CBDのよくある質問【３４選】

TAKE

2020年9月23日 20:04

こんにちは。CBD勉強家のTAKEです。

CBD製品の購入を考えている人は何かしらの疾患がある人、健康を維持したい人、アルツハイマーの予防を考えている人、ストレスが多い人など多岐にわたりますが、

CBDを知らない人にとってはいまいちピンときません。

そこで今回は「CBDのよくある質問」をまとめました。

CBDのよくある質問

CBD（カンナビジオール）とは何ですか？

CBDはCANNABIDIOL（カンナビジオール）の略で、大麻草だけに含まれるカンナビノイドという成分の一種です。

カンナビノイドの代表的な成分はCBDとTHCですが、THCは酩酊作用があり違法とされています。

世界保健機関（WHO）もCBD が多くの他の症状のために有用な治療である可能性を示す初期的な科学的証拠があり、副作用も軽いと公式に認めています。

CBDオイルを摂取する量、タイミングや回数は？

メーカーによって推奨されている摂取回数や量は違います。

効果が表れるのに個人差があるので、初めての方は少量（3～4滴）から試し、2週間ほど様子をみます。

よく自分を観察して、効果がなければ少しずつ量を増やし自分に合った用量（スイートスポット）を探ります。

多くのCBD利用者は健康維持、病気の予防に毎日少量（２～５mg）を摂取しています

※CBD含有率１０％で1滴あたり4～5mgです。

摂取するタイミングは特に決まっていないので、目的に合わせたタイミングで摂取すると良いです。

＜例＞

●朝一に摂取⇒覚醒効果
●仕事前に摂取⇒集中力UP
●就寝前⇒睡眠導入

※カンナビノイドには二相効果があると言われ、

少量で覚醒効果、量を増やすと睡眠導入効果があるという研究報告もあります。

※個人的には、仕事前に集中力UPのために摂取していますが、効果を感じることができています。

使用方法は？

CBDオイルは基本的に舌下摂取です。

舌の裏側に数滴垂らして、１分ぐらい飲みこまずに含んだ後に飲みこみます。

舌下や口腔内の粘膜からCBDを吸収させ結合組織の毛細血管からCBDを拡散させ血液中に入ります。

舌下摂取は胃と肝臓を通らないので、経口摂取より吸収率は高いですが、VAPEタイプの吸入摂取ほどではありません。

舌下摂取は効果が現れるのも比較的早く、１５分～３０分で効果が表れて４～６時間継続します。

保管方法は？

CBDは熱や光、空気に弱く、これらにさらされると分解される性質があります。
直射日光を避け、湿度、温度が高くない場所で保管しましょう。

賞味期限は明確に言われていませんが、1年ぐらいと言われています。

暑すぎる夏場は冷蔵庫で保管しても大丈夫ですが、温度が下がり過ぎて結晶化することもあるので、常温に戻してから使用します。

CBDの効果の持続時間はどれくらいですか？

個人差があるため一概には言えませんが、目安として以下の通りです。

●舌下摂取（CBDオイル）
・効果が表れるまで15分～1時間
・持続時間　４時間～６時間

●経口摂取（CBDオイル、カプセル、グミ等）
・効果が表れるまで⇒30分～2時間
・持続時間⇒6時間～12時間

●経気道摂取（VAPE、吸引式）
・効果が表れるまで　数十秒～10分
・持続時間　1時間～3時間

【吸収率が高い順番】
経気道摂取⇒舌下摂取⇒経口摂取

何を基準にCBDオイルを選べば良いですか？

1.オーガニック１００％である。
2.可能であればフルスペクトラムもしくはブロードスペクトラム製法で作られている。
3.成分分析表が閲覧できる。
4.製造元が分かっている。
5.値段が安すぎない。

CBDオイルにはどのような効能がありますか？

一般的に代表される効能は睡眠改善、リラックス効果、痛みの緩和、皮膚や肌のトラブル、集中力向上、肩こり、てんかん、鬱などが挙げられ万能と言っても良いぐらい様々な疾患に効果が期待されています。

研究段階ではありますが、医療大麻自体は実に２５０の疾患に適応されると言われています。

オーガニック製品の方が良いですか？

オーガニック製品をおすすめします。

大麻草は土壌から栄養分を吸収すると共に、土壌に有害な物質（カドミウム、鉛、ヒ素、水銀等）があれば、それも一緒に吸収します。

ＣＢＤを抽出するには大量の大麻草が必要なため、汚染されている土壌で大麻草が栽培されていると有害物質も同時に抽出されて濃縮されてしまいます。

CBDオイル以外にも製品はありますか？

日本未入荷の製品もありますが以下が挙げられます。

CBDオイル
CBDバーム
VAPE（吸引式）
CBDカプセル
CBDグミ
CBDウォーター
CBDパッチ（貼るタイプ）
CBDティー（日本未入荷）
CBDタンポン（日本未入荷）
CBDシャンプー
CBD石鹸
カンナビスリキュール（日本未入荷）
CBDローション（日本未入荷）
etc…

