clusterワールド制作記録【倉須田市猫魚川ジャンクヤード】
どうも、カティアです。今年に入ってからNo Man’s Skyに時間をもりもり溶かされています、作業に支障が出ないようにしないと。
というわけで新ワールドです。このところ乗り物ワールドを色々作ってきましたが、今回は手持ちアイテム重視のワールドです。
■どこまでも拡張する世界へ
カタリナ・プロジェクトが始まるはるか昔。近い将来実現する可能性があるコンテンツとしてカタリナ・プロジェクト制作陣が想定したものの一つに、「ユーザーがエリアを投稿、拡張できるMMO」がありました。
ただ冷静に考えるとステージ、エネミー、アイテムを自由に投稿出来たらあらゆる場所に最強の武器が乱立するのは明らかで、大半のMMOでは拠点カスタムやダンジョンクリエイト辺りが現実的。それ以上求めるなら、今ならTRPGやPBWの方が向いてるかもしれません。
そんなことを考えながら当時想像していたステージが水路街で、ボスが巨大ナマズでした。
■最高に治安の悪い場所を探せ
風呂敷を広げ過ぎた電脳都市カクルの要素を整理する中で、次回送りとなった路地裏要素。雨降る路地裏でコンクリート壁を前に、トレイルペンで落書きできるような場所。
ここから地下水路、倉庫、廃駅とモチーフを転々としてジャンクヤードに到達しました。汚れた川から廃棄物を引き上げて回る艀です。いつしか雨は止み、その代わり不穏な緑色の光があちこちに…。
今回はいわゆる「治安の悪い」場所。烏賊忍者屋敷の時に定義した「武器がある以上自分に飛んでくるかもしれない場所」です。
■虚空に描く
今回の主役、トレイルペン。
作り付けのキーアイテムは時に、ワールド設計の中心にもなりえます。手元を細かく操作するアイテムはどうしてもVR以外では難しいので、今回はVRありきと割り切りました。
落書き動画なども作れるかも、という目論見です。気が付くとゲーミング色ペンばかり使っている気も…。
■VR射撃場で遊ぶ
今回はVRで遊ぶことを想定して、他に銃アイテムをいくつか配置しました。
自動小銃とリボルバーは使うことでヌカ緑色の弾が出ます。着弾地点にも緑色の跡が3分間残るので、頑張れば弾痕芸ができるかもしれません。また、的に当てると煙のエフェクトが出ます。
グレポンとロケランは3秒のクールタイムでそれぞれ手りゅう弾とロケット弾を打ち出すことができ、どちらも当たると爆発します。ステージのどこかには火炎手りゅう弾があり、投げて爆発させることができますがこれもVR向きです。
これ以外にステージの何か所かに鉄パイプと、金属棒が刺さったコンクリートの塊があります。何かできるわけではないですが振り回して遊べます。このコンクリートハンマーが最初の"最強の武器"のメタファーだなんて。
■場所を設計する
色々迷走しましたが、最終的にそれらしくなった気がします。次はどんなワールドを作りましょうか。かつての夢の、ささやかな顕現を手に。
■BGM
雑多にモノが転がる場所に、武骨で機械感のある音楽。