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2021年 コロナ禍でも「ポジティブな人」の3つの特徴

今年一年の振り返りとして12月24日に『2021年に関するアンケート調査』を発表しました。リリース本編では今年気になったニュース、流行語、マイブームの他、今年の満足度と来年チャレンジしたいことを取り上げていますが、少し視点を変えた番外編をこちらで。

番外編で着目したのは「今年の満足度」の項目。様々な制限も緩和されつつあるものの、まだまだ全快とは言いにくい状況。そんな一年でも高い満足度を感じている人は、世の中に対してどんな感性や姿勢を持っているのか?満足度の高い一年一年が積み重なっていけば、きっと人生も満開に違いない…!ということで、今年一年「とても満足している」と答えた人の各種傾向を探ってみました。

① ニュース・流行語への関心傾向

まず2021年で気になったニュースという質問(複数回答)について、選択率の高かった順にランキング化。その結果を「回答者全体」と「とても満足している」と答えた人で比較したものが下記の表になります。

ニュース

大谷フィーバーは問答不要で固定ですが、特徴的なのが「結婚」のニュースに対する関心度の高さ。全体でもランクインしていた「眞子さまと小室圭さん結婚」が4位→3位、「新垣結衣さんと星野源さん結婚」が5位→2位とランクアップ。さらに10位以下だった「菅田将暉さんと小松菜奈さん結婚」が15位→7位、「嵐の櫻井翔さんと相葉雅紀さん結婚」が12位→8位とジャンプアップしてトップ10にランクイン。本編で触れていますが、若年層(18~29歳)の方が満足度の高い傾向もあるので年代的な影響も考えられますが、他人の幸せをお祝いできる共感性がポジティブな気持ちを増幅させるのかもしれませんね。

次に新語・流行語への関心について。ニュースと同様にランキング比較したものが下記です。

流行語

目を引いたのが「マリトッツォ」(5位→2位)と「イカゲーム」(12位→8位)の躍進です。どちらが先かは分かりませんが、世の中を楽しんでやろうという姿勢がトレンドやエンターテインメントへの感度を高めるのかなと思いました。また、この記事の趣旨からは少しそれますが「SDGs」が全体でも高満足者でも変わらず3位という高位置にランクインしていたことに大きな時代のうねりを感じました。

② 満足を生み出している要因

さらにより直接的に「とても満足している」と答えた人がフリーアンサーで書いた理由をチェック。User LocalのAIテキストマイニングツールを使って出現頻度順でワードクラウド化し、比較対象として「とても満足している」人(上図)と「全く満足していない」人(下図)を見比べてみました。

満足者_出現頻度順

不満足者_出現頻度順

「コロナ」「生活」「仕事」といったワードは共通で見受けられますが、満足度の高い人は「結婚」「妊娠」「うまれる」「新しい」「定年退職」「長年の夢」といった人生の転機となるような出来事が起こった一年だったようです。また「楽しめる」「のぞめる」「生き抜く」「叶える」「立ち向かう」といったとても前向きなワードも頻出しており、眺めているだけでこちらも何だか元気をもらいました!

以上をまとめると…「共感性」「情報感度の高さ」「前向きな(楽しむ)姿勢」といったものが満足度につながっているのではと思いました。それが身近な小さい幸せ(Small Happy)をたくさん見つけることにつながり、結果として大きな満足感を生み出すのではないでしょうか。
来年はみんなで「とても満足している」と答えられる一年にしたいですね!

もし他の調査結果にも興味を持っていただけたなら、本編のリリースの方もぜひご覧ください!今年も一年、お疲れさまでした。

https://www.ccc.co.jp/news/2021/20211227_002245.html