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私のこと聞いてください..夜尿症をコクフクできた話


6月7日から11日まで世界夜尿症ウィークだった。
朝日新聞の記事で知った。
夜尿症は国際的な共通問題なんだ。

朝日新聞の記事は主に小児の夜尿症に焦点を当てていた。
小学生の親御さんが心配して、病院に連れて行き、完治できたエピソード。
「『夜尿症は、しつけのせい』『愛情不足』など根拠のない説を見かけることは今だにあるという。夜尿症は、治療できる病気で、親のせいでもない。正しい認識が広がって欲しい。」と医師の言葉で記事は締めくくった。

私の夜尿症が始まったのは13歳頃。
それまでは、布団を汚すことはなく成長していた。
突然、オネショが始まったわけではない。
今思うには原因は複数あった。

トイレに夜間行くのが怖かった時期と重なる。
トイレのない貸し間や貸家に住んでいた数年、
外のトイレに夜間1人で行くのが怖かった。
母がいればトイレについて来てもらえたが、
トイレに行きたい夜中の時間帯には母は、
不在がちだった。

やがて、トイレが家の中にある貸家に引っ越した。
母が夜不在でもトイレに行けた。しかし、オネショは続いた。
そんななか、母が仕事を求めて遠い街に一人引っ越した。
私をトイレのある貸家に一人残して。

一人暮らしが1ヶ月以上は続いた。
中学校を休む日々も多くなった。
学年主任教師が家まで来た。
玄関のガラス戸ごしに話をした。
「どうしたんだ。お母さん、いるの?」
学校は母一人子一人の家庭だと知っている。
「母はS県にいます。私はお姉ちゃんと暮らしてます。」
「今はいないけど。」お姉ちゃんは嘘。
「風邪も良くなったので、明日から登校します。」

母が家を出る時、母の行きつけの美容院に行くようにと私に言った。

私は、その美容院で暮らしたくなかった。
下宿みたいなものと、母は言ったが、
住み始めてわかったのは、実際はお手伝いさん。
朝晩の食事の支度、買い物、二人の子どもの世話。
家族全員と美容院のタオルの洗濯、美容師の助手。
そこから中学校に通うには、バス通学。
忙しい日常。部活なんてできなかった。
母はいつ迎えに来てくれるのか?
先が真っ暗。オネショは続いた。
そして14歳春初潮。
オネショは続いた。
最悪だ。ただただ1人で悩んだ。

母がやっとその美容院に訪ねてきた。
美容院店主が母に「私が店のレジからお金を盗んだ」と連絡したから。
お使いのお釣りを誤魔化したことはあったが、
レジからは盗んだことはない。

母は店主に約束してた私の「下宿代」を1度も払っていなかった。
娘が窃盗容疑をかけられた。このままでは非行に走るのでは。
不安を解消するため、か、そこまで母が考えたかは、わからないが、
母と私は、また一緒に暮らし始めた。

入院患者の食事の調理が母の仕事。
病院内の看護婦寮に二人で暮らすことに。
オネショは無くなった。
愛情不足だったのでは?

初潮は見たものの、その後「月経」は
2、3ヶ月だらだら続いたのち、突然止まった。
18歳過ぎても月経らしきものはなかった。

摂食障害?




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