石がまた流行り出してる

産地も書いてない石屋さんが、巷で山のように溢れ出している。
17年ほど前の石ブームより売り手も買い手も質が落ちている。

アクセサリーやインテリア感覚の、浅さ。
それなのにやたらスピリチュアルなメッセージが添えられてる。
叡智を受け取れるなんて言葉で溢れてる。
努力なしにそんなこと、あるわけないのに…
ご利益目的でいく神社と同じ感覚なんだろうけど、土地も石ももっともっと深い。
光だけを見せるなんてことはない。
未熟な感情と向き合うことになるし、地球の重たい記憶さえ持ってる。
それも光なのだと、教えてはくれるけれど…
そんなに軽くてふわふわではない。

何故産地を書いていた方がいいかと言うと、
そこであからさまな嘘や偽物を見抜くこともできるし
産地によって結構エネルギーも見た目も変わる。
写真では伝わりきれない時にも、産地はとても参考になります。

石が好きだから
石を浅く傲慢に利用する意識は、好きじゃない。
ブームが去り、浅く使い古されたら
石は今まで以上に人間に呆れ、表舞台から消えていくんだろうか。


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