃でした。また、さらにat_sushiにとっては逆風が吹き、ルビオがシーズンアウトの重傷を負い離脱してしまいました。そしてトドメは、先に見た通り、トレードにより補強を経て臨んできたDeros Mavericksとの対戦がこのタイミングで巡ってくるというくじ運の悪さも重なり、三重苦を受けてat_sushiは全体2位に陥落していきました。
【2.The Kingdom 第1ピリオドレビュー】
・The Kingdom 第11週終了時点順位:4位(75-54-3)
①The Kingdom ドラフト結果
まず、本論の前に我が軍のドラフト結果を振り返ります。ファンタジーで初めてステフ様の指名に成功し、以後はビッグマンとPG、SG兼務のガードを集中的に指名してチームを作りました。
②The Kingdom 各週レビュー
第1ピリオドの前半戦は、初戦勝利でいい感じでスタートを切れたとおもいきや、その直後に連敗。しかし、第1週同様にステフ様が無双すると手が付けられないという戦い方ができました。
前半戦では勝利の立役者であったステフ様でしたが、後半戦では一転して確率系壊滅の一因となってしまいました。第7週~第9週の間は序盤からガタ落ちになる確率系が悩みの種でした。その間、頼りになったのはゴベアの存在でした。上掲の通り第11週は大いに活躍してくれましたし、負けた週ですらREBやBLKなど最低限の勝ち点を稼ぐのに奮闘を見せました。やはり、良くも悪くもステフ様の影響力は大きく、勝敗にかかわらずゴベアの安定感に支えられているのを痛感する第1ピリオドでした。
表2:第11週スタッツランキング
我が軍のスタッツを各部門のランキングごとに見てみても、ステフ様とゴベアの強みがそのまま反映されていることが窺えます。一方、弱点としてはFG%とASTが目に付きますが、FG%の低さはPG多めのロスターということが大きい要因と思われます。PGが多いにもかかわらずASTが少ないという悩ましい矛盾を抱えているようで、今後の課題となるでしょう。
③The Kingdom トータル系上位10名についての分析
ここまで見てきたとおり、我が軍のおおまかな特徴は明らかとなりましたが、ここからさらに第1ピリオドの各個人のスタッツを少し詳しく見てみたいと思います。
上掲の円グラフは、第11週終了時点で保存したTeam Logsから、考察のしやすいトータル系各部門を合計した値を降順にして作成しました。トータル系の合計の値でもって、その貢献度をみようという訳です。その上位10名ですが、このうち9名がドラフト指名した選手となっています。普通に考えれば、ドラフト指名したオリジナルメンバーのスタッツが上位にくるのは当然ですが、基本的にFA枠を積極的に使い、人海戦術を展開する我が軍にあっては珍しいことと言えます。
次に、さきの円グラフに名前が見える10名の各部門ごとのスタッツと割合を棒グラフにしてみました。なお、凡例の上から下へ降順となっており、トータル系合計の値の順番です。以下、このグラフから気付いた点をいくつか列挙してみます。
FTM:スタッツランキング2位(7-3-1)
ゴベアがステフ様を抜いてチームトップの成功数をあげているのが目を引きます。従来、ゴベアはハック作戦の的になるほどFT%は悪い方の選手でしたが、今季は自身の成功率を改善させており、それに従いFTMも増加したと考えられます。
3PTM:スタッツランキング1位(9-2-0)
ステフ様への依存度は上位10名の中でも30%を超えており、その貢献度はやはり絶大です。この3ptにおける圧倒的な火力でもって、第1ピリオドだけで697本を成功させ、この部門2位のMTAKUに117本差をつけることができました。これに60本台のグループが続きますが、ドートの64本というのが光ります。ドートは一度放出するも再び獲得してからの成功数がほとんどで、DRussと同じ23試合の中での固め打ちでした。
REB:スタッツランキング1位(8-3-0)
ゴベアの独壇場となっているのが一目瞭然ですが、これには実は不満があります。というのも、JJJのREBが143本で、これはステフ様175本に比べても劣る数字なのです。ゴベアのREBを支える2位グループの中にJJJがいるべきですが、実際支えているのは我が軍のドラフト9巡目にとったWCJとなっています。ここはむしろWCJを称えるべきところではありますが、JJJの奮起を期待したいものです。
AST:スタッツランキング10位(1-10-0)
我が軍最大の弱点であるASTですが、ここの不振はDRussとディンウィディにあると見ています。特にディンウィディはWASという中も外も豊富なスコアラーがいるチームに移籍したこともあり、ASTが伸びるはずだと期待していましたが、GSWでは司令塔というよりはむしろスコアラーの役割を演じるステフ様よりもだいぶ少ない数字となっています。また、調整の為2連戦はいずれかの試合でレストするのも、この少なさの一因でしょう。この改善については、ただでさえPGが多いロスターであるので、PGを足すのは難しく、テコ入れにて対処する必要がありそうです。
おわりに
以上、第1ピリオドのリーグ全体の戦いぶりと我が軍についての若干の考察を述べてみました。フォーマットの変更は期待した通りの数の暴力対数の暴力の形勢を作り出しています。一方で、俯瞰すると相手の圧倒的な力と多くの欠場者を抱えて、序盤から白旗を揚げているチームが目につきます。#KKFantasy のタグを覗いてみても、週を追うごとに口数が少なくなっているチームがあり、久しぶりに再開したリーグとしては寂しい光景が看取されます。また、我が軍についての考察では、ドラフト前に抱いていた構想に近いチームを作ることができたものの、スタッツを具にみていくと、構想通りのチームが必ずしも期待通りの活躍をしていない点が浮き彫りとなりました。第1ピリオドで得た課題を如何に克服するかが、今後の悩みでもあり、醍醐味ともなるでしょう。第2ピリオド終了後、どのようなレビューを書くことになるのか、今から楽しみです。
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