【Geoguessr】電柱総集編
電柱にも国ごとに特徴があります。
電線の付き方がヒントになる場合も多いです。
ヨーロッパ
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ポルトガルの電柱はとても分かりやすく、ブラジルと同じ三段程度の凹み梯子になっているものやコの字形で大きめの穴がいくつか開いているものがいずれもヨーロッパではポルトガルのみで使われています。
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これに対して、梯子の段数が多い凹み梯子電柱はスペイン、フランスなどでよく使われています。形状に大差はないためほかの情報を使って絞り込む必要があります。ポルトガルでは比較的稀です。ごくまれにトルコやルクセンブルクでも確認されています。
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フランスとベルギーには特徴的な電柱が多くあります。
穴開きの梯子電柱はデザインにはいくつかパターンがありますがどれも西欧においてはベルギーかフランスで使われています。
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梯子電柱はハンガリー、ルーマニア、ポーランドでも使われています。
あまり見わけはつかないので、基本的には一緒に覚えた方が賢明です。
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ルーマニアの梯子電柱はしばしば根元が白く塗られています。
この電柱はほぼルーマニアに確定できます。
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ポーランドの梯子電柱は一般的に根元が塞がっています。
ハンガリーやルーマニアではあまり見られない特徴ですが、ベルギーやフランスでは同様のものがあります。
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トルコには鉄製で非常に細い梯子電柱があります。
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チリやニュージーランドと同じ中央部分が縦に長く陥没した凹み電柱は特にベルギーで見ることの多い電柱です。
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フランスの木製電柱にはしばしば青いテープが貼られています。
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真四角で小さな穴がぽつぽつと開いたもの(後述するタイの電柱と意匠は共通ですがぱっと見の印象はだいぶ違います)も、ベルギーやフランスに特徴的な電柱です。ベルギーではかなりよく見られます。
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真四角の電柱は旧ソ連の国々でも非常によく使われています。
すなわち、ロシア、ウクライナ、リトアニア、ラトビア、エストニアに加えてセルビアでもこのタイプの電柱を見ることがあります。
ベルギーの電柱のような小さな穴はあったりなかったりします。
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八角形の電柱はヨーロッパではウクライナで特によく見られますが、ロシアにも稀に見られます。他の地域については後述です。
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イタリアにはコンクリートでできた円柱の電柱が非常に多くあります。
クロアチアやトルコなどの東欧では一般的で、これだけで判断できるものではないですが、傾向として覚えておくと嬉しいこともあるでしょう。
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これも傾向として参考にできる程度ですが、ギリシャには木製電柱が比較的多く、特徴的な赤っぽい木が使われているものが多くあります。
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オランダは無電柱化率が高く、国内にほとんど電柱はありません。
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バルト三国の中で、この「出」字の電線はリトアニアに多いです。
以降はあくまでバルト三国の中での話であり、東欧を中心に他国でも同じ電線が用いられていることがあるので気を付けましょう。
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バルト三国の中で、この左右段違いの電線はラトビアに多いです。
似たような形状はクロアチアやブルガリアなどでも見られます。
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バルト三国の中で、この山型の電線はエストニアに多いです。
エストニアやロシアは電線の付き方がまちまちなので過信しすぎず、景色からもある程度特定できた方がよさそうです。
ラテンアメリカ
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ラテンアメリカで八角形の電柱はメキシコが大半ですが、コロンビアでもたまに使われているので注意が必要です。
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コロンビアの電柱には黒と朱色の彩色がされていることがあります。
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ラテンアメリカでスペインと同じような梯子型の電柱があるのはエクアドルです。ベルギーなどと同様に穴開きのパターンもあるようです。
記事では特に枠を設けていないセネガルやマダガスカルといった旧フランス領のアフリカ諸国でも同様の電柱が見られます。
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凹み梯子でもポルトガルと同じで凹みが下半分に3~4つしかないタイプの電柱はラテンアメリカではブラジルに固有のものです。
ただし、エクアドルにこれによく似たものがたまに存在しているので、根元が太くなっておらず、全体が非常に細長いもののときは念のため疑った方が安全と思われます。
また、ナイジェリアも例外的にこの電柱を採用しています。
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チリの電柱は類型が多いですが、中心線に沿って縦長に陥没した凹み電柱が特徴的で、途中に一つだけ凸部分があるデザインも多く見られます。
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ウルグアイとドミニカ共和国には真四角の電柱があります。
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アルゼンチンの高圧電線はとても特徴的で、電柱がA字に複数本束ねられているので、このように遠くから見ても分かりやすいです。
ただし方式としては固有のものではなく、ごくまれですがアルバニアなど他国でもこれと似た電柱の目撃情報があります。
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この特徴的な形状の電線もアルゼンチンに特有のものです。
複数個ついているものや、これの半身が左右交互に縦並びしているものもありますが、この形と材質で覚えておけば分かると思います。
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対してウルグアイでは山の字に電線がついているのが典型的です。
これ自体は広く用いられている方式ですが、南米南部の平原で迷ったときは判別に用いることができます。
アジア・オセアニア
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カンボジアではアジアのカバレッジで唯一このフランスやスペインと同じような凹み梯子電柱が使われています。
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タイとラオスの電柱は真四角で小さな穴が開いているのが特徴です。
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スリランカの電柱は真四角で表面がつるぺたです。
先端部のみタイ同様の小さな穴が開いていることもあるようです。
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スリランカには下半分が穴あきになっているA字型の電柱もあります。
オーストラリアの北部準州のものとよく似ています。
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フィリピンにはメキシコと同じような八角形の電柱がありますが、大半は木製かコンクリート製の丸いものです。
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マレーシアの電柱にはよく黒いステッカーがついています。
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ニュージーランドではチリに似た凹み電柱が使われています。
白い板のような何かが巻き付けられているのも特徴です。
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オーストラリアは電柱で州まで特定できることがあります。
濃い茶色で下部に穴が開いた特徴的なものは北部準州の電柱です。
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南オーストラリア州の電柱は扁平で両側にえんじ色の縞が入っています。
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ヴィクトリア州の電柱にはよく白と青のステッカーが貼ってあります。
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タスマニア州の電柱はニュージーランドの電柱に巻かれているような金属質の何か(ポッサム類が登れないようにするためのガードらしい)が巻かれていることがありますが、これはタスマニアに固有のものではなく、他州でも見ることがあるので確かなことはいえません。
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西オーストラリア州の電柱は下部がより濃い緑に塗られていることが多いですが、これも固有のものではないうえ頻度としてもそこまで高いわけではないためかなり不確かです。参考までに。
また、クイーンズランド州とNSW州の電柱には、筆者が見た限りで特定できるような特徴はありませんでした。電線の付き方で見分けられるようですが筆者にはよくわかりません。調べてみて下さい。
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