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願望の話。


-覚書として未来の私に残します。


とある願望の話。

私の人生の大半をも抱いていた願望の話。

人があまり抱かないであろう願望。

決して口に出してはいけない。



ある時その願望が自分の中だけでは抑えきれなくなって口に出した。

願望としてではなく、自分にはそういう思いがあるという形で。

そうしたら願望が願望ではなくなった。

目的は願望を叶えることではなく逃避だったと気づいたから?

口に出したら自分の体内から願望が出ていったから?

とにかくそれ以降、その願望が頭をよぎることがなくなった。

不思議だ。

でもそれはいいことなんだ。


きっとこれからもさまざまな願望や思いが頭をよぎるだろう。

そうしたら形を変えて自分から取り出そう。

そして休んで、また新たな栄養を摂ったら大丈夫。

大丈夫。

今までも大丈夫だったからこれからも大丈夫。

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