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オーケストラを久々に弾く

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響ですべての公演がキャンセル。新年度に入ってからも大学や外のオーケストラも当然ストップしていました。
5月ごろにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、6月に入って東京都交響楽団やヤマハが弦の間隔や管の飛沫に関しての研究をして、最近では東京フィルハーモニー管弦楽団が条件付きでお客さんを入れて演奏会を再開したりしはじめました。各音大でも徐々に対面レッスンや合奏系授業は科学的に基づいた対策をしっかりとしたうえで再開され始めています。

今日行った授業ではホールで反響版が上がっている状態で(当然換気されています)、指揮者がフェイスシールドをつけたり、譜面台は一人一本。弦楽器奏者はマスク着用。管楽器の前にはビニールシートがあったり、管楽器の滴が落ちないように3Dプリンターで受け皿を作ったものを配布していたり、すごく考えられていました。


◎私の話
私が最後にオーケストラの練習に参加したのは3月22日だったので、6月30日である今日で3か月と1週間ぶりのオーケストラでした。

結果からいうと、久しぶりのオケは勘が鈍っていました。

ともあれ、参加された皆さまおつかれさまでした!今日は良い酒が飲めることでしょう。(笑)
サムネは私のおうち酒です。

○思ったこと
曲はブラームス作曲 交響曲第2番です。

・冒頭

プレゼンテーション1


冒頭はコンデンス・スコア的なのにするとこのような感じなのですが、よくコントラバスが弦の中で一番先に出ると言います。にも関わらず、オケ久々の私は初合わせで半拍遅く出ていました。ブラ2の冒頭なんて、もっとシビアに出なければいけない曲(例えばベートーヴェンの運命とか)なんてくさるほどありますが、それに比べたら冒頭はぬるま湯なのですが、話を戻すと出遅れたことに衝撃を受けて、3か月前までの自分は無意識に早く出ていたんだなと感慨深い気持ちになったわけです。

・全体的に、アンサンブル
皆さん思うことはほとんど同じだと思うのです。
初合わせはだいぶ苦戦されていたと推察されます。ふだんオーケストラ(というか誰かとアンサンブルできる環境)で弾ける機会があるということは恵まれているんだなと実感しました。
冒頭に「勘が鈍った」と表現しましたが、鈍っても勘はしっかり奥底にあるので取り戻せば良いだけです。
やはり何年か積み重ねているだけあって、皆さんさすが芸術家!すぐに勘を取り戻し、2週目からは良い感じにまとまってきました。

でもこれってすごいことだと思うんです。皆さん職人なんだなと。
次回の合わせは数か月のブランクを感じさせないくらいになっていると思います。

・個人的に弾けないところ
たくさんありますが、そこは3か月前の自分でも弾けてないと思います。それはちゃんとさらえよっていう話ですが。


○さいごに
オケは大変ですが楽しいですね!オーケストラというものはただ楽しいだけではなくストレスも多い環境ですが、ブラ2という好きな曲(類似でいうとドボ6のほうが好きですが(←余計))を弾けることは幸せなことです。
よくよく考えたら今の環境で弾けるのもあと半年な訳ですから。

拙い文章ですがお読み頂きありがとうございます! 私の詳しくは https://t.co/c3ikR7p8Ht インスタ: https://www.instagram.com/cbyoshida/