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今更エヴァンゲリオン初見感想15話~19話

(タイトルが「15~20話」になってましたが実際19話までだったので直しました。これは俺のせいではなく俺の精神を錯乱衰弱させたエヴァが悪い)

エヴァ初見感想シリーズ今回はTV版の15話からです。前回はこちら↓

なんかこの作品、精神分析に関するワードや概念がやたら登場しますよね。リビドー、デストルドー、心理性的発達理論や対象関係論っぽい話とか…

俺はてっきり庵野さんがフロイト(またはフロイト派の人)に傾倒してんのかと思って感想書いてたんですけど、スタッフロール見るに脚本が複数人いてある程度分業してるっぽいので、必ずしも庵野さんがそうとは限らない…?

いや作品全体のテーマ設定とかはさすがに庵野さんがやってるんだと思うから…どうなんだろう…もし「やたらリビドーとかやりたがるのは庵野さんじゃなくてこの人の仕業だよ」ってのがあれば教えてください…。逆に「あれは庵野の性癖」とかもあれば教えてください。

15話 嘘と沈黙

あらすじ:加持はこっそり京都のダミー企業に行ったりマルドゥック機関がどうこう言ったりでキナ臭い。束の間の休息でシンジ君とアスカとミサトさんはそれぞれ墓参りとデートと結婚式におでかけ。シンジ君は勇気を出してゲンドウと喋れた。結婚式とn次会で泥酔したミサトさんは元カレの加持に色々吐いて結局キスした。なぜかアスカもシンジ君とキスした。


うー、仕事も家のこともてんやわんやな一日を終えて深夜に観るアニメじゃねえなこれ…やっぱ仕事サボって日中に観るのが一番!日中に観れないってことはもうその日は多忙を極めとるんよ
クソ加持ラッシュとミサトさんの吐露と急にキスしだす14歳と終盤のぶち込みと…追いつかねえ!情報量!

ネルフが一枚岩でないにも程がある。下手すりゃ全員違う目的主義信条で動いとるやろツイフェミかお前らは

またどんどん新しい謎を増やしてきた

マルドゥック機関ってなんだよ!また思わせぶりなだけの固有名詞増やしやがって!カノッサ機関か!あ、カノッサ機関みたいな邪気眼ネタの源流にあたるのかエヴァって…

加持は要するにネルフに潜り込んでる政府筋のスパイか?ゲンドウは分かっててギブアンドテイクの関係に持ち込んでる?

ゲンドウがしたいことは…最後のLCLに入った綾波is何…これはもうスルー、現状考えるのは無理だ
使徒が毎回襲ってくるのはあの綾波がセットされてた装置が目当て?関係無い気もする

アダムは胎児の状態からあそこまで成長したの。ロンギヌスの槍に串刺しだった…刺したのが前回最後の綾波かロンギヌスの槍はどっから出てきたんだよ…あんなバカデカイのいつから持ってたんだネルフは…

とにかくゲンドウの動きが多すぎ!人類補完計画とリンクしてるとは言うがほほ全部独断行動だな?

愛憎ドロドロ劇の感想がとても長く続きます

ミサトさんの帰り道での長台詞、この作品にあるまじき分かりやすさ
この作品の台詞って基本的に一言少なくて、間とか言い方とか画とか演出面で含みのある心理描写にしがちだから、心境を何から何まで全部本人が説明してくれるの革新的だ

そういうコミュニケーションを酒無しで普段からやれ

加持の駄目なところ

結局こいつは下半身なんだよ
ミサトさんのこと恐らく真剣に心配してると思うし、今までも色々心の支えになってきたんだとは思うけど、それはそれとしてやっぱり下半身なんだよ

手を出すな。キスをするな。それをする限り愛情の説得力が無くなるんよ愛と肉欲がごっちゃなんよ現状

なんで急に女キャラが揃いも揃って女女って言い出すの。発情期か?加持のせいか?加持のせいか…そうだわ…

アスカとシンジ君が突然キスした

アスカはいきなりシンジ君にキスしだすし俺は何を見せられてるの(夕方ロボットアニメです)

アスカのアレ、何?恋する加持野郎とミサトさんが今ラブホでヤッてると想像したら急に焦れたのか?
早く処女卒業したいみたいな思春期の焦り?大人たちに対して置いてけぼり感を覚えて?優秀な人間でありたいコンプレックスの塊が、とりあえず手頃な同級生と恋愛ごっこセックスごっこすることでステータスを上げたかったのか?唐突すぎて目が点です

