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駆け出しコミュニティナース奮闘記@同善病院 ーお散歩MAPを作成ー

コミュニティナースの小笠原 彩花です。2023年2月から4月までは同善病院のスタッフと一緒に、患者さん・地域の方のお困りごとを解決する「住民サポートセンター」、毎週木曜に患者さんも町の方も参加できる体操やミニ講話などを行う「楽々サロン」の運営や、ボクシング経験のあるリハビリスタッフによる「健康ボクシング体操」のイベント開催、今回紹介する「お散歩MAP」作成などに取り組みました。

リハビリスタッフによる「健康ボクシング体操」の様子

「お散歩MAP」とは、楽しく自主トレーニングするためのアイテムで、この「お散歩MAP」の作成は昨年末から制作し始めしていたのですが、この度、ついに!?完成しましたので、今回はこの取り組みについて紹介します。



スタートはリハビリスタッフのアイディアから

「リハビリ通院中の方が、楽しく自主トレーニングや健康増進ができるような『お散歩MAP』があるといい」というリハビリスタッフの一声を聞きつけ、「ぜひ作りましょう!」と声をかけたことからスタートしました。

早速、リハビリスタッフが南千住の歴史を辿るコースを考えてくれたので、
・楽しめるルートか?
・高低差がなく歩きやすい道か?
・信号が変わる前に横断歩道を渡り切れるのか?
など様々な観点で散歩道を評価するために、制作メンバーで実際にコースを歩くことにしました。

横断信号が何秒で赤になるか確認中

「イイトコ発見プロジェクト」をヒントに

みんなで地域(まち)のことを深く知ってもらえる絶好の機会だと考え、実際にコースをスタッフと歩く際、まちの「いいとこ」を発見しながら歩いてみました。まちの方に突撃インタビュー!をしたり、たい焼きやさんに寄り道ををしてみたり、偶然に患者様と遭遇したりと盛りだくさんの時間を楽しみました。

たい焼き屋によりみち♪

発見した「いいとこ」は全部で114個!!
それらをコミュニティ・アズ・パートナーモデル(※)を利用して分類、発見した「いいとこ」をグループ化してそのグループに名前をつけるワークもしてみました。

コミュニティ・アズ・パートナーモデルとは地域全体を包括的な視点で捉え、分析から介入、評価までを実践的な過程で示すモデルのことを言います。

https://comedi.jp/4392/


参加したスタッフから「自分たちが働いているまちにこんなにいいところがあると思わなかった」「患者様がどんな環境で住んでいるか知る事ができより生活を想像しやすくなった」などポジティブな声が聞かれました。

以前参加した「イイトコ発見プロジェクト in 幸田」


まちいいとこを入れ込んだオリジナルのお散歩MAPに

おもて面はスタッフが地図を書き、発見した「いいとこ」をMAPの裏面に入れ込んだオリジナルのMAPが完成しました。MAPに書き込んでオリジナルの地図を作れたらいいという意見もあり、そのスペースも用意。

みんなで作成したMAPを用いて実際に患者さま数人に歩いてもらい更にブラッシュアップ。「コースを歩くのに時間がかかった」「ここにおすすめのお店がある」などの情報も取り入れて地図を修正。お散歩コースを3つのバリエーションに増やすなどして、ようやく完成。

表面はスタッフの手書きの「お散歩MAP」 
裏面はみんなでみつけた「いいとこ」を紹介


お散歩MAP歩こう月間・歩こう会のイベントを予定

せっかく作ったMAPをただ配布するだけではもったいない!
せっかくなら普段歩かない人にも歩いてほしい!
そんな意見もあり、お散歩MAP歩こう月間を設定し、企画中歩いた回数をランキング形式で見える化。楽しく運動習慣が身につくような取り組みや、みんなでお散歩MAP歩こう会の開催などを外来スタッフと企画しています。

今後は「お散歩歩こう月間」の開催の様子や、参加者された方のお声なども紹介していきます。



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