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弱体化

怖いなぁ…嫌だなぁ…

この椅子に座るたびに思う。

もう、何回も経験しているのに。

歯医者での虫歯の治療。

ほんの0.0何ミリを削ってるだけなのに

もう1ミリぐらい削ってません??って思う。

歯の治療は一通り経験してるし、何が行われているかもわかってるのに。

若い頃はそんなに怖いと思わなかった気がする。

《弱体化だ…》

虫歯の治療を受けながらそんなことを思った。

考え始めたら他にも弱体化と思われる自身の変化がいくつも浮かんだ。



以前より1人でいることが怖くなった。

それは誰かといることで安心できたり、守られていたんだろう。無自覚だったが。

1人で混雑している場所や、慣れていない場所にいるとソワソワしたりする。



以前は少しの疲れや体調不良ぐらいには気づかずに過ごせていたけど、最近はちょっとの体調の機微にも敏感だ。

以前は他者からのちょっとした言動を心に留めることなく過ごせていたけど、最近はすぐ心に侵入されくよくよと考えてしまう。

寒さに弱い。攻撃や悪意にも弱い。


確実に弱体化してる。




それは若い頃は周りが見えていなかったり無知故に自分の身体や感情を感じづらかったのかもしれない。

そう考えると、今は自分の置かれている状況の理解・自分自身の理解ができるようになっているとも言える。


弱体化を受け入れよう。

そうしたら
本当に潰れてしまう前に
本当に折れてしまう前に
対処ができる。

今はむりが利くタイミングではない。
休んでこれからに備えよう。

歯の治療が怖くなくなる日はくることはないだろうけど、虫歯にならないように検診や予防はできるよね。

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