それを素直に受けるシンジ君が面白いんだよな…

俺が14歳男子のときに、いつも一緒にいて異性としても気になってる同級生の女の子から急にキスしよって言われてたら、そりゃ「うん」って言ってると思うわ。そりゃそうなんだけど

下半身加持と泥酔泣き上戸ミサトさんの路上キスから続けざまにこれを見せられる側の気持ちを考えたことがあるんですか

「男と女だな」じゃねえんだわ

バーでのリツコさんと加持野郎の会話はいつも以上に言葉少なすぎなんで疲れる
ホメオスタシスとか急に言い出す理系喪女みたいなリツコさんもリツコさんなんだけどそれに対して「男と女だな」じゃねえんだわ何カッコつけてんだよ上手いこと言ったつもりかそれで

声優凄すぎの話

一箇所恐ろしいシーンがあった
ミサトさんが路上で吐いてから加持におんぶされてるシーン以降、二人の声色が全然違うの
吐いたから酔いも少し醒めて…手持ち無沙汰に無精ひげジョリジョリして若干の猫なで声で喋る女。男女の描写の解像度エグいやろ…

「あと歩く。ありがと」「ん」←ここ賞獲るレベル

司令部にいる葛城三佐とも、シンジ君といるミサトさんとも全く違う、筆舌に尽くしがたい「恋する女」の喋り方をする三石さんと、あの「ん」を出せる山ちゃん凄すぎ…ホンマエグい…どんな人生歩んだらこの演技できるんだよ…
更に本音を吐露するにつれ声色がまた変わっていく三石さんバケモンやで…

(ドロドロ愛憎劇の感想は)まだ続くぞ!

あーんもう15話感想追いつかないよー庵野のバカー

雑巾絞ってる綾波を見て「お母さんみたい」って言いだすシンジ君と超弩級に恥ずかしがる綾波、これは何?嗜好性があさっての方向!マジでなんなんだよこの回!

綾波はシンジ君のお母さんの遺伝子から造られたクローンとかそれ系を予想してるので、お互いに遺伝子レベルでなんらかの何かを感じ取ってるのではと適当に予想しておきます
そうでもないとこの嗜好性を咀嚼できないよ…分からない。だめ。分からない

親子パートの話も

シンジ君とゲンドウ、意外と饒舌に喋ってた。3年前に家出?したのか

ゲンドウが物凄くセンチメンタリズムだ…奥さんの名前ユイ?のことを全く忘れられてないどころか忘れてはならない言うてるし…「今は」それでいいって含みがあるね。今は?いずれはどうなるの?

俺素人だけどシンジ君のチェロの演奏かなり上手くないすか(演奏の中の人の都合と言えばそれまでだけど)
「誰もやめろって言わなかったから」って…シンジ君ほんとに自己表現できないんだね…やるのも止めるのも人の言う通りにしか…悲しい…エヴァは誰かが乗るのやめろって言ったらやめるのかな…?

シンジ君いっつも同じ音楽聴いてるやん。あれは好きだから聴いてるんじゃないの?誰からも聴くなって言われないから聴いてるの…?
エヴァは…最初は色々あったけど、何度か逃げる機会もあったのに自ら意志で戻ってきたやん。え、自らの意志で…はない…?ほんの少しぐらい無いのかな…無いのかな…

16話 死に至る病、そして

あらすじ:シンクロ率に比例して自尊心も随分高まったシンジ君は調子に乗って独断専行したらディラックの海に落ちた。潜水艦沈没パニック映画めいて追い詰められるシンジ君はひたすら自問自答を繰り返す。ネルフの皆はなんとかシンジ君を助けようとするも、最終的に初号機が血塗れ自力脱出してきて皆そこそこ引いてしまう。

ちょっと電子ドラッグ系になってきた。カルトだ…怪しい自己啓発映像めいてる

突然イキるシンジ君に困惑する俺

成績良いからって急に増長しだしたのはどうしたの?もしかしてキスしたから?童貞卒業直後の全能感みたいなやつ?(これは女性には分からないかもしれないけど、ある)

