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Trailmakers 初心者ビルドガイド 論理回路編② センサー


0.前置き

こんにちは。前回は論理ブロックについて説明しました。回路内部のことなので見えづらく分かりにくいものかと思います。今回はセンサーそれぞれを簡単なビルドで説明します。おつきあいください。

1.センサーとは

センサーとは「指定した条件を満たすと信号を出力するブロック」です。
指定した条件とは、距離であったり、角度であったり、高度であったりとさまざまな条件があります。
条件を満たした時、出力が出るわけですからその出力をジェットに繋げば一定高度まで自動で飛ぶ、と言った動きができます。
では、センサーを一つずつ解説しましょう。

センサーたち

2.距離センサー

これは「指定した距離内にものがあれば信号を出す」センサーです。

黒い部分はデカールでごまかせる

反応するものは、人、地面、他ビルド、自ビルト内のパーツなどおおよそ全てのものです。しかし水面には反応しません。

光っていると反応あり

また、最大50mまでしか反応しないのでミサイルの誘導みたいな用途には使えないでしょう。
簡単なビルドを紹介します。

人間打ち上げ装置

これは、人が上に乗ると発射するカタパルトです。距離センサーは人にも反応する為、人を使ったアクティビティにも使えます。

ぽーん

3.高度センサー

このセンサーは、「ある一定の高度に達した時に信号を出す」センサーです。

ビルド中に値は出ません

高度の基準は海面からで、海面下ではマイナス表記になります。

水に揺らいでも表示の位置は変わらず

常に海面からの絶対高度なので、ホバリングの高度維持には使いにくいでしょう。

このセンサーを使った簡単なビルドを紹介します。一定の高度まで上がると分離飛行するロケットです。
高度が一定値に達した時、分離します。

かんたんロケット
高度400で分離

さて、このブロックにはもう一つ使い道があります。高度をマイナスの最大値に設定すると、常に信号を発することができるようになります。

-500mはこのゲーム内では出てこない

制御上、ずっとONの信号が欲しい場面が多く出てきます。その際にこのセンサーが役に立ちます。

ずっとON

4.速度センサー

このセンサーは「一定の速度を検知すると信号を出す」センサーです。
矢印の向いている方向の速度を検知します。

矢印を向けた方だけ
向けていない方は反応しない

どの方向でも良いので落下や上昇も感知できます。
実はこの速度検知は少し複雑な仕様があるのですが、今回は説明しません。そのうちやるかもしれません。

簡単なビルドを紹介します。
このビルドは一定の高度でとどまり続けます。

下降はできない

下向きに速度センサーを付けており、落下の速度を感知してジェットの出力を上げることで留まっています。

5.角度センサー

これは「一定の角度以上または以下で信号を出す」センサーです。

使いこなせば有能なブロック

設定を見ます。方向、幅…なんか難しそうですね。

うーん

まず幅の方ですが、これは反応する範囲の広さを設定できます。

30のとき
280のとき

青い範囲が変化したのがわかると思います。

角度はその範囲をどれだけ傾けるかを設定てきます。

角度45、幅30のとき
角度150、幅90のとき

そして、センサーを見ると矢印が書いてありますね。この矢印はビルドがどれだけ傾いても常に上方向を指しています。この矢印が青い扇状の範囲に入った時、信号を出します。

真っ直ぐなとき
斜めにします 矢印は常に上向き
青の範囲に入りセンサーON

このセンサーを使う事でビルドが一定の角度になった時に反応するビルドが作れます。
具体的にはヘリエンジンやスピンサーボと組み合わせる事で、ビルドを常に水平に保つことができます。

立ってるバイク

このバイクはセンサーとスピンサーボの反トルクによって直立し続けます。
次回に空飛ぶカーペットを作るのでその時に詳しい設定を解説しようと思います。

ちなみに角度センサーは常に矢印が上に向くので、飛行機の水平器のようなインテリアにも使えます。

6.コンパス

これは角度センサーの水平版ですね。「一定の方位以上または以下で信号を出す」動きをします。
矢印は常に北を向きます。

矢印は北

使い方は角度センサーと同じですね。

かんたん戦車

この戦車は車体がいくら回転しても砲塔は一定の方角を向き続けます。
センサーの方を回すことによって任意の方角に砲塔を回せます。
センサー側を回すことで制御しているものを操作する、という逆転の発想です。

船の内装

あと、インテリアとしても映えます。

7.おわりに

お疲れ様でした。いろいろなセンサーを紹介しました。これらセンサーと前回の論理回路を組み合わせることで手放しで複雑な動きをしてくれるようになります。
次回は回路とセンサーを組み合わせて空飛ぶカーペットを作ります。自動制御の真髄の1つに触れることになるのでご期待ください。

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