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Trailmakers 初心者ビルドガイド 飛行機編② 飛行機を編む

0.前置き

こんにちは。前回飛行機の基本的な要素を説明しました。今回はそれを踏まえて実際のビルドを作りましょう。
先日、追加DLCのエアボーンが発売されましたね。飛行機を作るのに良いパーツがたくさん追加されましたが、ここでは追加パーツは使用しないようにします。
ただし、重心の表示は便利なので使っていきます。

1.主翼の配置を決める

まずは主翼です。コックピットを置き、とりあえず左右に主翼を伸ばします。主翼にはモジュラーウィングを使います。

位置は適当

主翼の前後位置はこれから重心に合わせて調整していきます。

2.エンジンを配置する

推力の元となるエンジンを配置しましょう。前回のゼロ戦の配置にならって、コックピットの前あたりに配置することにします。プロペラ1つだけだと推力が足りないのでミニスラスターを4個つけます。

それっぽく

この辺りに置きます。位置はやはり後で調整します。

3.尾翼を配置する

尾翼は重心から離れた後方に置きます。
離れているほど安定しますが、あまり伸ばすと機体が大きくなるだけになります。ほどほどにしましょう

いい感じの長さ

尾翼は水平尾翼2枚と垂直尾翼1枚の標準的な構成とします。
接続にヒンジを仕込んで羽を動かせるようにしておきましょう。

ヒンジin

4.エルロンをつける

次は機体をロールさせるためにエルロンをつけます。今回は主翼の先にヒンジとシンプルなテールフィンをつけてエルロンとします。

エルロン

5.ランディングギアをつける

離陸に重要なランディングギアをつけます。重心のあたりに2脚、尾部に1脚つけます。

後輪がズレてる?これくらい影響ないですよ

6.重心と揚力中心を確認する

飛行機に必要な要素と形が大体できました。ここで重心と揚力中心を確認しましょう。

赤い丸が重心、青い丸が揚力中心

重心と揚力中心を見ると揚力中心の方がかなり前にあるようです。

揚力中心のほうが前にある

揚力中心とはその通り揚力の中心、機体を持ち上げる力の中心です。それが回転中心である重心より前にある、ということは揚力かかかった時、機体のピッチが上がる方向に回転するということです。ピッチが上がりすぎると飛行機は失速し落下します。
これではいけません。ということで、エンジンを1ブロック前にずらし、モジュラーウィングを1ブロック後ろへずらし調整します。

揚力中心が重心のすこし前になった

重心と同じか、少し前に移動させます。飛行機は重力に従って自然に落ちます。少し前におくとその影響による落下を軽減します。

7.操作設定をする

ピッチ、ロール、ヨーの三軸操作をするために翼に設定をします。

ピッチは水平尾翼を使います。水平尾翼を上に倒すと、下向きの力が発生します。すると重心を中心に回転することになり、飛行機のピッチが上がります。逆もまた同じです。お好きなボタンに設定しましょう。

上に傾けるとピッチアップする

ここで重要なのがステアリングヘルプを0にすることです。これは速度が速いほどヒンジをゆっくり動かす機能ですが、飛行機では不要になります。

ステアリングヘルプを0にする

ロールはエルロンを使います。左右のエルロンを互い違いに動くようにします。

動く方向が逆ならヒンジをひっくり返しましょう

ヨーは垂直尾翼で行います。羽を曲げた方向に旋回します。

曲げた方向に飛行機が曲がる

8.実際に飛ばす

実際に飛ばしてみましょう。
思ったとおり飛ぶでしょうか?3軸操作をして確かめましょう。

どうですか?まあまあでしょう

9.トラブルシューティング

飛ばしているうちに不満があるかもしれません。解決していきましょう。

・ピッチが激しく上がる、下がる
→重心と揚力中心の関係を見てみましょう。大きくずれていませんか?

・ピッチが少しづつ上がる、下がる
→少しだけ重心と揚力中心がずれています。ピッチが上がるようなら前に、下がるようなら後ろに少しだけブロックをつけて調整しましょう。
または、尾翼にごく僅かにプリセット角度をつけて調整することができます。

・重心より揚力中心が前になるのにピッチが下がる
→飛行機は重力に従ってピッチは落ちる傾向にあります。揚力中心をもう少し前にずらしてみましょう。

・速度が出ると急に挙動が変わる
→尖ったブロックを機体前面につけていませんか?尖ったブロックは速度が速いほど、斜面と逆方向に力を出す特性があります。尖ったブロックを使わない、つける方向を変えるなどの対策をしましょう。

尖ったブロックの特性

・ピッチやヨーをしても跳ね返るように元に戻る
→①尾翼面積が大きすぎる場合、もしくは②エンジンに引っ張られる力が強すぎる場合があります。
①尾翼面積が大きすぎるとまっすぐに戻す力が強くかかります。尾翼を小さくする、設置位置をより重心に寄せる等で対策できます。
②エンジンが前に配置されているとそれに引っ張られるように機体はまっすぐになります。この場合、尾翼面積を増やしてピッチやヨーの効果量を上げると軽減されます。

10.おわりに

お疲れ様でした。これで飛行機の基本的な作り方は終了です。飛行機にはまだまだ多くの要素があり、その形態もさまざまです。ですが重心、揚力中心、風見効果などの基本的なことを知っておくことで実機への理解も高まるはずです。実機をよく観察し、いろんな飛行機を作ってみましょう。

次回は自動制御無しのドローンを作ろうと思います。お付き合いください。

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