濃度（%）の違いは？

高濃度≠高効果
高濃度のCBDだからといって、効果が高まるわけではありません。

CBD製品の効果には個人差があり低用量で効果がある人もいれば、そうでない人もいます。重度な問題がない限り、健康な人は高濃度を摂取する必要はないかと思います。

初めて試す人は、低用量から始めて様子を見ながら徐々に量を増やすと良いです。

CBDオイルが高価なのはなぜ？

日本では大麻の栽培が規制されているため、ほとんどの製品は海外からの輸入になりどうしても価格が高くなります。

ヨーロッパでも決してCBDオイルは安くありません。逆に安すぎる製品には注意したいところです。

ヘンプシードオイル（麻実油）はCBDオイルと同じですか？

ヘンプシードオイルとCBDオイルは違います。
ヘンプオイルは大麻の種子から作られており、大麻種子にCBD成分はほとんど含まれていません。

CBDオイルは葉、茎、花穂、種子などから抽出します。（※日本では大麻取締法により茎と種子由来のものしか認められていません。）

CBDオイルにもヘンプシードオイルが入っている製品もありますが、それはCBDとの相性が良いためです。

MCTオイル（ココナッツオイルやオリーブオイル等）とCBDは相性が良いので、多くのメーカーはこのMCTオイルを使っています。

MCT：Medium Chain Triglyceride（ミディアムチェーントリグリセリド）
日本語では中鎖脂肪酸

国産CBDオイルはありますか？

厳密に言うとありません。

日本では大麻の栽培や研究に関して厳しい規制があるため、容易に栽培許可を取ることができません。
したがって、基本的にCBDの原料は海外からの輸入になります。

最近ではCBDの原料のみを輸入して国内で製造している製品もありますが、CBD自体は海外からの輸入です。

妊娠中や子供が摂取しても大丈夫？

多くのメーカーは未成年や妊婦、授乳期間の摂取はおすすめしていませんが、
妊婦や未成年が摂取しても問題はないという研究報告もあります。

未成年に関しては一時的に学力が低下すると言われていますが、摂取を辞めると元に戻るという研究報告もあります。

まだエビデンスが少ないため現時点では、緊急性がない限りおすすめはできません。

どうしても必要性を感じるのであれば、医療大麻に詳しい医師に相談することをお勧めします。

CBD製品は安全ですか？　副作用はありますか？

CBDの安全性は世界保健機関WHOも認めています。副作用は一般的な薬よりはるかに少ないと言われています。
しかし、副作用が全くないとは言えません。

一部の人から副作用があったという報告もあります。

＜報告例＞
・疲労感、鎮静、倦怠感
・下痢
・頭痛
・不安
・ふらつき、めまい
・口渇、目の渇き
・集中力低下
・吐き気、嘔吐
・動悸、頻脈
（多い順）
・疲労感、鎮静、倦怠感
・下痢
・頭痛
・不安
・ふらつき、めまい
・口渇、目の渇き
・集中力低下
・吐き気、嘔吐
・動悸、頻脈
（多い順）

私は毎日２～４滴摂取していますが、副作用を感じたことはありません。

カンナビノイド成分はアレルギー反応を引き起こしますか？

アレルギー反応はほとんどないと言われていますが、事例はあります。

大麻草は植物なので、花粉もあります。そのため花粉症のようなアレルギーを引き起こしたり、CBDクリームなどを皮膚に塗った場合も湿疹や蕁麻疹が発症することがあります。

花粉を持っているのは大麻草の雄株で、CBD製品のほとんどは花粉を作らない雌株のためアレルギーが発症する可能性は少ないです。

CBDオイルは犬や猫などの動物に使用できますか？

使用できます。
最近ではペット用のCBD製品も販売されています。ペット用と言っても人が摂取するものとほとんど変わりません。
人間用のCBD製品を摂取させる場合は、用量を減らすかCBD含有率の低い製品が良いと言われています。

CBD以外の大麻草に含まれる成分は？

カンナビノイド成分だけでも１００種類以上ありますが、
その他の成分、カンナビノイド類、フラボノイド類、フェノール類、テルペン類
も含めると500種類にも及びます。