急に…陰キャ高校生が大学でキャラ変えようと思って急にウェイ系っぽく振る舞うやつみたいな極端な変化でビックリなんだけど

思えば前回急にチェロ弾きだしたのも何?お父さんと話して気持ちの変化あった?いやそんな風にも見えなかった…やっぱりキスか…一皮向けた(意味深)14歳の増上慢…

そのシンジ君を…理屈は分からないけどとにかく異次元空間的なところで閉所密室衰弱死させる脚本…
絶対助からない脱出不能空間で死ぬまで何もできずただ衰弱死を待つだけの時間に己を見つめ直す話、意図は分かるけど夕方ロボットアニメで14歳男子にさせることか?マキシマムヘビーだよ

地味なところだけど少し増長してきてやたら手をグーパーしてるシンジ君がクソガキに嗤われるシーン、やめろ!
せっかくこのナイーブな14歳男子がようやく歪でもなんでもいいから自分に自信を持ち始めたところなのにそれを容易く折ろうとするなクソガキ!シンちゃんにはもっと伸び伸びさせてあげろ!

まあでもその後もなんかグーパーしてて「戦いは男の仕事」とか言っててクソガキ嘲笑ムーブなんて全然意に介してない様子だったのでよかった(調子乗って影に落ちたのでよくない)

閉所密室鬱シーン、既視感あると思ったけどやっと分かった、山岳ドラマとか潜水艦映画とかにありがちなやつだ

アスカの転落人生がついに始まってしまった

俺たちのアスカがいよいよ本格的にヘラりだしてしまった。わざとへりくだって茶化すけどそんなことじゃ到底現実を受け入れられないほどヘラってる

絶対こうなると思ってたよ…なんでよりによってそのシンジ君とキスしたの…?そのシンジ君、絶対あなたよりエヴァパイロットの才能あるんだよ…?
努力じゃどうにもならない差なんだよ、どうせエヴァ初号機はユイさんなんでしょ?そりゃシンジ君と相性バッチリじゃん。チートだよこんなん
このコンビはよく分からないけど虚数空間からも出てこれるんだよ自力で、内蔵電力もなしで

なんで俺たちのアスカをこんな当て馬みたいな扱いにするんだよ庵野!

お見舞いに行くけど行けないアスカ、根はほんと優しい子なんだよな…ただ、身を滅ぼすレベルでツンデレすぎるんだよな…ツンデレはフィクションのラブコメだから可愛いんであってリアルにいると感情と言動が全く一致しないメンヘラでしかないんよ。認知的不協和も起こすしいいことないよ

綾波がクーデレみたいになってきた

綾波が…なんか随分シンジ君に優しくなってない…?これはここ最近のパイロット入れ替え実験と「お母さんみたい」発言が効いてきてるのか?元々「笑えばいいと思うよ」から好感度が上がり始めてはいたが…お見舞いに行くとか、そういう人間的な気遣いをする綾波は初めて見た…

この辺りからフロイトの精神分析を意識せざるを得なくなってくる

庵野さん、やっぱりフロイト好きなのかな…
この作品、コミュニケーションや何かの活動から気づきを得るというよりは、ひたすら内向的に精神分析する…夢とも幻覚ともつかない白昼夢のような映像がしばしば出てきてそれで自己を見つめたり…どいつもこいつもリビドーが強そうな感じとか…

CM明けに出るサブタイトルの英語、今まで無視してたんですけど(というか一時停止でもしないと読めないので)どうせこれも読むと沼にハマるんでしょう?今回気になってググっちゃったんだよ

Splitting of the Breast、胸の分裂?胸が張り裂けるとかそういう意味?

ググったら良い乳房と悪い乳房とかいう言葉も出てくるな。提唱したのはメラニー・クライン。アーッ!フロイトのフォロワーかよ!クソ!

