見出し画像

【日経COMEMOお題】パーパス


日経COMEMO編集部からお題は「パーパス」について、頭の整理を中心に。

「パーパス」とは、日本語訳では「存在意義」のようですね。
世の中(経営・企業)的には、「目的」と意訳されていることが多いと感じます。
日経COMEMOは、お題として「あなたの個人パーパスは」となっています。
“個人”に焦点を当てている点に、論点がありそうです。
経営・企業に捉え方について、もう少し掘り下げると「志」と意訳し、「志本経営」を説いている論調もあります。


「パーパス」=「存在意義」=「目的」=「志」、その他思い浮かぶのは「企業理念」でしょうか。
「企業理念」を改めて調べてみると、「企業の存在意義とあり方を言語化したもの」とあります。
企業理念自体は、昔からあるものなので、今なぜ「パーパス」という言葉で表現されるようになったのか気になりますね。
少し調べてみると以下が見つかりました。

「パーパス」は、「「我々は~を欲す」と社会変革を志すミッションはパーパス型」と記載されており、対比として「伝統産業の様に「我々は~であり続けるべし」と社会の中で文化の想像や保全を目指すミッションはアイデンティ型」の記載があります。
伝統産業や歴史がある企業でも「変革」を志向している企業は多くあるため、経営においては、先進・変革的な目的(パーパス)と保守・堅持すべき目的(アイデンティティ)の両方を定義することが重要になりそうだと感じました。

お題に戻って、「あなたの個人パーパスは」についてですが、「パーパス」が「変革」を志向した「目的」であれば、「未来を見据えて、何を目指したい(より明確には『実現したい、する』)のか」、というのが私なりの理解となります。
ただし、個人パーパスは過去との連続性(=キャリアの積み重ね)を整理した先にあるものだと思うので、その土台は「今」の自分を作り上げている「経験」、「スキル」などを無視できないとも感じました。

自分の人事領域を中心としたキャリアを考えると、「一人ひとりの個人パーパスの実現を支援する」が自分自身のパーパスではないかと導き出しました。
そのためにも、会社のパーパスを伝え続けること、個人パーパスと会社のパーパスに繋がりがあるか確認する機会を提供すること、個人パーパスを把握し、その支援に何ができるのかを考え続け、行動に移していくことが重要だと感じました。

#日経COMEMO #あなたの個人パーパスは

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?