いくつかの縁と魚と傘と。

Twitterで偶然に目にした「文芸サロン青い傘」の文字。
私は吸い込まれるように、そのリンクを開いて、すぐにそのブラウザを閉じた。
もう一度、Twitterアプリに戻り、即座にリプライを送る。

そうして私は、差し出された青い傘の下に入った。
たった数日前の出来事だ。

始動したばかりのオンラインサロンでは、今、いくつかの計画が動き始めている。

小説家を志すもの、詩人、シナリオライター、アニメーター、舞台に身を置くもの……様々な方が、文芸を繋がりに青い傘の下に身を寄せて、「やってみたい」を「やってみる」。

有り難いことに副部長の肩書きをいただいて、思い出したのは、去年、小説投稿サイトへとアップロードした「青い魚」という小説のことだった。
記憶を無くし自分のアイデンティティを失った蜜という少女が、周囲に流されまくって男性として生活し始める話である。
誰かに背を押されて、彼女が自分の居場所を見つけたように。互いに背をそっと押して支えあえたら。それは喜ばしいことだと思う。

だって。単純に、私が楽しいから。



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