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ヘルパー会議(8月)

暦の上では秋になりましたが、真夏のような蒸し暑さはまだまだ続いています。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

ケアセンターとこしんの訪問介護部門では、毎月1度職員が集い様々な議題について話い合います。
今月は…学習会や個々の利用者の事例検討会、虐待防止の取り組み、7月の事故ヒヤリ、11/19の健康まつりについて闊達な議論がなされました。

会議の様子

今月は虐待防止について熟議しました。

虐待には、「身体的虐待」「心理的虐待」「性的虐待」「経済的虐待」「介護・世話の放棄・放任(ネグレクト)」と様々な類型があり、身体的な暴力だけが虐待というわけではありません。

介護の負担は病気や障がい、その人個人の特性によって大きく異なりますが、ご家庭で介護を行う場合、24時間続く介護による睡眠不足や身体介助による腰痛などの肉体的疲労、コミュニケーションの不和による精神的疲労が多重的に組み合わさる事もあり、それを支える家族の負担は相当なものがあります。
介護の実情は、介護の経験のない人にとって理解が難しいかもしれませんが、現場で働く介護職はさまざまなケースを通じて、家族が抱える負担の大きさを想像することができます。

介護疲れによる悲しい事件を、日々の報道で目にしますが、自助と自己責任を求められる社会において、決して他人事ではありません。
介護職は、医療や福祉の他職種と比べて利用者やその家族と接する機会が多いため、個々の事例の虐待や、虐待に繋がりかねないケースを発見することも多く、それらのリスクを見極めて適切な対応する事が求められます。訪問介護では、単に身体的なケアだけでなく、心のケアや家族のサポートも欠かせない大切な要素であり、私たちもそれを重視して取り組んでまいります!

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