(※メラニー・クラインはフロイトの精神分析をさらに研究・発展させ、対象関係論という理論を提唱した人だそうです。おれは知らなかった、もしかしたら昔名前だけは勉強したかもしれないが何も覚えてない)

フロイトって途中からだんだん何でもかんでも下ネタに結びつけるようになったイメージがあるし、個人的には精神分析は哲学的でよく分かんない…

(※なにせフロイトは19世紀の人で、精神分析もその当時の科学水準から生み出された理論なので、令和の時代において精神分析はだいぶ非科学的で的外れになってる部分も多い)

要は乳幼児と母親との関係性の話ね。この作品ここに来て「お母さん」爆推しじゃん?もう亡くなってる実の母(ユイ)、今の擬似家族の母(ミサトさん)、勝手に母性を感じてる(綾波)、お母さん疑惑(初号機)の仁義なき母親ハーレムか?どこに行くのこの作品

蚊帳の外アスカェ…

17話 四人目の適格者

あらすじ:アメリカの支部がエヴァ4号機とS2機関もろとも消えた。危険まみれの3号機を押し付けられた日本ネルフは実験のために「四人目の適格者」を選定する。後はひたすらなんかギクシャクした雰囲気の2-Aとサツバツとした大人の会話が延々続く。

掴み所のない回だったな…こう、じわっと…真綿で首を締めるように…特に何も起こらないけどなんとなく雰囲気が息苦しいだけの回…
トウジがフォースチルドレンなのかあ
委員長、トウジのこと好きなのかあ…甘酸っぺえ……!

どこが気になったかな…まず加持…

こいつマジで危険人物だな…こいつ多分アジテーションとかめっちゃ上手いで…集団の中で自分だけ絶妙に嫌われないポジションに立ちながら如何様にも群衆コントロールしかねんでこいつ…あの陰キャシンジ君の打ち解け具合が異常だわ。すかさず自己開示する加持怖いわ
素性も本性も全然出さない、抜き差しならないスパイ活動やってる優男、どう見たって何一つ信用できる要素無いじゃん?
なのにああやってシンジ君から小言言われて、そしたらスイカの栽培とか見せて、本音トークみたいなことして、凄く「意外な一面が知れた」感あるじゃん?何が本音トークだ怖いわ

ダミープラグとは

パイロットが3人しかいない問題さえ解決すればエヴァの機体自体はもっと量産できる(既にしてる)ってことなんかな量産型エヴァinダミー綾波

結局エヴァってなんなんだよ…初号機だけは本当に特別みたいだが(ユイさんとほぼイコールの存在なんでしょ知らんけど)逆にそれ以外のエヴァがよく分からん

何話か前でリツコさんの後輩も納得できてなかったダミープラグ、ようやく説明された
エヴァを騙す…ただのダミーとはいえ綾波が増殖するような感じになるのか…想像できないが今後かなり非人道的な使われ方をしていく予感しかしないぜ
あるのか知らんけど5号機以降のエヴァ全部にダミープラグを?

使徒のやり口がだいぶ人類に寄ってきた

冒頭の訊問…前回の使徒はシンジ君に語りかけてたの!?
衰弱したシンジ君の精神世界的な演出じゃなくて明確な使徒の「攻撃」だったってこと?

人間に興味を持ち人間に接触しようとしてる…いよいよ使徒がコミュニケーションしたり精神攻撃したり人間に擬態したりするぞ、俺は知能指数が高いから分かる

ゲンドウと綾波の関係に亀裂が…?

ゲンドウが綾波に言った「学校はどうだ?」の親のような声色!楽しいか?って後ろに続きそうな言い方!何あれ気持ち悪!返答がズレてる綾波に「そうか」ってしょげるゲンドウちょっとおもろい
そしてLCLの中にいる綾波を見るリツコさんの賤しい目!この女狐ェ!早くここの関係性を教えてくれ庵野!

綾波、シンジ君好感度上昇に反比例してゲンドウ好感度下がってない?
会話が素っ気なくなったような
まだゲンドウのメガネは持ってるけど
刷り込みの幻想が切れたのか?

ゲンドウと冬月の会話、なんかゲンドウがとにかく人間嫌いの中二病にしか…何急にアダムとイブの話してんのこのオッサン…

シンジ君モテ期到来

茶化されて二人で顔赤くするシンジ君とアスカ、マジで夫婦か?結局キスしたやつずっと引きずってんな?
アスカはそうなると思わなかったよ…加持野郎に弄ばれることを危惧してたがまさかシンジ君を当て馬にしてそのままなし崩しに変な関係になっちゃうとは…

友達以上恋人未満と言えば聞こえはいいが実際にやったことはワンナイトラブみたいなもんだからな不潔よ不潔!

