見出し画像

猫紹介①アッシュ

東京の下町、人形町の保護猫カフェたまゆらです。

当店は里親募集型の保護猫カフェで、オープンから2年半で43頭が新しい家族のもとに卒業していきました。
もともとゆっくりペースなたまゆらですが、それに加えて自粛要請を受けて現在休業中…。これではますます猫さんたちが縁遠くなってしまう。

そこで今回、noteという形で猫紹介をさせていただくことにしました。
たまゆらニャンズに良いご縁がありますように。

猫さんたちはたまゆらへの入居順にご紹介いたします。
トップバッターはアッシュです。

画像1

アッシュ

☆キジトラ 男の子 推定7~8歳
☆お店に来た日 2019年1月5日

アッシュは伊豆諸島、御蔵島出身の元ノネコです。
御蔵島のノネコ問題については、こちらをご覧ください。
御蔵島のオオミズナギドリを守りたい

私の人生で初めてのノネコという存在。
普通の猫となんら変わりはありませんよ、という話は聞いていましたが、そうは言ってもふとした拍子に野生の本能が出たりするのではないか、今まで接してきた猫さんと同じように考えていいのだろうか、という思いはありました。

その思いを一瞬でひっくり返してくれたのがアッシュです。

画像2

たまゆらに来てすぐの写真です。
成猫になってから人間という存在を知ったにも関わらず、撫でて構ってと賑やかなアッシュ。
今の悠然とした態度からは想像もつかないかもしれませんが、フロアデビューした初日にちょうど来店されていたお客様全員に挨拶に回って「営業部長が来た…!」と思ったものです。

一通り構ってもらったら満足したのか、それとも「この場所は自分から動かなくても人間が構いに来てくれる」と学習したのか、じきに自分からは甘えに来なくなり、そうして皆さまにおなじみのアッシュが誕生いたしました。

画像3

画像4

フロアデビュー直後の写真。全く物怖じしていません(^^;

人に対しても猫に対しても穏やかで寛容。悪く言えば大雑把(笑)
下に他の猫が寝ていても気にせず乗っかるし、往診の先生がいらした時は聴診器を当てられながら寝ていた大物です。(ワクチンだったのですが、さすがに針を刺そうとしたら起きました)

画像5

画像6

そんなアッシュですが、2019年12月に糖尿病を発症してしまいました。

画像8

しばらく入院で血糖値の管理をしてもらいましたが中々上手くいかず、身体にセンサーを付けて2時間おきに血糖値を測定し、インスリン量を決定しました。

現在は1日2回のインスリン注射で管理していますが、最近後ろ足に力が入らなくなって来ていて、残念ながらまだまだ注射は手放せそうにありません。
そして更に悪いことに、先日てんかんまで発症してしまいました。
こちらは幸い薬が効いて発作は起きなくなっていますが、将来的にどうなるかはまだ分かりません。(それはすべての猫さんに言えることだとは思いますが)
逆に譲渡後に発覚するより覚悟を持って迎えていただけるから良かったのかな、と思うこともあります。

病気の発症と同時に何故かちょっと性格が変わり、甘えん坊のお膝大好きになったアッシュ。お膝に乗せて欲しいと鳴いて呼びます。
爪切りと抱っこだけは大嫌いだったはずなのに!

画像7

たまゆらに初めて来たときから感じていましたが環境の変化にも強く、一時店長宅で預かった時も我が家の猫を全く気にすることなしに、もう何年も前からここで暮らしてますが?のような顔をしていました(笑)

画像9

画像10

病気のことがあるので、里親さんが見つかるのはとても難しいと思います。
でも甘えん坊で人が大好きなアッシュをお家の子にしてあげたい。

我こそは!という方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。
お待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?