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IPO 2ndary

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上場後に短期割安修正が起こりうる、と考える銘柄についての内容整理。
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楽天銀行 (5%Exit)

(追記) 本文結論に記したTOPIX組入となる5/30大引け1,941円でExit、初値1,856円 ■業績と内訳 22.3までは緩やかな成長にとどまっていたが、23.3計画は15%増収、27%経常増益と伸びる。 21.3から預金残高の伸び幅が非常に大きくなっていたところ、23.3に預貸率を大きく引き上げたことが要因。 22.12時点では22.3までの2年間に比べると預金残高の伸びはやや鈍化している。 運用先は貸出金と金銭債権。前者は投資用マンションを含む不動産会社経由の

ココルポート (35%Exit)

(追記) 本文結論に記した5,580円(1年後個人予想EPS186×PER30倍)でExit、初値4,135円 3/31上場 障害者の就労支援を行い、国民健保から支援に応じて報酬を受け取る。 報酬制度が大きく見直された2018年にリクルート出身の3者が経営の中枢(現任の佐原社長、及び2部門トップの取締役)に入り、それ以降の増収率は年換算で50%を超える。半期を経過した今期の計画は25%。 就労に至るまでの道のりは下図の通り長く、出店してから十分な売上に至るまでに時間がか

サンクゼール (45%Exit)

(追記) 本文に記した「1年後個人予想EPS128×アップサイドPER25倍」である3,200円でExit、初値2,210円 12/21上場予定 久世福商店がメイン。「地方に埋もれている商品を売れる商品に作り替えていく」とのコンセプトで調味料やご飯のお供、お酒のつまみといった食品をさまざまな地方メーカーによるOEM生産を行ってセレクトショップのように販売している。 店舗はショッピングモールなどに出店しており、直営店、FC店が半々。前期以降はFC店だけが増加している。 コ

アルファパーチェス

12/26上場予定 MRO(maintenance, repair and operations)を主に大企業向けに、顧客先のERPシステムと連携させたうえで販売。システム連携しない中小企業に関しては親会社であるアスクル経由で販売している。 取扱商品が修理や維持に供する消耗品中心であるがゆえ、売上推移は長期的に安定している。かつ、長期的な成長も遂げている。 2017年~2020年は増収率が鈍化しているが、20年についてはコロナ下、19年以前については「東アジアにおける現

tripla (26%Exit)

(追記) 本文に記した「1年後個人予想EPS50×PER35倍=1,700円フェアに対して20%プレミアムである2,040円」でExit、初値1,620円 11/25上場予定 宿泊施設向けにクラウド型の公式サイト予約システム、及びチャットボットを提供。公式サイトに埋め込む形で使用される。 概して、「ECにおける、amazonに対するBASE」のような立場にあると言えそう。(サービス内容もビジネスモデルも異なるが、プラットフォーマーに抜かれるなら自社サイトで、というニーズ

ソシオネクスト (98%Exit)

(追記) 本文に記したEPS386円×アップサイドPER20倍である7,600円に達したためExit、初値3,835円 (追記) ①本文に記したEPS386円×アップサイドPER20倍である7,600円に達すればExit、②価格水準に達しない場合、ロックアップ解除の1ヶ月前にあたる2月末でExit 10/12に上場するソシオネクストについて見てみます。 カスタムSoC(System on chip)を手掛けるファブレスメーカーです。 この事業領域は外販の市場規模が21年

FPパートナー (95%Exit)

(追記) 1月発表今期計画の営業利益44億×0.7を最終益としたEPS×本文に記したアップサイドPER20倍にあたる5,360円に達したためExit、初値2,750円 (追記) 1月発表今期計画の営業利益は44億。×0.7を最終益としたEPSは268。本文に記した個人予想EPSは260-290、フェアPERは15倍。アップサイドPER20倍にあたる5,360円に達すればExit 9/22に上場するFPパートナーについて見てみます。 同社は生保中心の乗り合い代理店で、実質