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CCJのチーム的要素(ゴール防衛編)

初めに

CCJの全国対戦では貢献度争奪バトルで協力要素はないです。ただし、ゴール回りにおいてはチームで協力をしないとゴールしたり、防衛時にターンを返すことは難しい作りになっています。
しかし稼働5か月を迎える中、ゴール防衛の際に何をしたいのかよくわからない動きだったり、少ないチャットでどう伝えるかと考える文化は一部の人が行おうとしているだけです。中には何をしているかわからない、みんなが何を考えて動いているかわからない方も多くいると思います。 

そこで自分なりに、いくつかの試合で見たり実践してみた動きや戦術(パクリ含む)などを考えて文章にまとめてみます。参考になれば幸いです。
また、現状での問題のあると思う動きにも言及するので、厳しい物言いになる部分もあります。

防衛の目的

  • まずゴールが開かれた状態でのオニの目的はなにか、それは「相手にゴールをさせない」と「ヒトに戻る」の二つです。

  • ヒトに戻ることを狙うのはゴールさせないにも繋がります。相手が鬼のターンならゴールされることは絶対にないからです。ゴールが開いている状況で相手を追いかけるのは普段より不利なのは明確ですが、それは先に100%に到達した側が受ける利点なのでそこは受け入れて返す意識を持ちましょう。

防衛における”攻め”と”守り”を理解することが、高い防御率につながります。

基本

他の鬼はそれぞれ担当を相手にするのであまり他人を頼ることを前提にしてはいけませんが、もし抜かれたりしたら、「よろしく」「ごめん」(現状それくらいしかないので)などチャットをダメ元でもいいので打って助けを求めたほうがいいです、しないよりはする精神。

  • 出口を防衛する場合、基本は1対1になるように目線を合わせる。そのために最初にまず誰を見るかに関してですが、開幕の矢印が出た方向の相手を担当しましょう。

  • 画面に映った相手をとにかく狙ったり、自分の眼の前をとりあえず見るなどをしているのは非効率です。明確に”どこ”で”何を”するか優先順位をつけましょう。

  • カメラをやたらに回したり、なんとなくゴール付近をぐるぐる回ってるのは味方から見ても不安になるのでやめた方がいいです。見回ったりせず「自分がこの人を見ますよ」というのを動きで知らせるのがよい。

防衛の立ち位置について

まずゴールが開いた状況で鬼がとるだろう位置はある程度絞られます。ここではゴールに近い順に”後衛””中衛””前衛”と定義したいと思います。

前衛(概要)

前衛は相手を倒してターンを返しにかかる動きをする鬼です。一番の目的は相手を倒すことですが、読み負けやミスにより抜かれるリスクが高いです。
追いかけることで相手は味方とゴールタイミングを合わせにくくなり、アイテム厳選をすることができなくなります。
危険時速度上昇(ターン1)のアビリティを持つ相手には発動させることでゴール前での発動を潰します。

具体的な位置は決まっていない
敵を追いかけて倒す役割

前衛時に意識できるといいこと(毎回は無理)

  • 後衛に位置する味方がフォローにいけそうな位置や状況か(後衛の味方が反対側にいないか、ステルスをしている視線を外せない状況の敵がいるか)の確認

  • 敵とチェイスするときスタミナ勝ちができるか、またミスをしたときに中央に戻るルートの把握(それに伴う相手のスタミナ量や速度、自身のスキルゲージ量)

  • 相手の所持アイテム(羽、靴、缶などは特に注意)の警戒

  • 完全に抜かれた時(中央広場に戻る前に相手が先に到達できる、かつ自分が後ろから追いかけてゴールまで追いつけない状態になったとき)にチャットを打って後衛に抜かれたこと示唆すること。

前衛(敵をキルした後にすること)

キルを取ったあとは位置にもよりますがチャンスタイムです。この瞬間は一時的に鬼がヒトの数より多く、数的有利が発生している時間になります。倒したから安心せずに有利を活かしましょう。相手の魂が0になるまでが防衛です。