一方で綾波のシンジ君LOVEも留まるところを知らず、こちらもとうとう初めてを奪われちゃった(意味深)
フロイトに言わせればこれはロストヴァージンの暗喩(世界一雑なフロイト観)

その他

俺は映画などはあまり経験値が無く映像演出のことがよく分からんので…何度もリフレインする2-Aのくだりとか、台詞終わった瞬間に場面転換するのとか、思わせぶりに電車がトンネルに入ったりとか、この手の演出はこの回以外でもしばしば見受けられるんだけどその意味するところを汲み取れない…ぐぬぬ

18話 命の選択を

あらすじ:敵は3号機ではない!使徒だ!撃てシンジ、でなければ帰れ!ダミープラグ強制初使用でオートデストロイモードな初号機にシンジ君絶叫!同じぐらいの歳の子が乗ってるんだぞ!

チクショー!庵野!なんでこんな酷い話を考えたんだ!バカヤロー!酷いー!
まとまった感想書く時間が今は無いから叫ぶだけ!酷い!おいゲンドウ!てめえ!人でなし!やっぱりお前がどう考えても諸悪の根源だ!シンジ君がまた発狂してしまう!なんでこんな酷いことを!酷い!

(※このあと感想がしばらく書けずに間が空いた)

間が空くと記憶が飛ぶので思い出しつつ18話の感想を書きます
つっても…とにかくショックだったので細部が記憶に残ってない。これがいわゆる「推しのライブの記憶がなぜか無い」現象なの?前回からずーーっと一貫してトウジとエヴァやネルフが絡む場面の画が皆無やったんもホンマ性格悪いで!庵野!

演出の薄気味悪さ

不気味なぐらい、気持ち悪いぐらいトウジが画面に映らない。前回から学校でぼんやりするトウジだけを延々と描き続けて、初めてネルフ関連の何かしらとトウジが一緒に画面に映ったのが今回の一番最後やで

なんだこれ…視聴者にはとっくに種明かししてるくせに、シンジ君の感覚だけ視聴者にも疑似体験させようってか?

ゲンドウとリツコさんが毎回気になる

ゲンドウ…何をしたいのかはよく分からないがとにかく初号機と奥さん(と綾波)にご執心。汚え人間が嫌い(多分)
リツコさん…もしかしてゲンドウへの個人的な感情からネルフやってる?

リツコさんの素性が未だによく分からないがゲンドウの奥さん(と綾波)にだいぶ嫉妬してる気がするんだよな…

ここから「作品の見方」の話になる。なんでエヴァをこういう風に見てしまうのか

俺なんで各キャラの動機とか素性とか過去のことばっか気にしてるんだろ

他の作品、例えば今思い浮かんだシンフォギアでそこは深く考えなかった。大事なのは各キャラがこれから何をしていくかで、何に悩みどう成長していくかが気になったから
そして大人たちは主人公たちを支える良き大人達だったから?

エヴァはいわゆる「謎解き」が主だから?そういう問題?いや違うな、やっぱこいつらが何考えて何がしたくてどこに向かってるか全然分かんねえのが気味悪いからだ。気になるというより気持ちが悪いの
あと、大人たちは既にそこそこの大人であって、もうこれから成長していく存在ではないからってのも…

この作品は、いい歳した大人が揃いも揃って物凄く個人的な感傷で自分勝手なことをしてるようにしか見えないんだよな、印象として
いやもしかしたらそうじゃないかもしれないんだけど、ここまで観た時点ではそんな風にしか見えなくなってきてる
なんちゅー後ろ向きな作品だ…なんなんだよエヴァ…

要はみんな過去に囚われてるんだな

大人の話ばっかりしてきたけどこれは14歳もそう
並の作品だったらいつか過去と向き合ったり戦ったりを経て呪縛を解き放ち未来に歩んでいくもんだけど、この作品にはそういう雰囲気が無い…ノーフューチャー…内向きのまま共倒れになりそうな雰囲気があるんだよな…

総論的な話が長くなった

細かい所…まず加持…(いつも加持から考えてるなこいつ)

よっぽど信頼されてんだなミサトさんから
自分がいないときの代わりのお守りを頼めるほどの相手か…仮にも14歳女子もいるのに…他に頼める人がいないと言われればそれまでだけど…

