集客するには広告が必須?

新店舗オープンから1週間後。。来客は少ない。原因はわかっています。宣伝告知が少なかった。無料のSNSで発信しただけでした。理由としては、接客に不慣れな新店舗スタッフで、多数のお客様がいらっしゃっても対応ができないと思ったから。最初の対応で不備があれば、次回の来店には結びつかない。きっちりと丁寧にやって、それをスタッフと確認していく。だから今は静かなくらいでちょうどいい。きっと、これからどんどん増えるだろう、と楽観視していました。伊那からは少し離れてはいますが、ウチがまったく知られていない土地でもない。きっと大丈夫、もうすぐもうすぐ。。でも、それも1ヶ月続くと顔面蒼白です。これ、ヤバイんじゃね??慌てて、広告を打つことにしました。営業さんが来ても断り続けていたくせに。。当然、価格交渉などできません。(※広告の基本は価格交渉にあると思っています)

教訓:新規オープン時、ある程度の広告宣伝は必要。

でも、乱発は厳禁。一時的に増えるであろう集客数をこなせる、最小限の範囲に留める。やはり商売は「緩やかに右肩上がり」が良いです。集客も売り上げも少しずつ増やす。急激な上昇は、急激な下落に繋がります。広告費の上限も決める。ご利用は計画的に。飯田店の場合、大きな通り沿いではなかったため、通りすがりのお客さんを拾うことができません。やはり、まずは店があることを知って貰うことが重要でした。実力があれば広告は要らない、という話もありますが、待ち続ける体力気力(お金のことも含めて)を維持することは、なかなか難しいのです。

広告を使わずに、いきなりドーンと集客する方法があります。友人知人、関係者を集めて行う、オープニングレセプションです。しかし、僕個人としては、よほど大きな企業でないかぎりは、オープニングは地味にしたほうが良いと思います。気持ちはよくわかるのです。全然お客さんが来ない状況よりは、知り合いがたくさん来て、お祝いをいただいて売り上げもあって、何より、自分の店に人が溢れていることが嬉しい。しかし、その人達は、毎日来てくれるわけではありません。必ず売り上げを保証してくれるわけではないのです。華やかなオープニングの雰囲気が続く期間はとても短く、その後に訪れる悲しいくらいの静けさは、耐えられない不安を呼びます。でも、その静けさが本来の姿。自分のことなど知らない人たちに、自分の商品を理解して購入していただくのは、とても大変なこと。それを、「オープンの時は良かったなぁ」と、そこを基準に考え始めると、ツライ現況を「落ちた」と思ってしまいます。孤独という悪魔にパックリと喰われてしまった瞬間です。これから積み上げていくべき人が、自分が積んでもいないものが崩れたと嘆いていても意味がないのです。孤独に耐える勇気。それは、事前の計画がしっかりしていれば得られます。じゃあ、お前は大丈夫だったのか?という話なのですが、これが全然大丈夫じゃなかったんですよ。あんなに考えた事業計画や売り上げ予測、販売商品の比率などなど、それらがまったく機能しなかった。そんな話を次回に書こうかと。懲りずにご期待ください(笑)

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