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空き家活用の意義を理解している人

「大事なこと」

 私が住んでいる町内会長さんと電話でやりとりしました。くださった昨年1年分の町会だよりには「子どもは街の宝」というフレーズをよく目にしました。なんでもファミリー世帯が増えているそうで(確かに分譲住宅が増えている)、高齢者だけではなく、子どもや子育て世帯など若い世代との多世代交流を志向していることはわかりました。
 空き家を活用した子どもや若者、子育て世帯にとって有益な場所づくりに取り組みたい旨を話してみたら、「大事なこと」「(来月の)役員会で話してみる」とおっしゃってくれました。生の声で肯定のご意見が聞けたの嬉しいですし勇気づけらます。

「応援したい」

 次に今日はチラシの掲示や配布をお願いしにコミュニティセンターや地区公会堂を自転車で回ってきました。受付窓口のスタッフさんに「チラシの掲示をお願いできればと思って来たんですが」と聞いてみると基本的に即答はされず、「とりあえず預からせてもらいます」「上司に確認してみます」という回答が多かったです。
 しかし中には結構興味持ってくださる方もおり、「更地になっても売れなくなってきている」「(空き家活用を)応援したい」といった話をしてくれたりもしました。限りなく少ないですが、不動産市場に出ていない空き家を活用した子どもなどのための場所のニーズは確実にあることが実感できました。

街の価値を毀損する放置住宅

 そして以前から目をつけていた放置住宅(多分空き家)6戸ほどにチラシをポスト投函してきました。木造住宅で相当劣化している住宅が駅前や道沿いなどにあり、この住宅が有効活用されれば(せめて外観だけでも綺麗に保っていれば)街にとってもプラスであると感じざるを得ません。
 私たちには財産権が保障されており、不動産の所有権も該当しますが、多くの人が行き交い、公共の空間との境にあるにもかかわらず何年も有効活用されず、外観上も相当マイナスとなっている不動産に対し、見て見ぬ振りはもはやできません。
 街を形作るのはそこに住み、働き、学び、遊び、交流する人たちの諸活動です。街や地域に対し、良くも悪くも影響を与えてしまうのが不動産。完全な私有財産には馴染まないからこそ私が働きかけていく意義があります。

まちの余白を活用して新しい価値をつくる活動はみなさんのサポートに支えられています。