唯一加持を(今の所)評価できるのはアスカに見向きもしてないことだな…
あんだけ節操なく誰でもナンパするくせにJCはガキとしてしか見てないギリギリ良識のある貞操感

まあ節操なくナンパするのも諜報活動の都合かもしれんが(でもあいつの場合は仕事の合理性半分ただの性半分だろ)
気がつけばシンジ君がすっかり打ち解けてる初めての成人男性だぜ…怖いわ恐ろしいわ…

リツコさん、いよいよ人間としてタガが外れてきてる

ダミープラグも、危険性の高い実験のための捨て駒としてトウジを連れてくるのも、もしかしたら言い出しっぺはゲンドウかもしれんが普通に実行してるリツコさんももはや同罪だよ…
エヴァ作ったのもリツコさんやろ?この人が一番危険人物じゃねえか?

でもやっぱりゲンドウが一番悪いと思うよ

ゲンドウが指揮を執ると非人道的なことを平気でポンポンやらせるという分かりやすい曇らせ戦闘でした
完全に悪人ムーブじゃん
ネルフの人そろそろ気づいた方がいいと思うよ、本当の敵は内にいるって。だめだよお役所仕事や日本企業みたいに上の言うこと聞くだけで諫言しないのはよくないと思うなあ僕は

初めてのエヴァ対エヴァだった

積乱雲の中にいた使徒、いつからいたのか考えると面白い。最近の使徒は知能があるから通り道で待ち構えてたのかな。まだかなーまだかなーって。避けたらどうしようとか思わなかったのかな

エヴァ対エヴァ、いつかあるだろうって過去に予想してたんだけど、ちょっと思ってたのと違うんですよ、ねえ

俺のイメージはこう、人間対人間の醜い争いがあって、別勢力の人間がエヴァを操ってネルフのエヴァに襲いくるとか…そういう予想だったのよ
使徒に乗っ取られる(しかも中にクラスメイトが乗ってる)
中に人がいて倒せないのでダミープラグとかいう新機能でオートパイロットに殺させる、ってなんなの

しかも中にトウジが乗ってるってシンジ君は知らないのに「誰かは分からないけどきっと同世代の子どもが乗ってる」ってとても優しい理由で攻撃できないのよ
知らない同世代をオートパイロットが勝手に痛めつけて殺した、僕が人を殺した、いや生きてた、良かった、あ?トウジ?

誰だよこんなの考えたの

庵野!

曇らせ展開無限ループを恐れる俺

委員長がトウジにホの字なの、さらなる負の曇らせ連鎖の布石か?トウジの妹がエヴァのせいで怪我したところから始まって…今度はトウジがエヴァに殺され…次は委員長にわらしべ長者のバトンが…?
やめちくりー庵野ー
触れられるか分かんねえけど乗りたい乗りたい言ってたケンスケの心境も…

19話 男の戰い

あらすじ:トウジを実質自らの手で殺しかけたシンジ君、4話とは比べ物にならない決断力でブチギレてネルフを辞めた。めっちゃ強い使徒が来て修理未完の零号機綾波と噛ませ犬アスカでは歯が立たない。結局またしても初号機に乗ったシンジ君だが窮地に陥り、そしたら初号機がとんでもないことになってしまった。

ウッギャー!(断末魔)
お手々がお手々なんですねー!ギャー!

ネルフ、組織としてあまりに駄目すぎるのでは

合理的に考えても、ネルフはシンジ君のことを最大限もてなして、その見返りとして過酷な戦闘に従事していただくのが筋よね
これだけの大損害と死傷者を出した原因、シンジ君が逃げたせいじゃなくてシンジ君にパワハラして戦えなくしたせいなのは誰の目から見ても明らかやん
あほなのかこいつらは

別れ際のミサトさん最低やで

自分たちに都合のいい欲だけ押しつけてギブアンドテイクの交渉にすらなってない。これ子どものことナメてんだよ、対等な関係で交渉してない、言うこと聞かせる子ども扱いなんだよ
「自分勝手だってことは分かってる」とか言うやつは分かってないんだよ

本当に他人に何かをやらせたい、お願いしたいなら交渉ぐらいするやろ。相応の対価は当然必要だし…本当にやらせたいなら手段は問えないはずで、そもそももっと事前に根回しすることだって必要、関係性を良好にするのも必要。人に何かを頼むってそういうもんやろ、困難や危険が伴う内容ならなおさら
それらの努力を全然してないことを分かってない上に同情買ってるだけなんだよ、「分かってる」って台詞は。ナメてる。全然分かってない

