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Trailmakers 初心者ビルドガイド 車編① 基礎知識

0.前置き

こんにちは。
ねこいちと申します。
Trailmakers、おもしろいですよね。良いゲームです。

この記事はステップアップガイドとしています。
このゲーム始めて宇宙で迷子も中盤、もうすこし良いマシンを作りたいな、という人に向けて、Trailmakers物理と仕様を解説し、自由に作りたいマシンを作れるようにしていこう、という趣旨の記事となります。

内容的に難しい話や、今即理解しなくても良い部分もありますので、その場合は各記事でアナウンスします。

最終的には飛行機やヘリコプター、回路の使い方等の話もしていきたいと思っています。
お付き合いください。

1.車の物理

Trailmakersの基礎である車から始めましょう。宇宙で迷子を始めたらチュートリアルで「バンパーカー」を作りますね。これを使って解説します。

バンパーカー

さて、このゲームで重要な事は「どのような物理が働いているか観察する事」です。何が起こっているのかを観察し、どうすれば良いか考える。このゲームのプレイに最も重要なことです。
Trailmakers物理とはいえ8割くらいは現実の物理と同じと考えて良いです。

という事でこのバンパーカーにどういう物理が働いて、進んで止まって曲がるのか、パーツごとに解説していきます。

1.1 タイヤ

タイヤがどうやって車を前に進めるかというと、「タイヤの回転力を地面に伝える」ことで車を進めます。これは経験則の通りだと思います。

これはオフロードタイヤ

ここで重要なのが「地面に伝える」の部分です。タイヤは地面に押し付けられていなければ進む事も止まる事も出来ません。
タイヤを地面に押さえつける力、これを「トラクション」と呼びます。
バンパーカーはこのトラクションを自らの重量、つまり車重で発生させています。

タイヤに掛かる力が「トラクション」

とりあえずいまはそういう力があるということを覚えておきましょう。
これからさまざまな車を作っていく中で、このトラクションをどう確保していくかが大きな課題となっていきます。

1.2 ヒンジ

ヒンジで曲がりたい方向にタイヤを傾けると、車が曲がります。なぜ車は曲がるのか。
タイヤは転がる方向が決まってます。横には転がりませんね。
そして転がらない方向に対しては地面を擦って抵抗する性質があります。
タイヤを傾けるとどういう力が働くか図を書きました。

急にベクトルの概念を出す

進みたい方向とタイヤの向きが違う場合、進みたい方向の力に対しタイヤは地面との摩擦で抵抗します。そしてタイヤの転がりたい方向に力を補正します。その転がりたい方向の矢印を分解した真横の成分が車を曲げる力になります。
いきなりベクトルの話になって難しくなりましたね。あまり理解しなくても良いです。とにかく、曲がる時は「タイヤが少し抵抗して曲げている」ことを覚えておいてください。

1.3 エンジン

エンジンの特筆する特徴は、非常に重い事です。

ブルドックエンジンでも9.3kg RAWエンジンに至っては59.6kg

ということは車重にかかわる、トラクションに関わります。
この重量物を積む場所によって、車の挙動はかなり変わります。
エンジンは積めば積むほどタイヤはパワフルに速く回りスピードが出ます。そして新しい問題に突き当たります。
この問題については次の「車編② ちょっと速い車を作る」で説明して行きます。

2.おわりに

Trailmakersの話をしようと思ったらただの車の講義になってしまいました。
とりあえずこれで車の基礎知識はなんとなくわかってもらえたと思います。
この基礎知識をもとに「車編」を続けて行こうと思います。
よろしくお願いします。

3.余談

少しばかり余談をさせていただきます。
このゲーム、非常の面白いのですがなにぶん情報がありません。
攻略wikiも海外の情報皆無のものしかなく困り果ててしまいます。
私は日本人プレイヤーのDiscordサーバを運営しており、ちょっとばかりの人数がいてそこそこの集合知が集積されています。
この知識をサーバの中だけで腐らせておくのはもったいないなと思いこんなものを書き始めたという次第です。どうぞよろしくお願いします。

Discordサーバでは常にメンバーを募集しています。参加したいなと思ったら私のTwitter(@xpander_wip3out)まで連絡下さい。
フォローはしなくていいです。くだらないことしか言ってないので。


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