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22-7-24 小野こまちロードレース Dクラス 22位

初めてのLINKTOHOKU主催のツールドふくしまシリーズに参戦。ずっと出たかったのでとても楽しみなレースだった。何より公道でロードレースができる、というだけで嬉しい。

いつもレース最大の目標は無事に帰ること。その次が結果。結論からいうと着順に絡むゴール前スプリント直前で、後続から上がってきた方と接触し落車。そこそこの怪我して帰宅したので目標は未達。無念すぎる。

残念な話しは一旦これくらいにしておいて、ここからはレースを振り返り。


出発〜試走

朝4:15に出発。早朝からチームメイトがインスタの投稿に反応してDMをくれてほっこりする。休憩込みで3時間弱かかる行程。試走の制限時間がわからなかったが先に着いていた仲間の情報から、ギリギリまで試走ができそうだったので7:15に到着して受付、ゼッケンなどの取り付けを終えていざ試走。できると思ってなかったのでラッキー。危険そうなポイント、登りの感触を事前にチェックできたのが良かった。


アクチュアルスタート〜1周目

スタートの風景。のどかな風景が最高。
photo by @yuki_asato さん

下りとコーナーが苦手なのでなるべく登りで先頭付近に残り、下りで少し順位を落としてまた上がる、という作戦。1週目は集団が安定するまではちょこちょこ先頭に出て様子を確認。たまに飛び出る人がいたけど流石に逃げ切りは無理でしょうということで無理にペースは上げずに自分のリズムで走る。集団もそんな感じ。そんなこんなで1週目はあっという間におしまい。


2〜3周目

集団の緩むところ、かかるところ、他の選手の走り方、考えていることもなんとなく掴めたので10番手以内をキープしながら、危なそうなコーナーは多少番手落としてでも安全マージンをとってこなす。飛び抜けて強そうな人もいない印象。2−3周目は特段ペースが上がることもなく安定していて一番楽だった。

集団前方キープ
photo by @yuki_asato さん
ダムの所の登り、かな?
photo by @yuki_asato さん

最終周

徐々に登りでペースが上がる。でも脚は全然余裕あり。登りで上げる人についていくと、自然と集団の人数は減っていた。COWGUNMAの子が逃げ?を終盤打っていたけど最後の登りで追いつけるでしょう、ということで集団も特に追うそぶりもなく、一定距離をキープしながら最後のこまちダムの上りへ。

ウィンディー筑波の人が登口から早駆けでいくも、1分以上は踏み抜けない自分は得意な領域の20〜30秒スプリントできる脚を残しつつ、可能な限りハイペースで先行した選手を追う。

ラスト200mに差し掛かる時点で先行している選手を数えると4人、距離もそんなに離れていない&自分が踏み抜ける20−30秒の射程距離に入ったので一つでも順位を上げるべし!あわよくば表彰台!と思いスプリント体勢に入ろうとした直後、多分後ろに張り付いていた選手が横から追い抜きをかけてきて接触、自分は落車。

タイミングがあまりに悪く、踏み込もうとした瞬間に後ろから肩をヒットされたっぽく、思い切り右側に落車。(後日傷を確認すると右肩の損傷が酷く多分肩から落ちた。登りで速度が出てなかったから骨折などせずに済んだのが不幸中の幸い。)

視界も開けた広い場所、上りゴールで団子状態でもないのにまさかのゴール前スプリント落車。「マジかよ」と思う反面あの状況で後ろの動向は確認できないし、どうやれば防げたのが・・・自分がもっと実力つけて一人で独走状態に持ち込む、くらいしか思いつかない。

しばらく起き上がれず、現状も把握できず。とりあえずピーピー鳴り響くガーミンを止めないと妻に事故連絡が行ってしまうので通知キャンセル。暫く座り込み、体が動くことを確認。自転車はチェーンが外れていたし、そもそも体が痛くて乗れそうにもなかったので、残り200mは自転車を手押しでゴール。途中、坂を登ってきたヨウヘイさんが声をかけてくれた。こういう時、知り合いと一緒にレース出られてよかったと心から思う。

自転車押して歩いてゴールを目指す(写真右)
photo by @yuki_asato

ゴール後

ゴール後はチームメイトと合流。自転車は運営の人に会場まで運んでもらったので、徒歩で会場に戻る。ゴールから会場までそこそこ距離があるがみんな付き合ってくれた。クリートやシューズが削れちゃうのにみんな優しい。

まあこんな感じで一気に地獄に突き落とされるような、そんなレースでした。

一方で収穫もあって、このレベルであれば優勝は難しくても入賞はできるという手応えは掴めた。なにより先頭付近で展開読みながら作戦立てて走れるのはやっぱ面白い。そしてチームメートが集団内にいる心強さがすごい。

でもそんな楽しさを知れた反面、正直なところ複雑な心境が渦巻く。

レース前後で仲間と語らえるのは楽しい‼︎
右から立石さん/白井さん/私/川村さん/ヨウヘイさん
photo by 立石さん

レース後の心境

家族に色々協力してもらったり、時間のやりくり、レース直前の遊びの誘いを断ったりなど諸々調整、犠牲を払ってレースに挑んでおいてこの結果。しかも初の入賞もほぼ確実だったのにラスト200mを残して落車。色々と犠牲にしてきた中で、こんな終わり方ではなかなか心の整理もつかず。

休日に一人時間もらって出かけて、怪我して帰って妻や子供に心配かけるとか、ほんま合わす顔がない。これ考え出すと自転車との付き合い方を考え直さんとなぁ、と。

しばらくはのんびり過ごそうと思う。気がつけば、すぐまた自転車に乗りたくなるでしょう。その時はレース目標ではないかもしれないけど。

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