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[kintone] レコード追加時に通知する💡

関西で情シスをやっている「かずよし」と申します。
「すごくない」kintone Advent Calendar 2023 4日目を担当いたします🙌



レコード追加時の通知について、キンコミに投稿した内容 と同じですが、できるだけ丁寧に書いてみまーす。
本記事の内容は、kintoneの標準機能だけで実現可能です。 プラグインや拡張機能は必要としません。



アプリ紹介

サンプルアプリ「To Do」を例に説明します。
従業員のタスク管理を目的としたアプリで、1レコード=1タスクの構成となっています。



下図は レコード追加画面です。
ユーザー選択フィールド「担当者」を、このあと 使っていきます。



実現したいこと

To Doアプリを使って、従業員のタスクを管理します。
To Doアプリの利用者は、タスクの遂行を依頼する管理者と、実際にタスクを遂行する従業員です。

管理者から従業員へ、タスクの遂行を依頼する
(作画:ChatGPT先生)

管理者は、タスクを依頼したいタイミングで、To Doアプリのレコード追加画面を開き、タスクの内容を入力します。
「担当者」フィールドには、実際にタスクを遂行する従業員の氏名を入力し、レコードを保存します。

従業員は、自分が「担当者」であるタスクが発生したタイミングで、タスク内容を速やかに確認し、タスクに着手します。
ここで必要になるのは、 自分が「担当者」であるタスクが発生したことを、従業員が即時検知できる仕組み です。
即時検知を実現するために、To Doアプリにレコードを追加したタイミングで、「担当者」に通知を自動送信するよう 設定します。

通知設定の種類

通知設定には、下図の3種類があります。


方法1:アプリの条件通知を使う

アプリの条件通知にて、下図のとおり設定します。

通知先:担当者
アプリの条件:レコード追加

この設定により、下図通知を受信できるようになりました。

「レコードが追加されました。」という通知を受信。

方法1では、ネクストアクションが伝わらない

通知を受け取った担当者は、タスク内容を速やかに確認し、着手しなければなりません。
しかし、方法1の通知内容「レコードが追加されました。」では、通知を受け取った後の ネクストアクションを、担当者に確実に促すことが難しいと考えました。

アプリの条件通知を利用した場合、通知内容は「レコードが追加されました」固定です。変更できません。
ネクストアクションが伝わるような通知内容を変更したいと考え、方法2に挑戦しました。

方法2:レコードの条件通知を使う

レコードの条件通知にて、下図のとおり設定します。

レコードの条件:レコード番号≧0
通知先:担当者
通知内容:タスク内容を速やかに確認し、着手してください。

この設定により、下図通知を受信できるようになりました。

「タスク内容を速やかに確認し、着手してください。」という通知を受信。

方法2では、レコードの一括登録に反応しない

レコード追加画面から 1タスクずつ登録する運用であれば、方法2で十分です。
しかし、複数タスクを一括登録したいなどの要望から、kintoneの「ファイルを読み込む」機能を使う場合、レコードの条件通知で設定した内容が稼働しません。
そこで 方法3です。

方法3:リマインドの条件通知を使う

リマインドの条件通知にて、下図のとおり設定します。

通知のタイミング:作成日時 0日前 0時間前
通知先:担当者
通知内容:タスク内容を速やかに確認し、着手してください。

この設定により、「ファイルを読み込む」機能を使って 登録した場合でも、方法2と同じ通知を受信できるようになりました。
なお、リマインドの条件通知を利用した場合、ファイルの読み込みが完了してから通知を受信するまで、最大10分のタイムラグがあります。

以上、3種類の設定方法を ご紹介いたしました。

私が携わると、だいたい こうなる

ここまで設定方法の話ばっかりに なっちゃったけん、ちょっとだけ自分を出しとこ🐙
私が大切にしているのは、方法1と2の間で述べた、ネクストアクションを促す仕組みづくりです。

こーゆーこと について、普段からアンテナを張っているつもりですが、もっともっと事例を知っていきたいな。
いい流れ っていうものを、どんどこ作っていこまい🤗

おわりに:カスタマーサポート ご担当者様への感謝🙏

方法2と方法3は、カスタマーサポートご担当者様に 教えていただいた内容です。
とても自分1人では 実現できませんでした。
電話口で 丁寧かつ迅速に レクチャーいただき、ほんとうに 助かりました。
こころから感謝 & 感動しています🙏✨

同じようなことで困っている方へ、この記事が 何かのヒントになれば 嬉しく思います。
ここまで お読みいただき、ありがとうございました。


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