スプリンターズステークス2023のレース回顧・結果

スプリンターズステークス2023のレース回顧・結果


 風向きがおかしいな?ということで、今見ると北からの風が吹いていたので想定からは真逆ではあった。スタート後追い風なので正攻法の展開になったなというところ。

 ママコチャはその中で個人的にはもう一列後ろでも良いかな…と思って見ていたんだけど、早めに抜け出してラストでちょっとしんどかったな…という感じ。何とか踏ん張ってくれたけど、ちょっとひやひやして見てた。マッドクールは拾ってはいたが2着までくるか…という感じかな。

 個人的にはママコチャやマッドクールがこの展開でナムラクレアから一列前での勝負、というのが全てを物語っている気はする。今の1200路線は前傾基礎スピード型の一流馬が不在なんだろうなと。しばらくこの低調な感じは続いていくと思う。

 ちなみに、私事だけどスプリンターズSはこれで3年連続本命馬が勝ってくれたし、この辺はちょっとほっとしている。やっぱり秋GI戦線の最初なので、本命をきっちり当てられると気持ちが楽になるからね。

分析

中山芝外1200m良
1:08.0 33.3-34.7 H^2
11.7 - 10.4 - 11.2 - 11.2 - 11.2 - 12.3

 実は今回本命を当てたことよりも嬉しいと思っていることがあって、それは想定の真ん中がドンピシャだったこと。想定が33.3-34.7で1:08.0だったので、風が違ったので何ともだが馬場や各馬の走破時計なんかを見つつ、ある程度アナログ的な感覚ではあるんだけどこの想定を導けたのはちょっとうれしかった。

 と同時に、自分の中での想定通りということは、パフォーマンス的には低いんじゃないかなと思っている。正直トップクラスの基礎スピード型の馬がいたら、7秒台半ばぐらいは出ると思っていた。下り坂スタートでハイペースになるし、基本時計が出易いコースなのはたしかだからね。馬場が標準より重かろうと7秒台に入ることも多いレース。なので、終わってからもママコチャのあの競馬で勝ち切れたか、というのが本音としてはあるかな。

 パワー型の馬場で基礎スピード勝負になったし、ラップ的にも淀みのない展開になったと言っていい。割とシンプルな競馬になり切った。

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