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電子機器を使わない防災対策とは?追記1

今日の写真は富士山。
筆者は富士山の麓で生まれましたが、他の地域とは違い富士山の噴火によるハザードマップがあります。昨年ハザードマップにも変更があったようです。
被害の範囲については広くされたようです。

今回は、電子機器に頼っている現在の防災、災害対策についてはデジタルだけではなくアナログなこともしっかりできるように点検やトレーニングが必要になるのでないか。

この点についていくつかピックアップして行きます。

先日の防災用品の展示会では多くのものがDX化に対応した形での防災装備、システム、ソフトウェアなどの案内をしていました。

我々としてはデジタルではなく、アナログでのみの対応をしなければならない際にはどのような影響ががるのかを検討しています。

通信手段としては以下が使える可能性がありそうです。

ラジオ:災害時の通信手段としては、アナログラジオが非常に有用と言われていますが、AM/FMラジオは、電池や手回し発電機などで動作させることができます。発信機が機能するかの問題もありますが、地元の天気情報や緊急放送を受信することができ、災害時の情報収集に使える可能性があります。

トランシーバー:トランシーバーは、短距離通信に使用されますが、特定の周波数範囲で動作し、通信範囲は数キロメートルから数十キロメートルまでです。トランシーバーを持っている他の人と交信することができ、簡易的な作りのものであれば情報の共有や救助要請などに使用できる可能性があるようです。

煙信号やミラーサイン:煙信号やミラーサインは、視覚的な手段での通信です。火を使って煙を発生させたり、日光を反射させたりしてメッセージを送ることができます。これは緊急時には効果的な手段ですが、天候や距離の制約があります。

伝書鳩:鳩を使った伝書は、古くから使われてきた伝統的な手段です。特に長距離の通信には時間がかかるかもしれませんが、情報を運ぶ手段として使えます。

伝令ランナー:飛脚のようなものですね、通信の手段としての伝令ランナーは、人々が手紙やメッセージを持ち、走って目的地に届ける方法です。特に近距離での迅速な通信には効果的です。現在であれば自転車でのメッセンジャーが該当するのではないでしょうか。

糸電話:こちらは私が個人的に考えたものですが、全くダメということもなさそうです。類似のものについては針金を使ったものも可能性としてはありそうです。

移動手段としては以下の方法がありそうです。

歩行・自転車:最も基本的な手段として、歩行や自転車が考えられます。短距離の移動に適しており、燃料や電力を必要としません。

馬や馬車:馬は古くから人間の移動手段として使用されてきました。馬に乗ることで長距離を効率的に移動できます。馬車や荷馬車を利用すれば、荷物や物資の輸送も可能です。ただしコンクリートばかりの状態では少し心もとない部分は否めません。

ボート・カヌー:水辺の地域では、ボートやカヌーが有用です。川や湖、海を航行することで、交通の要所や避難場所へのアクセスが可能となります。

鉄道:電車以外であれば、電子機器が使えなくなっても、一部の鉄道路線は蒸気機関やディーゼルエンジンで運行されています。長距離の移動においては、鉄道が依然として重要な手段となります。

動物の力を利用した輸送:災害時には、農作業用の牛やラクダ、象などの動物を輸送手段として活用することができます。これらの動物は、重い荷物や人々を運ぶのに適しています。

徒歩やその他輸送手段の組み合わせ:特に長距離の移動では、徒歩と他の輸送手段を組み合わせることが効果的です。例えば、歩いて鉄道や川岸の港まで行き、そこから船や車両を利用する方法です。

食品の保存に関して配下の方法がありそうです。

常温保存可能な食品の利用:常温で保存可能な食品を利用することも重要です。缶詰や乾燥食品、非加熱のパンやクラッカー、ナッツ、乾燥果実などは、冷蔵庫を使用せずに保存できます。これらの食品を備蓄しておくことで、非常時に役立ちます。
これはこれまでの防災としても開発をされているものですので備蓄しておくことは常に推奨されると考えてよいでしょう。

冷蔵庫・冷凍庫の代替手段:冷蔵庫や冷凍庫の代わりとして、自然の冷気を利用することができます。地下室や地下倉庫、洞窟などは比較的安定した低温環境を提供する場所に保存する方法が考えられます。また、地下水や川なども食品をこれらの場所に保管することで、一定期間の保存が可能です。

乾燥・脱水:食品の乾燥・脱水は、保存期間を延ばすための効果的な方法です。果物や野菜は、切って日干しにしたりすることによって、水分を取り除いたりすることができます。乾燥させた食品は、湿気を避けて密閉容器に保管することで長期間保存できます。

塩漬け・燻製:食品を塩漬けにすることで保存性を高めることができます。塩は細菌の成長を抑え、食品を腐敗から守ります。また、燻製も食品の保存に有効です。食品を燻煙にさらすことで、酸化や細菌の繁殖を防ぎます。

食品の保存に関連して、食品の調理などについても考えるのであれば、石灰を使った食品の過熱の方法など、電気も火も使わないでもできる調理法はあるようです。

食品の調理方法

ガスストーブ:ガスストーブは、電気を使わずに火力を得ることができるため、食物を調理するのに適しています。ガスボンベやガスラインが必要ですが、燃料としてプロパンやバイオガスを使用することができます。

木や炭火:伝統的な方法として、木や炭火を使って食物を調理することができます。キャンプファイヤーや焚き火のような屋外での調理に適しています。食材を直接炎の上に置くか、鍋やフライパンを使って調理します。

石油ストーブ:石油ストーブは、灯油を燃料として使用し、熱を発生させることができます。食材を調理するための熱源として利用することができます。

太陽光調理器:太陽光調理器は、太陽の光を利用して食物を調理する方法です。鏡や反射板を使って光を集め、熱を発生させることで調理します。ただし、天候や日照状況によって効果が変わるため、使用できる場所や時間帯に制約があります。

バーベキューグリル:バーベキューグリルは、木炭や木を燃料として使用し、食材を焼くことができます。野外での調理に適しており、肉や魚、野菜などを焼くことができます。

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