主にやれることは以下のことです。状況に応じて選択しましょう。

  1. 中衛や後衛付近にいる相手を2対1で狙う。

  2. 倒した相手のリスポ位置を見てさらに倒しに行く

  3. 後衛に位置して多人数で守る

  • 1を行う場合はもともと見ていた人が目を離してしまう可能性もあります。倒した相手が戻ってきて自分がそちらの相手に戻る場合は「よろしく」などを打ちつつ、本当に見続けてくれるか確認した方が無難です。元から見ていた人が「他の人が見始めたから違う方を見よう」と判断する可能性もあることを想定しましょう。

  • 2はリスポ位置の場所がチェイスするうえで追い込みやすかったり、ワープですぐ迎える場合などに行います。特にゴール解放後は相手がミニMAPに映る関係上(リスポ後見えないのはネームバーのみ)、行く場所を間違えるといったこともなく安定して迎え撃ちに行けます。

  • 3はゴール付近の状況次第でするか決めましょう。具体的にはスピードシューズを持っている敵がゴール付近で仕掛けようとしている、ほかの味方がこちらが来るの見て仕掛けに行ったので防衛として入るなどになります。また、延長戦の状態や時間的に引き分けにせざるを得ない場合の安定策として取る事もあります。

中衛(概要)

中衛はひとりの相手を絶対的にゴールさせない立ち回りをする位置取りです。ここから相手に仕掛けることで前衛に変更することもできます。
実力差がある相手でもこれを突破するのは他の位置に比べると難しいです。
1対1を徹底したい、もしくはミニMAPを含めた画面を広く見るのが苦手な人でも簡単に行う事ができることなどから、今回の位置取りの中で一番難易度が低いです。
しかし、ステージによっては中衛の位置が存在しない、もしくはかなり狭く安定した守りに繋がらない場所もあります。自身が守る上で相手が広く動けない位置まで開幕から詰めて先に位置を取る事が大事です。

位置は中央の開けた場所の前付近(例:シブヤ1)
相手を絶対に抜かせないよう左右に動いて徹底する

中衛時に意識できたらいいこと

  • 必要以上に自分から前にでないこと

  • 目の前で左右に振られて危ない場合は斜めに動きながら下がること

  • ワープ床の上に相手が乗っている場合にはワープするのをカメラに映しつつ反対に移動し、ワープを確認してからダッシュすること

中衛をやる上での注意点は以下の通りです。しっかり判断しましょう

  1. 前衛が介入してきたら、自分から向かうのではなく位置を維持して備える

  2. 前衛が倒した相手が戻ってくるところをミニMAPで確認しておく

  • 中衛は状況維持して様子見している位置なのでこちらから仕掛けたりしない限りあまり動きはありません。しかし1の場合は味方が介入してきて状況が乱れるため、冷静に判断する必要がある。

  • 基本的には味方が介入しても見る相手は変えず、味方が倒した相手がゴール付近に戻ってきてもまだマークしているようなら相手を変える。(ただし、残り魂が1ならそのまま二人でリスク込みで倒しに行くこともアリ)

  • そのために2をする必要があるが、基本は途中から入ってきた味方が元の相手に戻る事を想定して動いておく、不安なら一時的に後衛になることでどちらのパターンにも対応がしやすい。

後衛(概要)

まず初めに、この位置は一番難しい場所です。このゲームの中で最も画面を見る力とその場の状況判断能力が試される位置です。
状況によって変化する場面で取るべき行動は正解があいまいで高度な要求となります。それらができない、判断基準をもって行動できない場合はその位置で守る必要はありません。リスクが高いだけです。

ゴール中央の台座付近
真ん中に寄れば寄るほど反対の位置に行くのも早い
ゴールされた瞬間に終わりのためリスクも増加

後衛がなぜ難しいかはこの位置にいることで発生するリスクとこの位置を取るからにはやらないといけないことの二つが関係しています。

後衛のリスク

  1. 自分の担当する相手はアイテムを厳選してゴール付近まで来る

  2. 近い位置まで来られてるので、読み負けたら即ゴール=味方のフォローが入る期待もできない。

  3. 複数人のプレイヤーが入り乱れると、判断が難しくなる

この3点ですが、どれも非常に大きいリスクです。自分のマークする相手が万全な状態でかつ追い込まれてる状況で攻めを展開されます。その状態で負けることを許さない状況から始まるので、この時点で中衛より難易度が高いです。そうまでして後衛をやる上での利点は以下が考えられます。また、複数の味方、複数の敵がいる状況は自他ともに何をするか非常に悩ましい事態となります。