【カンナビノイド成分】
・CBD（カンナビジオール）
・THC（テトラヒドロカンナビノール）
・CBN（カンナビノール）
・CBC（カンナビクロメン）
・CBG（カンナビゲロール）
・CBDV（カンナビディバリン）
・THCV
・CBDV
・CBL（カンナビシクロール）
・CBE（カンナビエルソイン）
・CBT（カンナビトリオール）
etc…
【テルペン類】
・ミルセン
・リモネン
・フラボノイド
・リナロール
・ピネン
・βカリオフィレン
・ユーカリプトール
・フムレン
・テルピネオール
etc…

なぜCBDが注目されているのですか？

★アメリカの医療番組で特集されたのがきっかけだと言われています。てんかんで苦しむ少女がCBDを摂取した結果、300回の発作が週に一回まで激減したことが放送され話題になりました。

★大麻合法化の国が増える中、医療大麻の研究が急速に進んでいる。
WHO（世界保健機関）が健康上のリスクや乱用される問題がないと認めた。

★世界アンチドーピング協会（WADA）がCBDを規制から外し、アスリート達も使用するようになった。

CBDオイル製品の成分は常に均等ですか？

均等ではありません。
CBD含有量は商品に表記されている通りがほとんどですが、たまに表記されている含有量以下の商品もあるようです。

各メーカーによって100種類以上あるカンナビノイド成分の含有比率は違います。
成分分析表を公開しているメーカーもあるので参考にしてみてください。

カンナビノイドとは？

大麻草だけに含まれる100種類以上ある成分の総称です。
代表的な成分はCBDやTHCがあります。

THC（テトラヒドロカンナビノール）とは？

THCはカンナビノイド成分の一種で酩酊作用があり、一般的に言われている「ハイ」の状態になります。

THCは違法ですが、医療大麻の観点では様々な疾患に効果があると期待されています。

エンドカンナビノイドシステムとは何ですか？

人間の身体に備わっている身体調節機能（食欲、痛み、免疫調整、感情制御、運動機能、発達と老化、神経保護、認知と記憶などの機能）です。
このことをエンドカンナビノイドシステム（ECS）と言います。
です。

身体調節機能（ECS）は身体の恒常性（ホメオスタシス）を維持する機能で人が生きていく上で欠かせない機能で、身体を正常な状態に維持するのにはカンナビノイドが不可欠です。

人間の身体にはカンナビノイド受容体が体内や脳、皮膚、生殖器官、消化器官に至るまで様々な場所に分布しています。

人間の身体の中にも内因性カンナビノイド（アナンダミドや2-AG）が作られますが、身体調節機能（ECS）はストレスや疲労、老化によってカンナビノイド欠乏症になり、様々な疾患のリスクがあります。

そのため外部から植物性カンナビノイドを摂り入れ、身体調節機能の働きを助けます。

カンナビノイド受容体は身体の至る所に分布しています。

内因性カンナビノイドとは何ですか？

カンナビノイドは大麻草に含まれる100種類以上ある成分の一つです。これが人間の身体の中でも作られています。

内因性カンナビノイド(アナンダミドや2-AG)は、オメガ３脂肪酸やオメガ６脂肪酸の助けを借りて生産されます。

老化やストレス、疲労などにより内因性カンナビノイドは不足しがちで、それを補うのがCBDなどの植物性カンナビノイドです。

テルペンとは何ですか？

ルペンは植物の精油成分に多く含まれ、大麻草にも含まれています。
テルペンは、とてもたくさんの種類や用途があり、化学の世界なので細かく説明するのは難しいですが、一般的に言われているテルペンは「モノテルペン」と言う香りの成分です。

テルペンには次のような効果があります。

★リラックス効果
★高血圧予防
★抗炎症や鎮痛作用

柑橘類の皮を剥いた時に香る臭いや、ヒノキや杉の木の香りもテルペンによるものです。

テルペンはアロマテラピーや香水、エッセンシャルオイルにも使用されていて、免疫系や神経系に働きかけてリラックス効果やストレス解消、血圧を下げる効果があります。

さらにはテルペン類に含まれるシンゲロール（主に生姜や唐辛子、胡椒に含まれる）は抗炎症、鎮痛作用以外にもヒスタミンの放出を抑制してアレルギー症状を緩和してくれます。

アントラージュ効果とは何ですか？

大麻にはたくさんの種類の薬効成分が含まれており、これらが相互作用することによって相乗効果が生まれます。このことをアントラージュ効果と言います。

大麻にはカンナビノイド成分の他にもテルペン類、フラボノイド類などがあり、これらもカンナビノイドと相乗効果があります。
CBD単体（アイソレート）で摂取するよりも他の成分が含まれている製品の方が効果を期待できます。

