「ゴミクズ集団」と言われるレペゼン地球はなぜアリーナを埋めれる程、魅力的なのか
レぺゼン地球の裏に秘めた人間性
私は何かにハマるとき、その人の裏に秘めた人間性を見てから好きになる事が多いと自負している。
レペゼン地球もそうだ。福岡出身という事でSNSなどで見かけるようになったのはちょうど3年くらい前の事だった。
ブロガーのはあちゅうさんが、DJ社長がツイッターで上げていた数分の動画についてフェイスブックで共有していたり、ツイッターで度々話題になったりもしていた。
彼らは自分たちの事を「ゴミクズ集団」と称する今までに無いアーティストだ。
当時は「底辺YouTuber」と揶揄される事もしばしあった。
投稿する動画は過激で下品なものばかり。
当時はYouTubeは稼げる!とイキって空回りする一般の若者たちの
一部だと思っていた。
頑張っていても芽が出ないグラビアアイドルがセクシー女優に転身するような感じとどこか似ているのかな、とも思った。
どう頑張っても、万人受けしない彼ら。
そんな彼らが、今春、アリーナツアーを開催するのだ。
ただの一般人から、わずか3年ほどで有名人になったのだ。
LifeGroup代表としてのDJ社長
レぺゼン地球のリーダー、DJ社長がどんな人かというのは
この記事を読むくらいの人は知っているはずだ。
長髪の青髪で、鼻はにんにく型、ニュウドウカジカに似ており、アホみたいな顔と自虐している。
「しゃちょーです!」という自己紹介から始まり、度の超えたおふざけ動画や下ネタを連発する姿からは、やはりアホみたいという印象を受ける。
しかし、彼はれっきとしたLifeGroupの代表なのである。
営業やコラボ・イベントの場所を借りる交渉などもしているそうだ。
ふざけた顔面とは裏腹に、サラリーマンと同じようにメールの文面を
作成して送ったり、取引先と打ち合わせをしたり、配慮のない先方に対して怒りを露わにしたり、普通に企業で働いている人たちもしているような仕事もきちんとこなしているのが彼の面白いところである。
会社を設立した経験のあるDJ社長にとっては難なくこなせる仕事なのだろう。
また、DJ社長は一般企業の社長と比べて、あまり威張っていない。
他のメンバーがブランド品をよく身に着けるのに対し、社長はZARAなどのファストファッションを着ており、あまりブランド品を身に着けない。メンバーと同じ目線にいつもいる。
長い下積み生活の中で、謙虚な姿勢というものを自然と学んでいるのかもしれない。
社長が社員と等身大の目線で接する今風のベンチャー企業のようである。
乙武洋匡さんも彼の人柄について、認めているようだ。
たまに動画の中で的を得た事を言っている事がある。
「ミスをしない事よりも
ミスをした時・された時にどう対処するかが大切」
これは、管理職の経験がある私の父親もいっていた事だ。
良い上司というのは、相手の気持ちを考えながら上手に人を動かす事が出来る。悪くいえば、おだてるのが上手い。DJ社長はあまり怒ったりしないそうで、言う事を聞いてくれないのは自分の言い方が悪い、と思っているのではないだろうか。(全く怒らない人が良い人というワケではないが)
きっと社長が俺について来いというワケでもなく、社長の人間性にメンバーが勝手についてきたのだろう。
DJ社長を支え、後メンバーを引っ張る初期メンバーDJふぉい
オシャレで甘いルックスを持ち、元美容専門学生という、女にモテない訳がないDJふぉいは、意外にも本をよく読むそうだ。
ブランドのジャージを着てドンキとかにいる典型的なヤンキー。
私の勝手なイメージでは、彼は学生時代、学校にあまり来ないけれども一つだけズバ抜けて才能がある、よく分からないけどすごいヤツ。
ポケモンで例えるとサンダーのような感じである。
そんな彼はLINE LIVEの中でおススメの本を聞かれた際に
「伊坂幸太郎」と答えていた。
まさか、きちんとした小説家の名前が出てくるとは思わなかった。
本を読まない人は、きっといい歌詞は降ってこないのだと思う。
たまに楽曲の中で作詞作曲を手がけている。
見た目とは裏腹にボカロ曲からインスピレーションを受けていたり
他のメンバーと比べて高い語彙力には、レぺゼン地球の夢を叶える為にもっとアーティストとして成長していきたいという想いが感じられる。
