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正規分布の思い出 5

「今年の風邪はタチが悪いそうだから、気をつけろよ」
「そうだそうだ、今夜は早寝するか」
 人間の長い歴史を振り返れば、こんな会話が何回となく交わされたことでしょう。今年もそんな感じだったのだろうと思います。

 それなのに、自粛とかステイホームとかの気違い沙汰を繰り広げ、一体いくらかかったのでしょう。日本中の経済的な損失の総計です。政府の経済対策が100兆円規模とか言われているらしいので、ざっくり100兆円としましょう。

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 ボクは上図のように考えているので、自粛とかステイホームとかの気違い沙汰の効果は全く無かったと思っています。片対数グラフです。

 はじめ、習近平の国賓待遇での来日とか、東京オリンピックとかあったので、感染者数は最小限に出していたのでしょう。4月に入って、自粛とかステイホームとかの気違い沙汰を始めることになったので、これが減っていく様子を見せないと終わらないので、一旦、増えました。

 しかし、ここは百歩譲って、自粛とかステイホームとかの気違い沙汰を繰り広げなかったら、1万人死んでいたとしましょう。つまり、自粛とかステイホームとかの気違い沙汰を繰り広げたおかげで犠牲者を10分の1にできたのだとしましょう。「いのちを守る」ことができたとしましょう。

 すると、ボクの計算に間違いがなければ、一人あたり100億円です。いのちのコスト。高いか、安いか。自動車事故の賠償金に比べると、かなりお高いですね。

 もう百歩譲って、10万人のいのちを守れたのだとしても、一人10億円です。

 仮に、自粛とかステイホームとかの気違い沙汰を一切やらず(マスクもせず)日常生活を続け、そのかわり、例の風邪で死んだ人の遺族には1億円支給するということにしていたらどうでしょう。死んだのは年寄りが多かったというし、全体的にハッピーだったろうと思います。

 ボクは、自粛とかステイホームとかの気違い沙汰であまり不利益をこうむったわけではないのに、10万円もらえたのでハッピーでした。

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