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映画『メンゴの部屋』

⭐キャスト
横槍メンゴ先生
冨樫義博先生

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脚本

⭐綺麗な撮影スタジオ

ルルール♪ラララ♪ルルール♪

音を繋いで

OPSong YOASOBI  【アイドル】

メンゴ先生『メンゴの部屋！
記念すべき第一回目のゲストはこの方！
冨樫義博先生です！』

冨樫先生『ども〜』

✘　✘　✘

撮影終了。

STAFFa『はいカット！
OKです！
最高の絵が撮れました！
皆様ありがとうございました〜！』

⭐撮影終了後、楽屋にて

冨樫先生『メンゴ先生…
私…
実はね…
ここだけのハナシ…
もうマンガ家は辞めて音楽家になろうと思っているんですよ。
ときにメンゴ先生……
…メンゴ先生はオカリナが吹けるんだって？』

メンゴ先生『は、はい！
ふ、ふけます！
吹いて魅せましょうか!?』

冨樫先生『は、はい！
お願いします！』

メンゴ先生、得意のオカリナを披露。

冨樫先生『良い！とっても良いよ！』

メンゴ先生『あ、ありがとうございます。』

冨樫先生『オカリナもいいけど……
メンゴ先生は声も良いよ！
ホント、声優でもやっていけるんじゃないってくらい。
うん……』

メンゴ先生『そんな……勿体ないお言葉…』

と、一応は謙遜してみせるメンゴ先生だが、本当は自分の声色に自信を持っているのであった。

冨樫先生『それでだね………
少し………
相談なんだけど………』

メンゴ先生『はい。なんでしょうか？』

冨樫先生『………ちょっと私が伴奏を弾くから春よ来いを歌ってみてくれないかい？』

冨樫先生、そう言うと楽屋の隅に置いてあったギターケースからアコースティックギターを取り出す。

メンゴ先生(あ、あのギター冨樫先生のギターだったんだ……)

冨樫先生、ギターを軽くチューニング。

メンゴ先生『あ、あの…
春よ来いってユーミンのですか？』　　

冨樫先生『そうだよ。じゃあいくよ。
スリーツーワン』　

冨樫先生、春よ来いの伴奏を奏でる。

メンゴ先生『は、は〜るよ〜♪』　

✘　✘　✘

冨樫先生『イイ！すごくイイよ！
メンゴ先生！！メンゴ先生！君は私が作るバンドのオカリナ＆Vocalに決定だ！』

メンゴ先生『えええ〜⁉⁉⁉』　　

冨樫先生『実はこのハナシに食いついているレーベルは既にあってだね。これでプロジェクトはまた一歩前進したよ。私には音楽の師がいてね。先生と呼んでいるんだけど、作曲に行き詰まってしまったらその人を頼ってみよう』

メンゴ先生『はあ……私も知っている方でしょうか？』

冨樫先生『知ってると思うよ。
……………うーん。まあ言ってもいいか。HikkiだよHikki』

メンゴ先生『ひ、ひっきー？
ひっきーて宇多田ヒカルのことですか！？』

冨樫先生『うん。そうだよ。彼女私の作品のファンでね〜。ひょんなことから縁ができてね〜』

メンゴ先生『え⁉⁉⁉じゃあ私達のバンドのプロデューサーはあのHikkiてことですか⁉⁉⁉』

冨樫先生『プロデューサー？
…うんまあそうなるのかな…』

メンゴ先生『すごい！！
ドクタードレー…
ファレル…
エイミーアレン並みに頼もしいプロデューサーだ！
こ…このバンド…
日本…いや、世界で活躍できますよ！』

冨樫先生『いやいやメンゴ先生…
………いや
………まあ確かにせっかくやるんだから世界で活躍してやるくらいの心意気があったほうがいいな』

メンゴ先生『こうしちゃいられません！
何かもう一曲歌わせてください』

メンゴ先生、唐突に発声練習を始める。

冨樫先生『お！いいね！！』

これが伝説のはじまりである。

Ending
Franz Ferdinand
【No You Girls】

エピローグ

◯とある音楽スタジオ
冨樫先生『ふう。少し休憩しよう
にしても音楽はイイねえ』

冨樫先生、持参した水筒に入っているウーロン茶で喉の渇きを癒す。

メンゴ先生『そうですねえ。
ところで冨樫先生、もうそのメンゴ先生って呼ぶの辞めませんか？
なんだかかたっくるしくて』

冨樫先生『うん。いいですけど………
じゃあなんて呼びましょうか？』

メンゴ先生『メンゴしゃんでお願いします』

冨樫先生『メ、メンゴしゃん！？』

メンゴ先生『はい！』

冨樫先生『……分かりました。
じやあ私を、呼ぶときも変えてください』

メンゴ先生『分かりました。
えーと………じやあ、よっさんとよっしーだとどっちがいいですか？』

冨樫『よっさんとよっしー！？
………ではよっしーでお願いします………』

メンゴ『畏まりました☆』

No you girls からなるべく自然に
Foxy Brown ft utada のBlow my whistle 
が割り込む

#創作大賞2024 #オールカテゴリ部門