竜との契約

 ドラガリアロストでの重要なファクター、竜との契約。Twitterでの考察があったので、ちょっと私なりのまとめをしてみることにした。相変わらず個人の考えや妄想多め。

契約の種類

 種類というか手法というか。今現状見られている形は大きく分けて以下。

1. アルベリア王家における竜との契約

2. ヒノモトの12竜氏における契り竜との魂契(たまちぎ)り

3. 北グラスティアにおける使徒と天使の聖痕での繋がり

番外:アデルペインのように竜と改造により融合

番外は契約ではないので、今回のお話からは除外。他の3ケースについては、もう少し掘り下げて説明します。

ケース1:アルベリア王家における竜との契約

 竜の血が流れるアルベリア王家のみが可能とされる契約。契約には竜の試練を乗り越えたものと契約石によってなされる。契約者は竜の力を契約竜に変化する「竜化」という形で行使できる。竜化により体力などは消費する描写は見られるが、それ以外のリスク描写は現状なし。ただ契約の為のハードルが竜の血という血脈依存であることが明言されている。

【ちょっと脱線】ユーディルの肉体はアルベリア王家のものではないことがストーリーにより判明しているが、ここについて私は後天的な理由でユーディルが特別に竜化できると思っている。詳細はnote参照。

ケース2:ヒノモトの魂契り

 ストーリーから読み取れる内容としては、十二竜氏は世襲制のようだ。そして十二竜氏がドラゴンと契約する『魂契り』においては自分の魂を媒介とし、寿命を犠牲にして契約を成立させる。

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アルベリア王家における竜との契約とは違って明確なデメリットがここにあるが、逆にアルベリアのように「竜の血」が契約に必要であるという条件もないのかな。

ケース3:使徒と天使を結ぶ聖痕

 北グラスティアの使徒と天使(ドラゴン)は聖痕で結ばれている。これがいわゆる契約にあたるものだろうと推察。

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でアルベリア王家や魂契りのケースと異なるのは、この枷と解放。使徒は天使と契約にあたり聖痕という枷が課せられる。

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で、天使の力は聖痕を解放することで行使できる、という仕組み。アルベリア王家及び魂契りと異なるのは竜化のような形でドラゴンそのものに変化するわけではない、ということ。あくまで人間の形態を維持したままで天使の力を行使するのが使徒という契約者。ゲームの中でドラゴンに竜化できるのは、単純に王子の契約の恩恵かな。王子が仲間と認めた人間だと竜化の力が使えるって序盤に説明あったし。

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なので、聖城にいない使徒は竜化はできないと考える。

それぞれの契約のメリットデメリットを考えてみる

 まず、アルベリア王家の契約。竜の血が契約における最低条件というおっそろしく高いハードルはあるが、ほぼデメリットなしで竜の力を竜化という形で行使できる。これについてはアルベリア王家が親聖竜派であることの特権であることと、契約した竜の性格及び思考に契約者が引きずられる、というおまけがあるんじゃないかな、というのが私の推測。ヴァルクスとトール、ユーディルと最初の契約竜ミドガルズオルム、シェスとケットシー、アローラスとゾディアーク。この辺みんな性格とか思考の方向性が似通っている気がするのよね、なんとなくだけど。レオニードだけは聖竜の庇護を外れることを目標としているため、マーズを錬金術で改造し支配下に置いて、単純な力として行使しているからそういう風には見えないけどね。さすがお兄ちゃんは特別感。

 次にヒノモトの魂契り。寿命を捧げるとはいえ、戦闘時において一騎当千の力である竜の力を、寿命をささげるだけで竜化という形で行使できる。アルベリア王家の契約と異なり、特に血の縛りもない。イエヤスのキャラストを読んでみると、竜化時の意識はほぼ竜のもののようであるし、この辺りアルベリア王家の契約とはかなり違うように見えるかな。あくまでお互いの相互利益のもとに成り立っている契約なのかなと。そのあたりはヒノモトにおけるアマテラスを頂点とした十二竜氏というシステムについて、もう少し掘り下げがいるかもしれない。

 最後が聖痕の結びつきである使徒と天使。今までのストーリーを見てみると、天使が直接何か現世において力を行使したパターンはなかったような気がするので、他のドラゴンと異なり、現世にて直接力を行使することができないのかな。なので使徒を経由して、自分の力、いわゆる神威を示す形をとっているのかなと。今のところ天使の目的が見えていないので、何故使徒と契約しているのか、何を目的としているのか、とかは今後のストーリー内で明かされることを期待。しかしラミエルといい、ガブリエルといい、みんな自分の使徒について過保護過ぎない?

そもそもドラゴンって何?

 ここまで書いてドラゴンってそもそも何だろうって考えると、アトラスの女神転生シリーズでいうところのアクマみたいな存在なんだろうなと思う。このゲーム内だと、天使も悪魔も神様も仏さまもぜーんぶ「アクマ」として表記されているのよね。なのでドラガリアロストの世界でも同様、天使とかドラゴンとか仏様とか、人の力を超越した何か、が全部ドラゴンとして分類される世界なのかなと。じゃあ、魔獣ってなんじゃいってことについては、以下の魔獣についてを参照ください。

 というわけで、思ったことを書きつづり。書いてみるとエリュシオン、アマテラス、天使の長(いるかわからんけど)の関係性や目的とか気になるなぁ。この辺もおいおいお話の中で判明すると楽しいな。


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