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ガチなのか、ネタなのか——櫻坂46『愛し合いなさい』

ネタならば……そのクオリティは高すぎる

MVを観て。レキシの『KATOKU』を思い出した。

これはJourneyの『Separate Ways』のパクリというかオマージュなのだが、『愛し合いなさい』も、もしかして何かしらのネタ元があるパロディなのでは……と思えてきた。このうら寂れた海辺の倉庫の風情もレキシみたい。後半に述べるような批判を「いや、昔はこんなこと言われてましたね、というネタなんで」とかわすつもりなのだろうか。

ネタだとすると、MVはなんかすごいクオリティ高いのだ。舞台背景も照明も、各メンバーのスタイリングもよくてコマ送りで一人ひとりをしっかり追いたくなる。昭和テイストの楽曲も石森と相性がよすぎて、作曲ふくめて石森センターをプロデュースしたかのよう。“いとみい”という予期せぬシンメも天才的……と、いいところはいっぱいあるのだ。それだけに何だか……なのである。

ガチならば……「レボリューション」という言葉が流行った時代

最初に音源だけ聴いての所感は、かなりネガティブだ。

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