ネルフ批判が止まらなくなってしまう

その、時代かな!?今はそうじゃない…とは言い切れないけど、失敗は現場と本人のやる気不足努力不足ですってのはあまりにも権力者に都合のいい前時代的な考え方
今どきそんなこと言ってる企業、定期的にツイッターで炎上してるもんな

シンジ君を精神的に繰り返し虐待したゲンドウ、それに加担した司令部の全員、保護者として何もケアしなかったミサトさん、これら大人たちのせいで無辜の市民がたくさん死んだよ
今回はそういう評価をしないといずれ破滅するぞこの組織…

他者の尊厳を踏みにじるナメ腐った態度の人間はちゃんと分からせた方がいいと思うんすよ

ネルフ、その気になればいとも簡単にゼーレとゲンドウに武力行使できるってシンジ君が示唆してくれたんやで。早く気付け大人ども

逆に言えば自衛隊とかが生身で襲ってくる可能性ももっと真剣に危惧した方が…加持の処分も適当やし…停電事件も有耶無耶なままだし…使徒以前の脆弱性が多いぞネルフ

ゲンドウが諸悪の根源なのは間違いないが、ずっとそれの言うこと聞いてるだけのオペレーター陣や技術者も大概だめだぞこの組織
ミサトさんもミクロな視点の私怨でやってるからマクロな視点でネルフを組織改善しようみたいな意識は無いし
それで行くと今回シンジ君がストライキしたのは本当に偉いのよ

クーデターするならついでにリツコさんもくびり殺しとけよ、多分2番目に悪いのこの女だぞ

ゲンドウも今回はちょっとダサかったと思う

ゲンドウは何を考えてるか分からんが、少なくともシンジ君は必要としてないんだよな
初号機を一番上手く使えるのはどう見てもシンジ君だが、その戦闘能力を必要としてるわけでもなく動けば誰でもいいと考えている

適当に動けば使徒は撃退できるとタカを括ってたのだとしたら今回あまりにダサくないか…遠大なビジョンだけ見てシンジ君を雑に扱った結果、目先の自分自身の生命が脅かされてたやん…

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ただのやられ役と化したアスカ

最近のアスカ、ただのやられ役でしかなく本当に不憫
シンジ君の心を開くとかそういう役割が来週来てくれたらまだ救われるが…この作品、そういうの期待できないしなあ…話数的にもそろそろ曇らせイベントでしか出番がなさそうだよ…アスカェ…

消去法的に加持がシンジ君を導いてるの、世も末

干されたので水やりしてる加持、すっかりシンジ君の導き手になっとるやん

もう駄目だ…消去法的に加持みたいなやつが一番シンジ君の気持ちに寄り添ってくれてるように見えるの、シンジ君どんだけ過酷な環境に放り込まれてるんだって話よ…地獄かよ
マジで加持が旗振りしてクーデターでも起きるのか…?

初号機がヨツンヴァインに

リツコさん、わりかし隠さずにエヴァの秘密をポロポロ口走ってるけどいいんですかこれ?さすがに周りのオペレーターもこの組織おかしいって勘付き始めるのでは…

まあエヴァの装甲(拘束具)の下から使徒のコアみたいなの出てきた辺りで諦めたのかもしれんが…いやリツコさんはあほだからなあ…

これ重要な伏線だったんですね(?)

エヴァは…生きた人間を核とした人工の使徒的なものか…?意図的に造ったのか、事故等でそうなってしまったのかはまだ分からんが…

間が空くとどうしても細かい感想が書けなくなるんだけど、初号機が腕生やして四足でカサカサ動き出したときのミサトさんの汚物を見るような目は忘れないよ
単にショッキングな顔してるリツコさんとは表情がちょっと違ってた、そういうとこホント細かいのが凄いよこの作品

その他

サードインパクト、言葉だけは聞いたことがあるぞ
既存の言葉のネタバラシをしながら新しい固有名詞を…


今回はここまで!今後、さらにどんどんダメな方に落ちていく展開しか見えないね!心を強く持って視聴します!(夕方ロボットアニメです)

つづき↓


カフェラテかミルクティー買います いや、カフェラテの方がカラテが高まりそうなのでカフェラテにします