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時代たんす2台が引き継がれました

時代たんすを発送

 梅雨の晴れ間の土曜日、夕方に時代たんす2台の集荷が予定されているため、午前中からオープンし、中にある着物類や食器を出し、掃除をしました。積年の埃がこびりついていて、なかなか大変でした。
 こちらの写真のは、厳密には「水屋たんす」といいます。水屋とは台所という意味です。台所に置かれる収納家具なので、つまり食器棚ですね。こちらの水屋たんすは明治期に京都で作られたみたいです。

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 こちらは漆塗りの桐たんす。大正時代に作られたそう。江戸時代までは庶民の間に家具のニーズは全くありませんでした。江戸時代後期から明治時代以降、人々の暮らしにゆとりが生まれはじめ、収納家具や時代たんすが量産されるようになったとか。

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 ヤマトホームコンビニエンス(大きな家具とかはヤマト運輸ではなくこちら)のスタッフさん2人がかりで運び出してもらいました。

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 手際良く運んでくれました。その分、運賃も結構しましたが…

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多少スッキリしてきました

 時代たんす2台がなくなっただけで、体感では結構スッキリした感じです。特に水屋たんすは、食器の出し入れなどで馴染みがあったので、なくなるとそれはそれで寂しい気もします。

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 しかし、まだまだ時代たんすは残っています。こちらは仙台たんすです。実用性と芸術性を兼ね揃えた逸品です。インテリア好きな方だったり、引越しするけれど家具がないという方など、ぜひお譲りしたいです。

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 こちらは茶だんすですね。私も家が広ければ置きたいくらいですが。

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この日も色々お譲りしました

 やはり物の力ってのがあるんだなーと感じます。遊びにいらっしゃる方は、何かしら気になる物や欲しい物を見つけてくださいます。
 こちらは大きなソロバン。

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 羽子板。一番右は、ちょっと怖いとのことで、まだ店内に残っています。

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 これは面白い形の入れ物。

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 これも小物入れです。

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 草花の柄といい、滑らかな形といい、魅力あります。

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 こちらは木製品まとめ。

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 こちらは扇子まとめ。

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 軽くて使いやすそうなコースター。

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いつも差し入れありがとうございます

 よく遊びに来てくださる方には、よく差し入れをいただいちゃっています。応援してくださる方々の存在は貴重で、とてもありがたいです。

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ロゴマークに使えそう

 旧・アンティーク日本の心の暖簾にはこのマークが表示されています。調べてみると、「あわじ結び」というみたいです。「末永く続くように」という意味が込められています。
 イノイチサードプレイスプロジェクトも、末永く暮らしたくなる街や地域をつくることに貢献することがミッションでもあります。このお店の記憶をつなぎつつ、新しい価値を生み出す場所として、前に進んで行けたらいいです。

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まちの余白を活用して新しい価値をつくる活動はみなさんのサポートに支えられています。