また、遅刻の常習犯という一方で意外にも仕事に対して厳しい面もある。納期を守らず言い訳ばかりするチバニャンに対し真面目に説教をしたというエピソードがある。良いところを認め、悪いところをしっかり指導できるのはデキる上司に求められる資質ではないだろうか。
初期メンバーとして社長を支え、下のメンバーを引っ張っていく彼は、レペゼン地球というグループが1つの会社であれば、きっと専務くらいなのだろうか。
パリピで天然だが、実はスポーツマンなDJ銀太
休日の福岡の天神やキャナルシティあたりに行くと、銀太によく似た若者を10人くらいは見かける。いわゆるパリピと言われる人種である。
彼らは、いわゆる陰キャと呼ばれる人たちには嫌煙されがちだが
話してみれば意外と気さくで、誰にでも優しかったりするのだ。
彼もきっとその一人に違いない。(そうでない人もいるが)
男子学生がそのまま大人になったような彼は素で天然で、その振る舞いはメンバーで一番面白いのではないか?とも思う。
そんな彼は学生時代、サッカーなどが有名なスポーツ名門校で野球部に所属していた。レぺゼン地球は下積み時代、メンバー全員家がないという過酷な状況であったが、それを乗り越えられたのは野球部で鍛え上げられた精神力と忍耐力があったからではないだろうか?
福岡において、野球について語れるというのは実にポイントが高い。
福岡では女子高生からお年寄りまで、ホークスが大好きなのだ。
職場で話す事が無いとき、まず野球の話をしていれば間違いない。
大切なコミュニケーション能力の一つであるといっても過言ではない。
そこであの名門校の野球部だったというカードを出せば、老若男女に愛される事間違いなしだ。
また、目上の人には礼儀正しい姿が動画内で度々見受けられる。
コラボ相手のAK-69さんに叱責された時にまず、自分の非を認め、謝罪するシーンではスポーツマンらしい立ち振る舞いと威勢のいい声で反省の意を示していた。
彼らはアホな人間を演じるのに長けているのだろう。
ぶっとんだメンバーの中で比較的まともなDJまるが持つ安心感
私は、DJまると出身地が一緒だ。
都会でもなく、田舎でもない、自衛隊の駐屯地と大きな球場のある大きな公園があり、面積に対して人口が多い事以外に特に誇れるようなところが無い平凡で平和な街である。ちなみに、隣町には雑餉隈という今の中州が寂れたようなディープな街がある。
そんな市民性が出ているのか、彼はイケメンで端正な顔立ちという事以外にコレといって特徴がない。しかし、それだけで女性ファンを虜にしているあざとさがある。話が面白くなくてもご愛敬。
ふぉいとまるは、レぺゼン地球において女性ファンを獲得するのに欠かせない存在である。動画ではしたっぱ感のある振る舞いが度々見受けられる。
料理人という経歴を持ち、気まぐれクックとのコラボ動画では率先して材料を切ったりしていた。
ファンと比較的近い存在であり、親近感があり、つい成長を見守りたくなるのがDJまるの良いところである。
男女共に愛されるイケメンデブキャラMG脇
レぺゼン地球の中で一番安心感のあるキャラクターといえばマネージャー脇ではないだろうか。食べ物を美味しそうに食べるぽっちゃりキャラや、デブキャラというのは人にあまり嫌われない。豚骨ラーメンと博多弁が一番似合うのも彼ではないかと思う。最近は少し痩せたせいか、髪のボリュームがすごいように見え、よりイケメンになってきている。
動画ではあまり、マネージャーとしてしっかり仕事をしている様子はなく、どちらかというとゆる~く過ごしている印象を受ける。
だが、彼はDJ社長がオーナーを務めるバーで店長を任せられていたのだ。
「クソみたいな低価格で、利益を上げなければならなく、クソほどしんどかった」と語っているにも関わらず、ここまでDJ社長についてきたのだ。
バーで店長を務めていたという事は、アルバイトを雇ったり、お酒を仕入れたり季節ごとのイベントを企画して告知したり、販促活動をしたりとセンスのいる業務で、なかなか普通の人では出来ない仕事だと思う。
DJ社長は、きっと脇なら出来るはずと店長を任せたのだろう。
まとめ
なんだかんだで、レぺゼン地球は有能な人材を集めて結成されているのだと思う。
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