後衛の利点

  1. 中央にいるので、広い方向からの敵に対応ができる

  2. ゴールに迫ってきた相手を妨害できる

この2点です。それだけ??と思った方、そうです、これだけです。
1は中央にいるほど反対方向でも行く距離が短くなります。この利点を生かして色んな方向にフォローに向かい、素早く戻ることができます。これは後衛の位置でしかできません。
この利点を活かして2をするのが後衛の仕事です。たとえ倒すまではいかなくてもゴールを阻止するよう塞ぐだけで、遠くから抜いてきた場合はスタミナ切れにより相手は無理に勝負を仕掛けたりするしかなく防衛率は高いです。一瞬でも塞ぐことで後ろから戻ってきた味方が間に合うことも多いのでサボらずにやりましょう。そのためにはミニMAPで全体の状況を把握する必要があります

後衛の基本行動

  1. 自身の担当の動向(アイテム厳選してるか、近くにこようとしてるか)を確認しつつ、ミニMAPやカメラを動かして周りを確認。

  2. 自分の担当が近くに来たら適度に威嚇する。仕掛けてきそうなら最優先で見張る。(この時はフォロー不可)

  3. 自分の担当含め、ゴールをする危険性の高い相手(抜かれている、対面している同士に実力差がある等)の順番に進路妨害、複数いる場合は近い順に自身で優先順位をつけて行動。

  4. 人数に有利が生じているときは、中衛のサポートや自身の担当に集中。

  • 2をしながら3をするのが最高峰に難しいです。おまけに後衛の人数が増えると更に難しくなります。担当が仕掛けに来ている時やステルスポンチョで目視をせざるを得ない場合は自分の担当に集中する必要があるため、他人のフォローはできません。相手に都合のいいタイミングを合わせられないよう、少し前に出て威嚇するなどして勝負を急かさせましょう。もし他に後衛がいて余裕がありそうなら強めに出ても構いません。

  • もしフォローしている間に他の誰かがしっかり合わせてゴールをしてきた場合はやることはやったうえで負けているのでミスではありません。きちんと合わせた相手が偉いでしょう。ただ残り魂が1の場合は倒していたらゴールされていないので、その場合は優先順位のつけ方に誤りがあったことになります。反省しましょう。

  • 開幕だと相手がアイテム厳選をしていてなかなか来ない場合もあります。その状況も含め、ゴールに関与する位置に来るまでの時間(相手のゴールまでの距離)を明確に図りましょう。自分の担当がゴールに関与しない時間帯=他人のフォローに回れる時間です。ここで自分の担当以外を見れないなら後衛はやるべきではありません。たとえ数カウントでも余裕があるなら妨害だけ(する素振りも含む)して戻ることも可能です。相手がよほどうまく合わせないとゴールできない状況を作ることが仕事なので、遠~中距離の位置にいる担当を眺めているだけなのは意味がありません。

  • ゴール付近に迫っているのに動かないでそのままゴールされている場合はミニMAPを確実に見ていない(ステルス状態を除く)ため、抜かれた前衛でなく防げたはずの(魂が1取れたはずの)機会を逃している後衛に責任があると思っています。前衛から見ても余裕があるのにフォローしてくれないのは悲しいです。前衛も責任とリスクを承知で攻めているので後衛も持つべきリスクを背負っていることをお互いに忘れないようにしましょう。

オマケ(後衛こすいテクと守勢時の攻撃)

  • ゴール付近に来ている敵を見る時、カメラだけ向けてキャラの体を他所に向けていると相手が気付いてないと勘違いして安易に突っ込んでくることが多い。

  • 逆に体だけ向けていると相手が見られていると勘違いして警戒してくれる(カメラ操作ミス注意)

  • 逃げている相手に攻撃を振ったり相手に合わせて攻撃を振る事は強めですが、自分から向かってくる相手に能動的に振っている(振らされている)置き攻撃は激烈に弱いです。攻撃を振っている間は非常に移動速度が遅くなっているため、それが抜かれる起点になります。後衛は特に1発外したら終わりだと思ってボタンを押した方がいいと思います。





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