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「いや、全く関係ないです」。主将の長谷川勝紀(近江)、エースの荒川翔太(智辯学園)、レフトの國領浩哉(中京学院大中京)、センターの鈴村亜久里(日本航空)。今季のオセアン滋賀ブラックスには、中学軟式チーム・滋賀ユナイテッドJBoy's(当時)の同期メンバーがそれぞれの高校野球生活を経て一気に再結集した。
「このチームには長谷川がいますから」。小森コーチのヒトコト以外、これといった取材メモが出てこない。強豪・近江の副主将、投手から捕手へ転向、家族も近江OB…断片的な情報こそあれ、そこから人となりが見えない。私にとって、高校時代の長谷川勝紀はそれぐらいの存在だった。
近江高校からもう1人・山田竜明。甲子園でもHRを打ったスラッガーで大津市出身。本当に素直な選手で、こちらは福井国体取材の時から『滋賀ユナイテッドにいきたい』と言っていた。
滋賀ユナイテッドに加入した金城登耶。栗東市出身の高校3年生。近江高校でエースナンバーをつけ、チームを甲子園ベスト8に導いた。
夏の高校野球滋賀大会16日目。近江高校が2年ぶり優勝。センバツに続き甲子園出場決定。終わってみれば本当に強かった。
6割の学校が既に敗れたものの、まだ登場してない学校があるという現実。あすでベスト16が決まる。やはり早い。