知の無知

無知を自覚している状態を無知の知だとするなら、知を自覚していない状態を知の無知と呼べるのではないか。

例えば、部下の能力が足りないとき。Twitterなどで理解できない愚かな行動を目にしたとき。社会全体に対して特定の分野のリテラシーが低いとかんじるとき。

他人が何かをできないことに対して憤りを感じるのは、知の無知で説明できる。自分が特定の領域において知識や能力を持って居る限られた人種であることに無自覚で、万人にそれを求めてしまうと不幸になる。そんなときは、自分はその領域において恵まれた立場にあり、万人がそうではないということを認識してみてはどうだろうか。

そして、他人が愚かであることを嘆くのではなく人間の興味や知性が無限ではない前提でどうすればうまくいくかを考えると良いのではないだろうか。

知の知と無知の知と知の無知と無知の無知がありますね!

おわり!

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