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"楳図かずお大美術展"に行ってきた話

先日インフルエンザの予防接種打ったんですが、その当日の内に飲酒してしまい、あとからヤバいやんって気付きました。

こんにちは、"国民的友達止まり"チャンハジメと申します。

タイトルにもある通り、先日「楳図かずお大美術展」に行ってきましたので、その感想を述べていきたいと思います。

まず楳図かずお先生の作品は80年代、90年代に描かれているものが多いですが、その内容は公害問題やAIなど現在私たちに巻き起こる事象を予知しているかのようなものが多くあります。

今回開催されている美術展では、「わたしは真悟」の続編かつ並行世界の物語「ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」が展示されているということで話題となりました。

「わたしは真悟」についておさらいしてみましょう。

12歳の悟と真鈴の手によって、一介の工業用ロボットが意識を持ち、やがて自らを“真悟”と名付け動き始める。大人によって引き裂かれた、悟と真鈴の愛。変わらぬその思いを、お互いの元に伝えるという目的を持った真悟の意識は無限に拡大していき、やがてそれは神のレベルに達していった……。(1982~1986年連載)
‘80年代に描かれた本作は、コンピュータ・ネットワークが拡大した現在のニューエイジ感覚を、楳図が無意識の内に予知し、表現していたかのようである。緻密に描かれた絵画のような作風の見事さや、コンピュータ社会への警告など、あらためて評価されるべき作品と言えるだろう。
「楳図かずお大美術展ホームページ」より
https://umezz-art.jp/highlight/

しかしこの時代の漫画家って手塚治虫先生にしろ藤子不二雄先生にしろ、先見の明があると言いますか、現代の私たちを見え透いているようで恐ろしいですよね。そりゃ勝てねぇわ。

勝とうとしてたのか。という話はさておき…、

正直「わたしは真悟」に関して、悟と真鈴が東京タワーに登っている途中までしか読めていないうえに、読んだのも学生の頃で5年以上前でしっかり読めていませんが、工業ロボットが自我を持つという今のAIに通ずるものの登場は当時の衝撃を受けたことは今も記憶に残っています。

前述しましたが、「ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」は「わたしは真悟」の続編でありパラレルワールドの物語です。
マンガのようなコマ割りではなく1枚1枚がそれ一つで作品となり、しかしながら連続性を持った101枚から成る物語でもあるという、漫画でも絵画でもある新しい表現の形として展示されています。

この作品群を目にしてまず僕が思ったことは、御年86歳の楳図先生が4年に渡り、101枚も絵を描いたという事実がすげぇ!ってことです。
しかも「ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館」は「14歳」から実に、27年振りの新作です。これはファンにはたまらないものだと思います。

またこの美術展は楳図かずお作品と3組のアーティストのコラボレーションした作品も展示されています。
楳図先生の独特で何処か不思議で、恐ろしさを感じてしまうような作風とマリアージュされていて素晴らしかったです。

久しぶりに美術館で展示を観るということが出来てまず楽しかったですし、家にある「漂流教室」、まだ読めてなかったので早速読もうと思いました。
今回の展示のメインではありませんでしたが、「洗礼」という作品も最後驚きの展開ですので、是非ご覧ください。(楳図作品で僕が唯一最初から最後まで読んだものです。)

読みづらい文章で申し訳ございませんでした。
もっと文章力を付けたいと思って始めたブログなので、長い目でご覧ください…。

それではここまで読んでくれてありがとうございますございました。

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