初転校

小学6年の夏
兄と私の部屋が一緒
だったので少し
広い所に引越し決まる

一度やっぱり
やめとこうかとなるが
みんなに言った手前
絶対転校する！と
だだをこねていた私

今考えるとバカだったな
転校しなければ
人生全然違ってたのにと

その時の小学生の時は
嫌な奴もいなくて
みんな仲良かったし
睨んでくる女のグループも
いなかったのだ

転校してから
初めて見る私に
クラス中が興味があり
休み時間に
大量の質問攻め

あまりにも聞き取れず
うるさかったので
手をグーに✊して
両手で机を上から下に
バーーーン！！！
「うるさい！！！」

やってしまった
みんなびっくりして引いた

それから友達できなくて
他のクラスの女グループ
5つくらいの
グループだったかな

トイレに行くたびに
すれ違いざまに
睨んでくる様になる

同じクラスでは
睨まれないのに
なんでだ？と
思っていたが

理由はなんとなく分かった
多分、男の子に
ちょっかいだされて
むかついて
その男の腹の上に
馬乗りになり
帽子使って
何度も何度も
殴っていたり
追いかけ回して
いたからだろう

卒業する時に
実は私の事が好きだった
事を告白されたが
小学生の私には
男の気持ちは
わからなかったよ

今となっては
悪い事したなあと
思っている

それから中学は２回転校
引越しは１０回以上

なんか転々としてる
人生だなぁと思う

#創作大賞2024
#エッセイ部門