ポジティブ思考の功罪
苦しい時や落ち込んだ時、『もっとポジティブにならなくちゃ!』と考える人は多いと思います。
それでうまく行くときもあるし、逆効果になる場合もあります。
特に落ち込んでいるときに、『ガンバレ!』と自分を励まそうと思ってもかえって落ち込んでしまうものです。
調子のいいときや人生が上向きのときには、ポジティブ思考は勢いをつけてくれます。
しかし、苦しいとき、悲しいとき、心がさまよっているときにポジティブ思考に触れると、逆効果になります。
本当ポジティブ思考の信奉者の多くは、無理をしています。
本当は、もうやめたいのに、頑張ってしまうのです。
頑張っていると、何か進んでいるような錯覚を覚えます。
しかし、実際には自己満足しているだけで、あまり進んでいないこともあるようです。
一人で頑張るなどの無理が続くと、健康を害することにもなります。
仕事のし過ぎで身体を壊す人は、たいていポジティブ思考で頑張り過ぎた人です。
普段ポジティブな人は、ネガティブな側面を無視しがちです。
自分の中にあるネガティブな部分もさることながら、まわりの人のネガティブな言動を許さないことがあります。
そういう人と一緒にいると、ますます苦しくなります。
人間と人間が心を通い合わせるポイントは、歩み寄ることです。
歩み寄るということは、相手の気持ちを察することでもあります。
そのためには、ポジティブ・ネガティブの両面を受け入れられる人になることです。
ポジティブ思考は、誰かに押しつけられるものではなく、自発的に感じるものです。
極端なポジティブ思考は、自分もまわりも傷つける、ということを心得ておきたいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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