【Geoguessr】標識ガイド -各論-
交通標識の見分けは基本的なテクニックですが、どの標識のどこを見れば見分けられるのかという知識がないと似た標識に惑わされてしまいます。
前回の記事で大まかな種類分けについては扱ったので、まずはそちらから目を通していただくとわかりやすいかと思います。
横断歩道標識
横断歩道の標識は基本的にはヨーロッパで使えます。
注目すべき点は縞の本数とピクトグラムです。
慣れればピクトグラムだけで判断できるのですが、最初のうちは縞の本数による分類も頭に入れつつ、似ている国を見分けるポイント、デザインを共有している国どうしの体系化を重視して覚えていきましょう。
<まとめ>
実線
・ポーランド
破線
・オーストリア
・ベルギー
・ギリシャ
・旧ユーゴ各国
8本
・スペイン
7本
・スイス
4本
・アイスランド
・ノルウェー
・スウェーデン
・ブルガリア
3本
・ロシア
・ウクライナ
・リトアニア
・エストニア
5本
・それ以外
ヨーロッパ以外でも使える国があります。
子供注意
この標識は共通のデザインが多かったり、国内でも複数のデザインが併存していることが珍しくないため活用しようとすると案外難しいです。
その中でもよく使えそうなものをいくつか紹介します。
なお、横断歩道のピクトグラムが流用されているケースも多いため、そういった意味でもピクトグラムに注目して覚えるのが強いです。
一方通行
ロシアとその標識体系を使っている国々は、一通に限らず矢印が外側の枠と一体化しているのが大きな特徴です。
アメリカはONE WAYの文字入り、カナダは矢印のみのものが多いですが、例外も多くあるので断定はできません。
エクアドルには双方向通行を示すDOBLE VIAの標識もあります。
ステッカーで見えないですがTRANSITOと書いてあります。
なぜか高確率でモザイク処理されています。
BUMPサイン
道路に凸があることを知らせる警戒標識のことです。
赤色(すなわち「この先凸あり」)のものはヨーロッパで広く使われている一方、青色(すなわち「ここに凸あり」)のものは限られた国でしか使われていません。これがある程度絞り込みに使えます。
青色のBUMPサインを使っている主な国は以下の通りです。
・フランス
・ベルギー
・チェコ
・スロバキア
・セルビア
・ロシア
・リトアニア
・ギリシャ
デザインでもある程度見分けがつきます。
市街地入口
市街地の始まりと終わりを示す標識は、地名を得る手がかりになるだけでなくその形式そのものが国を特定するヒントになります。
フランス、スペイン共に裏の標識は枠線が黒なので注意が必要です。
東欧(スラヴ語圏)で黄色は旧ユーゴでほぼ確定です。
道路番号
道路番号を示したり何キロ地点かを示す標識の類です。
キロポスト単体のものもここで紹介します。
Mで始まる道路番号が併記されている場合もあります。
この方式は旧ユーゴ諸国にある程度共通して見られますが、デザインには微妙な違いや、国内でも揺れが見られます。
ルーマニアは赤色または青色のマイルストーンが特徴的です。
リトアニアは2枚の表示板が道路に対して斜めにつけられています。
ラトビアは一枚の表示板が道路に対して並行につけられています。
ラトビア語固有の長音記号(āīē)のイメージで覚えましょう。
エストニアは裏表合わせの表示板が道路に対して垂直につけられています。
ロシアは一枚の表示板が横に飛び出すようにつけられています。
ウクライナはエストニアと同じようなつき方です。
色は様々で、赤っぽかったり紫だったりします。
ブータンのマイルストーンは必ず黄色です。
案内標識
日本で言う「青看板」のことで、知らない地名であったとしても、その形式から国の特定にも使えます。
チェコとスロバキアでは、デザインが若干異なります。
スカンディナヴィアでもデザインに差異があります。
言語の差と合わせて覚えておくとよいでしょう。
デンマークのこれはとても分かりやすいです。
フランス語圏でも簡単に見分けがつきます。
フランスは道路番号がついていて分かりやすいので、ベルギーのものを見たときにも判断できるようになっておくといいでしょう。
イタリアはベルギーと同じ形状です。フォントが違う(両国ともフォントが特徴的)ほか、そもそも言語が異なるのでそこから判断できます。
この二か国は緑色の案内標識が多いです。
いずれも言語が特徴的なので迷うことはあまりないです。
黄色はやはり旧ユーゴスラヴィアで共通です。
市街地入口のものと同じ色なので一緒に覚えましょう。
大雑把に使えそうな標識を網羅してきましたが、やはりというか、一度に覚えようとするのは無茶です。
他にも標識の国ごとの差異は多くあるので(ただし東欧などはデザインが国内で統一されていないケースが多いので注意!)、実際にプレイする過程で果敢に覚えていきましょう。
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