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日本での現状

CBDオンラインメディア「Pot」へようこそ。

世界で盛り上がりを見せる大麻産業ですが、日本は現状どうなのか?

日本でも合法化の予兆?

10月6日に昭和大学薬学部で「CBD(カンナビジオール)の現在と未来」セミナーが開催されました。こちらのセミナーはCBD研究第一人者である佐藤均教授が発起人の一人となり開催され、またイスラエルの医療大麻の権威であるマイケル・ドール医師なども登壇し、最新のCBD抽出方法やCBDを巡る日本の現状などが語られました。
セミナーに集まったのは大学の研究者だけではなく、厚生労働省の官僚や、大手総合商社社員、医薬品や食品、化粧品メーカーなどの製品開発に関わる研究者たちも多く参加され、国全体で注目されているのが分かります。

日本での現状は?

大麻の使用は嗜好用大麻と医療用大麻は違法であり「大麻取締法」によって厳しく取り締まられている現状です。
唯一、産業用大麻はTHC含有量の少ない「成熟した茎と種子」に限り、合法とされています。

しかし、日本では医療用大麻の合法化を求める声が高まってきています。
なぜなら、大麻には鎮痛作用、沈静作用、催眠作用、食欲増進作用、抗癌作用、疼痛鎮静効果などがあるとされており、そういった症例に大麻の成分が高い効果をあげるからです。

アメリカでは大麻が医療の分野で大きな効果を発揮することは、多くの科学者がエビデンスを確立しているのですが、日本では大麻栽培や研究には許可がおりない現状です。

結果、日本は後進国となってしまい他の国に大きく出遅れている現状なのです。

合法化する必要条件とは?

日本の厚労省が定める法律はWHOのものに準拠しているので、日本で医療用大麻を合法化するためには、

・WHOが定める大麻草のスケジュール(取り締まり基準)が見直される
・アメリカ連邦法のスケジュールが見直される

なんとこの条件が見直されるかもしれないのです。
2019年1月、WHOから国連に向けてスケジュールの変更について通知しました。それを受け2020年3月には国連麻薬委員会(CDN)で53か国による投票採決が行われる予定のようです。
もしここで基準が見直されれば、日本でも医療用大麻が合法化される可能性が高まりそうです。

大麻解禁がもたらす効果とは?

日本で大麻が合法化されれば、

・タバコやアルコールのように課税をし、税収をあげる
・大麻の栽培、収穫、販売などに関わる雇用の増加
・日本独自の技術で大麻テック業界への参入

が考えれるのですが、注目されているのが「大麻テック」業界の動きです。大麻+テクノロジーにより今後さらに進化していくのは目に見えれていて、多くの投資家が注目しています。

まとめ

明らかに大麻解禁の流れが来ていると感じますが、実際に日本で解禁されるのはまだ数年先になりそうです。
しかし、いまのうちに正しい知識を身につけ、そのときに正しい知識で対応できるように準備して置きたいところです。

では、今日ものんびりいきましょう。

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