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ここは大久保百人町O-cha'cco烈伝

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大久保百人町にあるわずか1.5坪の立ち呑み屋O-cha'ccoで巻き起こる様々な出来事と、これまで出会ってきた愛すべきお客様やどこか憎めない人達との忘れられない話を、1話読み切り…
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2022年8月の記事一覧

【第5話】出会ってはイケナイ男

 口開け(その日の1組目のお客様)、 「1杯いい?」 と、スーツ姿で胡散臭く固められた髪型に早口で高めの声。 頭の中で一瞬躊躇した。 ハッキリと覚えてる彼の名を呼んでもいいものかどうか。 ほんの一瞬躊躇したが、やはり懐かしさのほうが勝ってしまい、その瞬間 「はっしーだよね!?」 と口から出でしまっていた。 「えっっっ!?えっ!?俺の事知ってるの!?」 「歌舞伎町の立ち呑み屋で笑」 「あーーーーーーーーー!!!みぅちゃん!!」 久しぶりに歌舞伎町の通り名で呼ばれた。 「思い出し

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【第4話】初めて出入り禁止にした人の話

 忘れもしない出禁第1号男。 (有料記事の売上は、全額能登半島大震災の支援金とさせて頂きます)

¥100

【第2話】シイキビ兄さん

 開店して2週間ほど経った頃。 口開け(その日の1組目のお客様)で1人の小柄な男性が来られた。40代ぐらいの少しハーフかクォーターにも見える男性。 「お姉チャン1人でやってんの?」 と訊かれ、 「はい😊」 と答えると 「へ〜。シイキビ」 と。 「???シイキビってなんですか?」 「厳しい」 「ん???何がですか?」 「ココ。この場所。俺ずっと大久保に住んでっけど、ココ何が入ってもすぐ潰れんだよ。一つ前がケバブ屋だろ?できたと思ったらいつの間にか潰れてたよ笑」 実際、うちがこの

ラブレター【お楽しみに】

まさかこの時代になってラブレターを頂けるとは思ってもなかった。

生卵事件【お楽しみに】

O-cha'coo事件簿の中でもトップクラスの珍事件。

ジョニー【お楽しみに】

開店から間もなく2年を迎えようとしたある日のこと。 派手な青い長袖柄シャツに眼鏡で角刈り黒髪のヒョロっとした男性が小脇にセカンドバッグ挟んでニコニコしながらご来店。 明らかにそっちスジの人。 「初めてだけどいいかな?」