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clusterワールド制作記録【電脳都市カクル】

車でいるのって楽しい!でも新しいフレームにワクワクするよ。ボク、また犬にならないとダメ?

ーIon Lands「Cloudpunk」

どうも、カティアです。昨年の多脚歩行マシンワールドに続き、飛行マシンのワールドです。


◆空を飛ぶということ

制作中の都市をヘリで飛ぶ

テンプレートワールド「乗り物」で提供されている乗り物のうち、ヘリは空を飛ぶことが可能で、簡単な操作で空中散歩が楽しめます。

ヘリコプターは物理制御ですが重力で落下しない設定で、x,z軸をconstraintで固定しているので転覆することなく空を飛ぶことが出来ます。
この設定を採用しない場合かなり不安定な乗り物になることが予想されますが、飛行機などダイナミックな飛び方がしたい場合は有効でしょう。
今回は都市上空を時に低空飛行してほしいので、ヘリの設定をベースに進めることになります。

◆飛行ビークルのジレンマ

ベクティ号。ホバーバイクをイメージ。

空飛ぶ乗り物とは当たり前ですが接地していないわけで、空中で留まっているものを飛行しているように見せるのはなかなか大変です。
UFOやホバーバイクのようなSFじみた乗り物は魅力的ですが、実際問題ヘリコプターやロケット噴射のような仕掛けが付いている方が見た目も派手で浮いている演出も出来るというジレンマがあります。

追加で投入したヒヨク号。上下移動が早く旋回がすごく苦手。

上下に浮遊するのは常套手段でテンプレートのヘリにもありますが、乗っている間はカメラも追従するので感じにくいのが難点です。撮影モードにすると思いのほか揺れていたことに気づくかも(ヒヨク号は40cmも上下する)。

タペヤラ号。車らしさを求めた紆余曲折の果てにデロリアンみたいに…。

ベクティ号とタペヤラ号は移動に合わせて車体が傾く(アイテムそのものはxz固定、モデルだけがアニメーションで傾く)仕様ですが、姿勢がうまく戻らないので改良の余地があります。また、これを解決してもWASD操作では入力が0か1の二択のため、動くたびにガタガタ揺れてしまう難点があります。
結局写真撮影時の絵面を優先しましたが、もう少しいい方法がないか探してみます。

そうそう、回転翼機を作る際はローターの位置に気を付けたほうがいいかも、あまり低いと大きめのアバターで乗った場合ブレードが顔に当たってしまうかもしれないので…。

◆市街地の作り方

乗り物ワールド共通の悩みは、乗り物を動かすのに広大な舞台が必要なこと。今回は約200m四方の敷地に建物を並べました。

今回の建物はquaternius氏のCC0アセット、Ultimate Buildings Packを使わせていただいています。統一感のある建物を大量に用意するのは難しいので、建物系の大入りアセットがあると便利です。

空を飛ぶ理由付けを兼ねて、空中にはくぐると音が鳴るリングと体当たりで割れる風船を設置しました。もう少しギミックを加えてもよかったのですが、そこまで行くとゲームワールドの範疇に入って労力が指数関数的に増えそうだったので打ち止め。

◆空へ

思いのほか厄介な飛行乗り物。どうしてもゲームの飛行機やヘリのような挙動はなかなか難しく、リアル志向で出来が良くなるほど酔いやすくなり操作性が悪くなるジレンマを抱えています。

それでも快適な空の旅を目指して、もう少し頑張ってみたいと思います。

◆BGM

トロピカルハウス風の音楽をBPMを上げたもの。

◆2023/10/22更新:やはりシンプルが一番

結局車体の姿勢が動く演出は労力が大きい割に、効果が薄かったのでオミットしました。そして空中乗り捨て対策に乗り物が一定時間後に元の位置に戻るようにしました。