見出し画像

オンナはなぜ黒髪の女がキライなのか。

女に好かれる女と男に好かれる女は全く違う。女性が高くなりたいと思う「女子力」というのは、ベジータやフリーザにも負けない「女性社会で生き抜く為の戦闘力」ではないだろうか。

一般的に清純派と呼ばれる女優は、あまり同性からの指示を得にくい傾向がある。

数年前のものだが、このニュースにまとめられている女優は、男性からはウケが良く、カワイイ、好きという声を聞くが女性からは嫌われている。

ありのままで、ナチュラルで女性から見て「女子社会で生き抜く戦闘力」があまり高くなさそうな彼女たち。それでも、こういう芸能界で生き抜いていく女性たちは女子力ではなく「人間力」を高めているのだはないだろうか。
それを、迂拙な女性たちは「あざとい」「苦手」「性格が悪そう」などと罵るのである。

そして、嫌いな理由もハッキリとしておらず「なんとなく嫌い」という女性が多いのではないだろうか。

……

私も数年前、高校を卒業してからずっと明るくしていた髪色を金髪やグラデーションに飽きたという理由で思い切って黒に染めてみた。

他の髪色にするのは全然躊躇いなくできるのだが、コントラストが変わるほどのイメチェンはなかなか勇気がいる。

金髪から黒髪にした時、職場の色んな人から声をかけられた。男性はこれくらいしないとイメチェンに気付かない。

女慣れした爽やかなイケメンが
「髪、黒くしたんっすね!いいっすね!」
と社交辞令をくれたり、

仕事でほとんど会話を交わすことのない
同世代の男の子と
「髪色変えたんや!」「はい、かえました」と
特に広がらない会話をしたり

あまり人を褒める事のないB型の上司が
「前も良かったけど、黒も似合ってない事はない」
と、褒めているのがイマイチ分からない事を言ってきたりした。

しかし、女性受けは意外にも悪かった。

職場で仲良くしてくれ、気兼ね無く話す事が出来る年上の女性が
さりげな~く「この間、男友達は黒髪のロングってキモイ」って言っていたんだよね~」と言っていた。大人なので、そこで関係が崩れる訳ではないが、正直その一瞬、少しチクッときたのも事実である。

同年代の友人からは、「前の方がよかった」と言われた。

でも、自分では似合っていると思っていたので何か言われても気にしない事にしていた。

また、アパレル系のWEBデザイナーをしていた時、女性ディレクターが黒髪のモデルに対し、「黒髪がなんかいやらしい、別のモデルがいい」とこぼしていたりした。

女性というのは、自分が一番でないと気が済まないという本能がある。

一見、ワガママだと思うかもしれないがオンナは誰もが、自分が一番輝いていないと気が済まないという心理がある。それを上手く隠せるか、おもむろにマウントを取るかの違いだと思う。

上手く隠せる人は何か経験の中で挫折や苦労を知り謙虚でいる事を学んだ人か、思慮深い人ではないだろうか。実はこういう人ほど、野心が強く、女性は誰しも自分が一番でありたいという事を理解しているからこそ、配慮のある発言が出来て女性とも上手くやっていけたりする。

一番になりたい。というのは女性の本能で
「マウントを取る」という行為も無意識にしてしまう行為である。
マウントを取っている本人には自覚がない事が多々ある。
要は、ゴリラと同じ。

本能のままに行動する人間というのは、あまり品位がない。本当に一番でありたいと思うのであれば、オーラや知性でイヤミのない謙虚さを持つように心掛けたいところである。

黒髪のイメージとして、若々しく見えるというのがある。女性にとって若さというのは何にも代えられないステータスだという風潮がまだまだ日本には根強く残っているため、無意識に嫉妬してしまうのではないだろうか。

「女性社会で生き抜く戦闘力」を高めるのもいいけど「他者を思いやれる人間力」も同時に高めていこう。

キレイな金髪の巻き髪に、パッチリ二重の瞳。ギラギラのカラコンに赤いルージュ。大きなピアスに、長くて派手なネイル。最新のファッションアイテムに身をつつみ、すらっと細くて長い脚。高いピンヒールでカッコよく歩く。

これだけ女子力が高ければ、女性からナメられる事はまずないだろう。
それと並べると、黒髪の女性は若い人から「イモ」と言われる事もあるかもしれない。女性は、自分が「イモ」認定したオンナが自分よりも上に立つ事を嫌うのだ。

以前、結婚していない女性の先輩に
「恋愛経験の少ない素朴な女性ほど余計な可能性を考えないので早く結婚する傾向があるから、りんごさんは早く結婚しそう」と男友達に言われた、と謙遜を込めていうと物凄い勢いで「それめちゃくちゃ分かる~!!!地味なコほど早く結婚せん?」と言われた事がある。

そういう訳でもないと思うが、こういう風に相手を優位に立ててあげると女性というのは気持ちよく話が出来る。

女子力というのは、「コンプレックス」をカバーするにあるのかもしれない。

複雑な感情が混ざり合うのが女性だが、やはり何においても「他者を思いやる人間力」というのは大切である。女子力を高める事よりこちらを高めた方が人生が上手くいく。

「エリカ様」なら少し機嫌が悪くても、みんなちやほやしてくれるが

普通の素人は、ドライブデートで渋滞しており彼氏がイライラしていたら「缶コーヒー」をさりげなく渡すなどの気遣いを見せた方良さそうだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?