どろどろした過去を葬る日記

自分という人間を客観的に分析する機会は少ない。

自分がどういう人間なのか
どういう思考をし
どういう感情を持ち
何にこだわり何を大事にして生きているのか
正直なところ、私は知らない。

自分のことなのにどこか他人事で
そうやって生きてきた。
逆にそうでもしないと生きてこられなかった。

考察する以前に分かる自分の特徴は
極端に人から嫌われることを怖がっているということと、
面倒なことが大嫌いでサボり癖があること、
意思が弱いこと、楽しいことに流されること
人に厳しく自分に甘いところ。

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鮪のように動いていないと気が済まないようなアクティブなイメージを持たれがちだけど実際は動かなかった日の罪悪感に後悔することが多く、それを無くしたいため。
かと思えばなにもしたくない日があったり、自分のことが良く分からない。

分析して原因が分かったとしてもきっと直すことはせずに日常を垂れ流していくだろうし、反省も反芻もせずだらだらと過ぎていく時間を見ないふりして生きていくのかもしれない。
でもそんなマイナスなことばかりではないような気もしている。
どこか他人事なのが自分とのちょうどよい距離感だったりするのかも。

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この感情と行動と感覚の乖離は家の中にいるともんもんと浮彫になってきてそのたびに今までの生い立ちとかを思い出す。

感謝の気持ちを表せと、お前は感謝の気持ちや人を思う気持ちが見えないと常々言わせて生きてきたから某テーマパークのキャラクターパフォーマンスのように大げさに礼節を表さねば呆れられるとか嫌われるとか愛想尽かされるとか干されるとかそんなことばかりな10代だった。

今もそれは残っていて、でもそれは義理堅い人というポジティブなイメージに変換されているからありがたい。
ものの。自分はやっぱり苦しくて。相手の顔色でしか動けないとか不機嫌にさせていないかと不安になって気が気でなくなって悪い方向に脳内変換されては絶望的な気分になる。
お願いだから嫌いにならないでって思いながら
バカのふりして陽気にふるまう?
時に知的な顔を見せたり?
へらへらしてると思えば腹の中では怒ってる?
なんだか自分が分からないし本当の自分がどこにいるのか知らない。

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自分を可哀想だとは微塵も思わないけど感情にフタをし続けて生きてきたんだなということは分かる。

だって本当の気持ちを言ったところで大人は皆怒るじゃない。
部活のときの先生は私をボコボコにしたじゃない。
お前のためだと言いながら、お前のせいだと罵りながら
見せしめのようにさ、お前は怒られ役だからって言ったじゃない。
誰が望んで怒られるかよ、舐めんじゃねぇぞと怒れるほど大人じゃなかった高校生。暴力と精神的萎縮に支配されてた10代。
何度ヘルメットで殴られた?何度バットのグリップで小突かれた?何度水筒入りのカバンで殴られた?みぞおちキックは何回?平手打ちは数多。
部活で干されてた時、普段の授業中にいつも通り明るく過ごせば「反省の色が見られない」と殴られ、反省してるフリで大人しくしてたら「暗い雰囲気醸し出しやがって周りに気を使わせてる」と殴られ、理不尽じゃん?正解教えてくれよ、なぁ。

干される理由も分からないままただ反省のフリをして、先生サイドにつく同級生に監視されてチクられてさ、ウケる。ちっとも部活は楽しくなかったよ。早く負けちまえ、全国制覇とかサムいこと言ってるなよ、どうせこの学年では無理だって。って毎日毎日思いながら毎日毎日グランド行って毎日毎日怒られて、部活続けるかそれとも死かの二択で生きてたこと、だれも知らないでしょ。チャンスはいっぱいあったよ電車通学だったから。

なーんてね、今はチームメイトたちも結婚したり子ども産んだり幸せそうでなによりだよ。君たちがあの三年間で心をすり減らさずに過ごせたのはどうして?教えてくれよ、なぁ。お前もお前もお前も、なんで幸せになったの?どうやって幸せになったの?私にも教えて。ま、こっちの生活は誰も経験できないほど楽しくて幸せなんだけど。隣の芝は青い。



ねぇ、先生。それとお母さん。
私はお前らの感情の掃き溜めじゃないんだわ。

怒りのぶつけどころもないままに連絡くらますってズルいじゃんねぇ先生。フェアじゃないのよ。

なんで大人になってまでこんなくだらない感情持ってなきゃいけないの
皆自分の支配下に置きたかっただけじゃんね
思い通りにならなかった奴見てどう思う?
今でもあんたたちは夢に出てくるよ、忌々しいね。


..
所詮今でも全部他人事で
過去のことを許せない自分が許せなくて
本来自分ってどういう人間なんでしょうね
実は陰キャなのは知っている。お絵描きと読書が好きでスポーツも好きだけど基本超めんどくさがりで出不精。


あぁ、でも書いててどうでも良くなってきた
めんどくせ。
過去は全て供養供養。

私がどう生きようが過去は変わらないから
10代の君、こんなに自由に生きてる30代の私が羨ましかろう。
せいぜい耐えて生きろよ。
死ぬのはいつでもできるんだから。

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