下の正気と上の狂気
ボクが大村リコール事件に興味のあるのは、会社員時代の思い出につながるからです。嫌な思い出です。
大村リコール事件はまだ解決してはいませんが、大筋は見えてきたようです。ボクの特に注目する部分は、不正を暴き出したのが署名を集める現場のボランティアの人だったという点です。あと、リコール票数を(お金をかけてまで)不正に水増しするというのが、部外者(犯人以外の人)からすれば不合理、あえて強めに言えば狂気と思える点です。
これに対応するボクの職場の思い出は三つ、CIM(生産管理システム)導入、TPM活動、連続操業導入です。
会社の仕事はすべからく、会社の利益に貢献することを目指すはずだと思います。不幸にも失敗すれば損しますが、目指すのは利益であるはずです。でもボクの感じたところでは、上に挙げた三つは会社の利益ではなく、重役のご機嫌をとることを目指しているように見えました。狂気を感じました。
こっちは適当に調子を合わせていれば給料はもらえるので良いのですが、正気を保ちたかったので、職場から、労組の(ヤミ専従の)役員へ逃れました。
詳しい経緯を書きたいところですがやめておきます。世の中には似たようなことは多い気がします。現在進行中のはやりやまいの騒ぎも似たようなことだと思っています。そのうち、この気分をテーマにした面白い小説でも書きたいものです。
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