安全なメモリーバックアップの作り方(接続編)

注意事項
・安全なメモリーバックアップの作り方
(理論編その1)
(理論編その2)
(回路&接続方法の理論編)
 を必ずお読みください。
・12V車のみで考えてます。
・言葉の意味などが理解できない方はの自作は
 やめたほうが良いと思います。(電気は危険
 ですよ)
 
10.実際の作業手順と注意点
 実際の作業順番についてはいろいろなサイト
 で記載されていたりYOUTUBEにも上がっている
 のでそちらを見られてもという気もしますが、
 一応記載してみる。
 
 順番を書く前に略語を規定します、。
 M+:メモリーバックアップのプラス側
 M-:メモリーバックアップのマイナス側
 BAT:車のバッテリー
 B+:車のバッテリーのプラス側
 B-:車のバッテリーのマイナス側
 BT+:車のバッテリーターミナルのプラス
     側
 BT-:車のバッテリーのターミナルのマイ
     ナス側
     
 事前準備
 ・エンジンがオフになっている事を確認
 ・ルームランプ等エンジンオフでも電気が流
  れる部品がオフなっている事を確認。
 ・BT+をBATから外した際にボディショ
  ートしないように絶縁してよける場所、囲
  い等を準備する。
 ・衣服、作業手袋などは非導電性である事を
  確認してください。足元等濡れてなく、作
  業を行う周りに導電性のものがないか確認
  してください。
 ・工具を使う際にショートしないように細心
  の注意をして作業を行ってください。
 
 作業
 1・BATをホールドしているナット類を外
   す。
 2・M+をBT+に接続
 3・M-をBT-に接続
 4・BT+をBATから取り外す
  *くれぐれもボディーやその他の箇所と直
   接接触しないようにする。M+がBT+
   から外れないように注意する。
 5・BT-をBATから取り外す。
   M-がBT-から外れないように注意す
   る。
 6・車体についている古いBATを取り外す。
 7・車体に新品BATを取り付ける。
 8・BT+をBATに取り付ける。
 9・BT-をBATに取り付ける。
 10・MーをBT-から取り外す。
 11・M+をBT+から取り外す。
 12・BATをホールドするナット類を取り
    付ける。
  
11.回路の部品の選定
 回路4で検討したZenner Diode
 入りで作ってみる事とした。
 部品について
 Zenner Diode (主要仕様)
  部品番号 1N5250B
  20V耐圧、消費電力500mW(Max)
  逆方向漏れ電流100nA@15V
 抵抗 1kΩカーボン抵抗(主要仕様)
  部品番号 GB-CFR-1/2W-102 
  定格電力 0.5W
 選定理由
  20V耐圧のZenner Diodeを選
  定した理由は車両のオフ時に高いバッテリー
  電圧になる事はないと推定し20V以上の瞬
  間サージ対策を行う事を想定した。逆方向漏
  れ電流が100nA@15Vでありメモリー
  バックアップの電圧が14.0V程度と想定
  されるためZennerの特性からnA単位
  で2桁の以下の漏れ電流となる事が予測でき
  1N5250Bの部品を選定した。
  Zennerの最大消費電力は500mWで
  ある事及び耐圧20Vから
   500mW=消費電流×20V(耐圧)
   より消費電流は0.025A(25mA)
   そうすると
   20V÷0.025A=800Ω
   となり抵抗としては800Ω以上あれば
   よい事となる。
   抵抗としてよく使用される1kΩを使う
   事とした
   理論の確認としては
   20V÷1kΩ=0.02A
   0.02A×20V=0.4Wとなる。
   抵抗は1/2W定格(0.5W)を使用し
   Zennerも最大電流500mWである
   事から部品の許容量を超えない設定が可能
   となった
 Fuseについては500mA~1A程度を選
 定予定。車両の電源オフ時の暗電流が多くない
 と想定される事とできるだけ早く保護回路を動
 作させるためできるだけ小さいFuseにした
 と考えている。


次回 実際に作ってみる。
   部品が手元になかったので発注中。
   
   自作ホットイナズマ作った残りの在庫があ
   ったはずなのだか・・見当たらず・・。
   近いうちにホットイナズマ(電気でパワー
   は上がるのか?)についても考えてみよう。

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