CBDオイルのパッケージにはFULL SPECTRUM（フルスペクトラム）やBROADO SPECTRUM（ブロードスペクトラム）と表記されていることがあり、これらにはCBD以外の成分も含まれています。

フルスペクトラムとは何ですか？

FULL SPECTRUM（フルスペクトラム）は製造方法の一つで、
大麻草から抽出された成分になるべく、ろ過の工程を加えずに自然の状態に近い状態で成分を残す方法です。

全草抽出とも言われたりします。CBDは単体で摂取するよりも他のカンナビノイド成分と摂取することにより相乗効果（アントラージュ効果）が生まれます。

ブロードスペクトラムとは何ですか？

ブロードスペクトラム製法は、大麻草から抽出した成分からTHC成分のみを完全に取り除く製法です。

この製法で作られたCBD製品もその他のカンナビノイド成分と一緒に摂取できるので、アントラージュ効果が期待できます。

超臨界ＣＯ２抽出法とは何ですか？

多くの製造会社が使用している抽出方法の一つで、他の抽出方法と比べると最も安全とされていて食品やサプリメントの業界でも広く使用されています。

ＣＯ２は無害で食品添加物としても使われています（炭酸飲料など）。
超臨界ＣＯ２抽出法は他の抽出方法よりもコストがかかるため、ＣＢＤ製品の価格も上がる傾向にあります。

この抽出方法はカンナビノイド成分を個別に分離することが可能で、化合物の量を調整してカスタマイズできることができ、ＣＢＤオイルだけでなくワックスなどのその他の製品にも使うことができます。

CBDオイルとマリファナ（大麻）の違いは何ですか？

大麻には代表的なカンナビノイド成分、CBDとTHCがあります。

一般的に言われている「大麻」には酩酊作用、いわゆる「ハイ」になる成分のTHCが含まれている物が多いのですが、CBD製品にはTHCが入っていない、もしくは極微量のTHCしか含まれていません。
（0,3%以下のTHC含有率だと合法ですが、最近では少しでも入っていると問題になることもあるようです。）

したがってCBD製品は製造工程でTHCを取り除くか、もともとの大麻草にTHCが少ない品種を使用していることが多いです。

多くのCBD製品は産業用大麻が使用されており、産業用大麻はTHC含有量が元々少ない品種です。

戦前の日本では、この産業用大麻が色々な製品に盛んに使用されていました。

海外で購入したCBD製品は日本に持ち帰ることはできますか？

CBD成分自体は合法です。

<大麻取締法第一条>
この法律で「大麻」とは、大麻草（カンナビス・サティバ・エル）及びその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品（樹脂を除く。）並びに大麻草の種子及びその製品を除く。「大麻草の成熟した茎及びその茎から作られる繊維等の製品（樹脂を除きます。）と、大麻草の種子及びその製品は規制対象から除かれます。」

とあります。

日本で輸入されているCBD製品はこの規制に従って販売されている場合が多いので、違法ではありません。

しかし、稀に個人輸入等でこの規制に該当しないものも出回っていることもあるので注意してください。

また、海外からCBD製品を持ち込む場合や、日本から海外に持っていく場合は没収されるケースもあるそうです。

麻と大麻は同じですか？

大麻草の学名はカンナビス・サティバ・エル（Cannabis sativa L）と名付けられていて麻も大麻も同じですが、薬用型、線維型などがあります。

一般的には産業用大麻（ヘンプ）と嗜好用大麻（マリファナ）とあり、よくメディアで犯罪として取り上げられているのは嗜好用大麻です。

産業用大麻にはTHC含有量が少なく、繊維や工業製品に利用されてきました。

ＣＢＤ製品も産業用大麻を使用することが多いです。

大麻は麻薬ですか？

大麻と麻薬は全くの別物です。

大麻の「麻」と麻薬の「麻」は元々漢字が違いました。

麻薬の「麻」は「痲」という漢字でしたが常用漢字で使用されていなかったことから、「麻」という漢字を使用するようになりました。

麻薬と言われている薬物は以下のものが挙げられます。

×モルヒネ、ヘロイン
×コカイン
×ＬＳＤ、ＭＤＭＡ、ＰＣＰ

なぜCBDは合法で大麻は違法なのですか？

一般的に言われている大麻にはTHCという成分が含まれ、酩酊作用があり違法です。

CBDは酩酊作用がなく安全性も認められていて合法です。

日本は戦前まで大麻文化が盛んでした。いわゆる大麻と言うより産業用大麻です。産業用大麻には違法成分のTHCは多く含まれていません。

戦後GHQにより、当時アメリカでも禁止されていた大麻を日本にも禁止するようにしました。

大麻農家からの猛反対があったこともありこういった法律になったそうです。